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分教室の日々 2023

9期生 アビリンピック校内予選会(ビルクリーニングの部)

 令和6年6月に行われる『アビリンピック兵庫大会』に向け、校内予選会を行いました。『アビリンピック』とは、障害のある人が、日頃培った技能を互いに競い合うことにより、その職業能力の向上を図るとともに、企業や社会一般の人々に障害のある人に対する理解と認識を深め、その雇用の促進を図ることを目的として開催されている障がい者技能競技大会です。

 学年内で順位を出し金賞・銀賞・銅賞・敢闘賞・努力賞に該当する5名に賞状を渡しています。日々の練習からとても集中して取り組み、同じ授業に入っている3年生からのアドバイスは大変参考になったようです。予選会当日は、緊張した表情でしたが落ち着いて取り組めた生徒や失敗をして悔しい思いをした生徒もいましたが、一人ひとり練習の成果を十分に発揮できた校内選考になりました。

  引き続きWORK(ビルメンテナンス)の授業では、清掃作業の技術だけでなく社会に出て必要な力が身につけられるよう努めてほしいと思います。

9期生 5日間の現場実習を終えて

 1月から2月にかけて企業と事業所に協力をいただき1年生が現場実習を行いました。現場実習の振り返りでは、【現場実習で体験した作業】【現場実習で学んだこと】【今後学校生活で頑張りたいこと】などをPowerPointにまとめ、発表しました。「楽しかった」「自分に向いている作業、苦手な作業が分かった」「いい経験をさせてもらえた」と前向きな感想が多く聞かれました。

 企業・事業所の皆さま、お忙しい中現場実習を受け入れてくださりありがとうございました。今回の経験を活かして2年生、3年生でもさらに成長していけるよう、毎日取り組んでいきたいと思います。

マラソン大会を実施しました

 3年ぶりに武庫川河川敷にて開催された武庫荘総合高校マラソン大会に分教室生徒も参加しました。前日の雨の影響もあり、走路は良い状態ではありませんでしたが、12月後半から体力づくりや体育の授業で取り組んできた持久走の成果を一人一人が精一杯発揮してくれました。男子は約8km、女子は約5kmというコースで、スタート前にはとても不安そうな表情を見せていましたが、ゴールした時には、みんな達成感に満ちたとてもいい顔になっていました。「しんどくなっても歩かずに走り続けた!」と報告してくれました。

 

令和5年度尼崎市支え合いを育む人づくり支援事業報告会を開催しました

 出張喫茶TARO COFFEEの活動は、「尼崎市支え合いを育む人づくり支援事業」の助成金を活用して実施させていただいており、その日ごろの感謝の意をこめて、1月30日(火)に尼崎市営時友団地の集会所にて令和5年度尼崎市支え合いを育む人づくり支援事業報告会を開催しました。

 当日は尼崎市役所の方々だけでなく、時友団地にお住まいの方々もたくさんお越しいただき、大盛況の中で報告会を開催することができました。3年生の生徒にとっては最後の出張喫茶となりましたが、忙しい状況の中でも生徒たちが状況をみて臨機応変に対応する力に、この3年間での成長を感じることができました。地域の方々に育ててもらうこの取り組みを続けていき、皆様によりよい時間を還元できるよう、今後も分教室一同励んでいきたいと思います。

佐賀県の方がによる視察

 1月26日(金)に佐賀県教育委員会の方、佐賀県の特別支援学校の校長先生が分教室の視察に来られました。

 教育内容の説明や授業、施設の見学を通して分教室の教育活動に大変興味を持っていただきました。授業見学では、1学年の総合的な探究の時間を見学していただき、武庫荘総合高校の産業社会と人間の授業で学んだ感想を生徒に質問していただきました。質問をされた生徒は難しかったことや頑張ったことをじっくりと考えながら答えていました。武庫総の生徒300人を前に2分間スピーチをした生徒には、大変感心して褒めてくださいました。また、3学年の総合的な探究の時間の学年発表会も見学していただきました。発表の生徒は、緊張しながらも素晴らしい発表を披露し、大きな拍手をいただきました。

 佐賀県教育委員会の方、佐賀県立大和特別支援学校の校長先生、大変お忙しい中、また遠方よりお越しいただき、ありがとうございました。