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分教室の日々 2024

出張喫茶TARO COFFEEが 「ひょうごユニバーサル社会づくり賞」県議会議長賞を受賞しました

「ひょうごユニバーサル社会づくり賞」は、兵庫県内におけるユニバーサル社会をめざした先導的な実践活動を顕彰するものですが、この度分教室のTARO COFFEEが「ひょうごユニバーサル社会づくり賞」県議会議長賞を受賞しました。

当日の贈呈式では生徒代表として藤川紗希さんが表彰状を受け取りました。式は神戸市にある兵庫県公館にて行われ、その豪華絢爛さに驚きはしたものの、藤川さんは「あまり緊張はしていません」と頼もしい一言。その言葉通り、表彰時も堂々と前へ進み出て、笑顔で賞状を受け取っていました。

県議会議長賞を受賞 

   県議会議長賞を受賞       斎藤元彦兵庫県知事と

          

            兵庫県公館前で

今回の受賞に至ったのは、TARO COFFEEが営業を開始するまで、そしてそれ以来にわたってご尽力いただいた関係者の方々、それぞれ障害を持ちながらも協力し合ってお店を運営してきた卒業生を含めた生徒たち、そして日ごろお店に足を運んでくださり、あたたかいご意見をくださる地域の方々のおかげです。この場を借りて、分教室一同心より感謝申し上げます。今後もみなさまにお力添えいただきながら、ほっこりやさしくなれるTARO COFFEEを目指していきます。

栃木県教育委員会からの視察

7月14日に栃木県教育委員会からの視察がありました。令和5年3月に文部科学省からインクルーシブな学校運営モデルの創設が会議報告にて提示され、分教室の取り組みを視察し、「栃木県の特別支援教育の在り方」について検討されるとのことです。

分教室の紹介の中で、生徒たちが交流及び共同学習の取り組み内容や感想を発表しました。緊張しつつも映像を交えて一人一人自分らしく発表ができました。

授業見学では、3年生は「社会」、2年生は「外国語」、1年生は「国語」を見学してもらいました。

貴重な出会いができたことは分教室の生徒や教職員にとって大変いい機会になりました。いただいたご意見やご質問等をもとに、今後も教育活動の充実に努めていきたいと思います。

  

出張喫茶TARO COFFEE、1学期も大変お世話になりました!

今年度の出張喫茶TARO COFFEEは5月中旬より開始し、7月4日をもって1学期分は全回終了となりました。

毎度たくさんのお客様にご来店いただき、生徒にとって接客技術を存分に学べるよい機会となりました。ご来店くださった皆様、本当にありがとうございました。

 

 

 

 

七夕のシーズンということで、3年生生徒がとっても素敵なスリーブシール用のイラストを描いてくれました。これからもひとりでも多くのお客様に喜んでいただけますように☆

 

 

 

 

 

2学期(9月以降)の出張喫茶の予定は、決まり次第こちらのブログに掲載いたします。

今後も皆様のご来店を分教室一同心待ちにしております!

教育長・教育委員の方々が視察に来られました

阪神特別支援学校分教室と武庫荘総合高等学校の取り組みについて、移動教育委員会の視察がありました。両校の教育活動について、そして交流及び共同学習の実践内容について説明を行いました。その後の授業見学では、3年生が黙々と木片をヤスリがけして立体パズルの制作に取り組んでいるところや、1年生の「ものづくり」でミシンやロックミシンの練習しているところを見てもらいました。生徒たちは操作について質問を受け、丁寧に答えていました。

 

2年生は出張喫茶のため喫茶サービスの様子は見ていただけませんでしたが、授業見学の後に、タロウコーヒー(アイスコーヒー)を飲んでいただきました。 

最後に、ご意見やご質問をいただきました。これからも分教室の教育活動を充実させていきます。

令和5年度 宿泊学習

雨が心配されていた6月の半ばでしたが、9期生が宿泊学習に行ってきました。

集合は神戸三宮に自力にて現地集合でした。

 

前日から不安な表情の生徒たちでしたが、全員遅刻することなく集合することができました。

 

まず初めに訪問したのは、「人と防災未来センター」です。

生徒たちが住む阪神間で起きた大きな災害を知るとともに、今後起きるであろうと予測される南海トラフ大地震が発生した時、自分たちは何をしなければならないのか、何ができるのかを学びました。

 

展示もメモしながら、真剣に見学しています。

 

次は、人と防災未来センターの横にあるJICA関西を訪問し、JICAが取り組んでいる国際協力やSDGsの展示の見学、また昼食をとりました。

SDGsについての学びは、2学期以降の武庫荘総合高校との共同学習「産業社会と人間」の授業の事前学習も兼ねて見学をしました。

 

午後からは、しあわせの村にてユニバーサル体験学習を行いました。聴覚障害のある方とお話や支援をするときに注意する点を教えていただいたり、2人ずつペアに分かれて車いすの体験をしたりしました。

ホテルの部屋では振り返りを書いたり着替えをしたりした後は各自ゆっくり過ごしました。

ホテルのご飯はボリュームたっぷりで、みんなおいしくいただきました。

 

2日目は朝からラジオ体操、運動をしました。気持ち良い空気の中元気いっぱいに体を動かしました。

朝ごはんはみんなが楽しみにしていたバイキング。おいしそうなメニューばかりで、迷いながらおなか一杯食べることができました。

部屋をきれいに片づけ、お世話になったホテルをチェックアウトした後は、北野工房のまちにて革小物づくりを体験しました。

自分たちで革の色やパーツの種類を選び、オリジナルのコインケースを作りました。

 

最後は、神戸といえば!の中華料理を堪能し、生田神社を散策して解散となりました。

 

あっという間の2日間は雨に降られることもなく、無事にすべての行程を完了することができました。

この宿泊学習で学んだ防災の意識や協力の気持ちを、今後の学校生活で活かしてくれることを期待しています。

最後に、お世話になりました各施設の皆様には、生徒たちの活動を見守ってくださりありがとうございました。お礼申し上げます。

アビリンピック兵庫2023喫茶サービスに出場しました!

6月17日(土)、分教室3年生の2名の生徒が「第44回兵庫県障害者技能競技大会 アビリンピック兵庫2023」の喫茶サービスに出場しました。

当日は多くの観戦者および関係者が見守る中、本人たちは見事に普段通りの実力を発揮することができていました。

3年生の中村秦寿さんにおいては銅賞の受賞を果たし、表彰式でメダルを授与されました。

印象的なのは競技が終わった後の2人の晴れやかな笑顔!努力して培った力を発揮する経験は何にも代えがたいもの。この経験を糧にして、今後もさらに挑戦を続けていってほしいです。

県立武庫荘総合高校文化祭に参加しました!

6月8日(木)、6月9日(金)の2日間文化祭が開催されました。

展示発表やステージ発表、模擬店出店があり、2日間の文化祭を存分に楽しみました。

分教室は2日目の模擬店に喫茶「TARO COFFEE」を出店し、生徒一人ひとりが接客やカウンター、会計業務をがんばりました。

食品加工の授業で作ったマフィンの販売、生徒会役員を中心に制作した分教室紹介の展示発表も行い、大盛況で終えることができました。

お越しいただいた皆様、様々な面でご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。

WORK喫茶サービス TARO COFFEE 2年生デビューしました!

6月1日(木)、今年度の2年生が初めての出張喫茶TARO COFFEEを開催しました。

1年時には接客技術を学んできた2年生も、いよいよその技能を実践の場で発揮することができました。

最初に来られたのは5名のお客様。1卓4人かけのテーブルでも、椅子を用意したり、お菓子や飲み物を協力して運んだりすることができていました。会計後のお見送りの際も、大きな声で「ありがとうございました」を伝えることができていました。

はじめは緊張した面持ちの2年生も、一人ひとりが一生懸命その日の役割をこなし、終わった後のイキイキした姿はとても印象的でした。

 

WORK喫茶サービスTARO COFFEE 今年度も営業開始いたしました

5月23日(火)に、WORK喫茶サービスTARO COFFEEが今年度初となる営業を開始いたしました。当日は非常に多くのお客様にお越しいただき、お店はあっという間に満席に。しばらくお待ちいただいたお客様もおられる中、久しぶりの営業ということもあって戸惑いが見られた生徒もいましたが、最後まで協力して接客等各自の仕事を行い、お客様に喜んでいただくことができました。

3年生の描いたイラストやコーヒーカップのシールデザインも、季節感あふれたものとなっております。ご来店の際はそれらもお楽しみいただければと思います。

 

東京都教育庁からの視察

5月9日、分教室の取組について、東京都教育庁から視察がありました。背景には、文部科学省が3月にとりまとめた報告において、「特別支援学校と小中高等学校のいずれかを一体的に運営する、インクルーシブな学校運営モデル」がされたことがあります。分教室は、高等学校と一体的に運営しているものではありませんが、これからの特別支援教育や特別支援学校のあり方の一つとして、東京都でも検討されると聞いております。

授業見学の際には、生徒たちが緊張しつつも、授業の内容などを説明したり、接客やものづくりの一端を披露したりしました。

このご縁を貴重な機会ととらえ、いただいたご意見やご質問をもとに、今後の教育の充実に努めてまいりたいと思います。