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研修の様子

10月16日(木)ⅢC1316(高)農業科・水産科教育講座B

  

講   義:地域資源を活用した教育実践と地域の振興
       神戸学院大学 講師 菊川 裕幸                    

演習・協議:地域資源の活用に関する学習展開


〇講義では、地域資源の活用をテーマに、受講者の所属校での取組や課題を踏まえつつ、地域資源の発見と活用の視点や、ネットワークづくりの大切さ、これからの地域資源教育を生かした教育の在り方等について御教示いただきました。

〇演習・協議では、学習指導要領の内容を踏まえ、スクールミッションやスクールポリシーを確認しながら、授業等での取組を見直し、グループ内で協議し、全体発表を行いました。

〇研修を通じて、スクールミッションやスクールポリシー、さらに地域に求められる役割を正しく理解しておくことの大切さについて考えを深める機会となりました。

10月10日(金) ⅢG1206 行動上の問題への対応講座 -応用行動分析学に基づいた指導・支援-

 

【研修の概要】

講  義   行動面、対人関係への指導・支援

        ・記録に基づく分析(ABC分析)と行動の理由の推定(機能的アセスメント)

        ・推定した行動の理由に基づく指導・支援

         高知大学  講師 宮田 賢吾

演習・協議  応用行動分析を用いた行動上の問題への対応

         県立総合教育センター特別支援教育研修課 指導主事

 

【受講者の感想】

・応用行動分析学の、行動の機能を理解することの重要性を学び、事例をもとに行動記録をつける演習を行ったことで、記録の取り方や分析の視点を実践的に身に付けることができ、今後の支援に生かせると感じました。

・子どもたちの問題行動には、環境も関係していることを知り、様々な視点から子どもたちをみていかないといけないと改めて感じました。

・とてもわかりやすい講義で、子どもの問題行動を減らすよりも適切な行動を高めていくという考え方がとても良いと思いました。

・日頃から悩んでいた行動上の問題に対して、学年団での話し合いで解決できなかった点も、他校の先生方と協議することで、別の切り口が発見できました。どのような時も、様々な方に相談し、自分自身でも記録を取ったり、機能に応じた支援を考えたりしながら、来週から実践していきたいと思います。

10月9日ⅢC1112(小中)図画工作科・美術科授業実践講座


 

 

 

 

 

 

【研修の概要】

 講 義  造形的な見方・考え方を働かせる授業づくり

       鳴門教育大学大学院 教授 山田 芳明

 発 表  対象や事象に働きかけ、児童生徒に自ら主題を生み出す授業実践

       兵庫教育大学附属小学校 教諭 古家 美和

       朝来市立梁瀬中学校   教諭 嶋田 豪

 演 習  造形的な見方・考え方を深める表現と鑑賞を関連付けた授業づくり

       (小)児童が自ら材料や場所に働きかける造形遊び

       (中)感じ取ったことや考えたこと等を基に表現する活動

 

【受講者の感想】

・「つくり つくりかえ つくる」というフレーズが印象的でした。今まで、私自身が考える「よい作品」を子どもたちに求めてしまっていたように思います。作品づくりの途中に、相互評価の時間を取ることを心がけ、子ども一人ひとりが、自分なりに「満足できる作品になった」と思える時間になるよう授業づくりに力を入れたいと思いました。

・授業の導入において、児童の「やってみたい」という意識や姿勢をどれだけ引き出せるかが大切だと改めて気付かされました。教員が望む作品を作らせるのではなく、子ども達が作りたいものを思いのまま表現させることができる活動時間が望ましいことも分かりました。子ども自身の感覚や能力を大切にし、それを引き出す声かけを実践したいです。

・絵画コンクールに向けての作品作りや、卒業制作に追われて、造形遊びに取り組む時間があまりないと考えていましたが、造形遊びで得られる力こそ、今子ども達に必要な力なのではないかと感じました。友達と協力したり、様々なことを試してみたり、工夫したり、達成感を味わったりすることができると考えました。

 

10月9日(木) ⅢG1209 特別支援教育の視点を取り入れた図画工作・美術指導講座 -豊かな創造活動を実現する授業づくり-

 

【研修の概要】

講  義  特別支援教育の視点を取り入れた図画工作・美術指導

       神戸芸術工科大学 特任教授  大槻 和浩

演  習  図画工作・美術ワークショップ

       神戸芸術工科大学 特任教授  大槻 和浩

協  議  特別支援教育の視点を取り入れた授業づくり

       -全ての子どもが参加できる図画工作・美術の授業づくり-

       神戸芸術工科大学 特任教授  大槻 和浩

       県立総合教育センター特別支援教育研修課 指導主事

 

【受講者の感想】

・「もっと楽しく、もっとのびのびしたらいいんだよ」「失敗したらやり直せばいい」「やっていったら作品になった、それもいい」という大槻先生の言葉が印象的で、気持ちが軽くなったように感じました。

・今まで、技法やクオリティ、完成度をどうしても気にしてしまっていたが、これからは、子どもたちの個性を奪わないように声かけを減らしたり、形にこだわりすぎないように心がけたいです。

・ワークショップでは、枠にはまった作品ではなく自分が感じたことをそのまま表現できることの楽しさを久しぶりに体感することができました。指示通りに作ることは作業であり表現ではないなと改めて感じました。

・たくさんのアイデアと材料から、様々な作品が生まれ、その自由な発想を認め合うことで、より豊かな感性が育まれることを学びました。自分の発想にはなかった創造力を、子どもたちから学ぶ姿勢で指導に取り組んでいきたいです。

 

              

 

10月3日(金)ⅢC1307(高)英語科教育講座

講  義 :外国語によるコミュニケーションを図る資質・能力の育成
       -統合的な言語活動を通して-
        関西大学 副学長 竹内 理                    

演習・協議:情報や考えなどを適切に表現するための統合的な言語活動の充実


〇講義では、テストから見る授業改善をキーワードに、これからの評価の方向性を踏まえながら、テストの妥当性や信頼性、「テストの持つメッセージ性」について御教示いただきました。

〇演習・協議では、統合的な言語活動を実現するために、指導のバリエーションを学んだ後、インプットの「質」を高める効果的な方法をテーマに模擬授業を行いました。

〇研修を通じて、アウトプットのためのインプット活動をより意識することができ、今後の授業実践について考えを深める機会となりました。

会議・研修 ⅢF1402  先端技術体験講座-3Dプリンタ・ドローン・VRゴーグル-

  

【研修の概要】

講   義  授業における先端技術の活用

演   習  先端技術の実機体験

       ・3Dプリンタ

       ・ドローン

       ・VRゴーグル

演習・協議  授業等における先端技術の活用

【受講者の感想】

  • 今回の研修ではじめて3Dプリンタ、ドローン、VRゴーグルを使用したが、まだまだ身近ではない先端技術を体験することができてよかった。今後様々な技術が学校現場に導入されると思うので、抵抗感なく自分の業務や授業に取り入れていきたいと思う。
  • 最先端技術と聞いただけでわくわくしました。中学校でも学びに取り入れることで、生徒への興味、関心を深めることができると感じた。これらの学びに取り入れることで、主体的に学習する力を伸ばし、更なる科学技術の発展につながると感じた。
  • これから、未来が進むにつれて、3Dプリンタ、ドローン、VRゴーグルが使われてくる社会のなかに子どもは生きていく。小学校段階では、それらがどのように使われるか、そのことによって未来はどのように進んでいくかといった基礎・基本を伝えたい。

 

情報教育研修課公式note|先端技術体験講座

10月2日(木)ⅢG1212 障害のある子どものための性教育講座 -障害特性や発達段階に応じた性教育-

              

【研修の概要】

講  義  障害のある子どものための性教育

       神戸親和大学 准教授 瀬戸山 悠

演  習  発達段階に応じた性教育の実際

       県立総合教育センター特別支援教育研修課 指導主事

 

【受講者の感想】

・瀬戸山先生のご講義を聴き、あの時の指導は適切だったなと安心したり、これからはこういう支援もやってみようなど自分の指導を振り返ったりすることができました。

・性教育は、単に性に関する知識を伝えるだけでなく、子どもたちが自分自身を守り、他者との関係を適切に築く教育であると感じました。

・国際セクシュアリティ教育ガイダンスや、性に関する問題行動を大きく3つに分類すること、ワークシートのある教材など、すぐに活用したい情報をたくさん知ることができとても勉強になりました。

・ロールプレイで教員役をさせていただき、ワークシートの活用のしやすさや自分自身の発問の改善点に気付きとてもよい機会をいただきました。

・性の問題行動に対する背景要因を把握し、相談しやすい環境をつくっていくことの大切さを理解することができました。

9月22日(月)ⅢC1103【(小)算数科授業実践講座】

【講義】算数科の授業づくりで大切にしたいこと

-一人ひとりの児童の数学的な見方・考え方を育む授業-

神戸大学大学院 教授 岡部 恭幸

 

【発表】系統性を踏まえたつまずきの解消をめざす授業づくり

    「変化と対応」領域の指導の工夫

姫路市立青山小学校 教諭 田中 渉

 

【演習】系統性を踏まえたつまずきの解消をめざす授業づくり

<受講者の感想>

・岡部先生のお話の中の、算数は、「自分にない考え方」を自分の中に入れていくということがとてもよく理解できました。子どもたちが、自分で考えたやり方とは別の考え方を取り入れるために、対話を使って他者との学び合いを通して、学級全体で難しい問題に取り組んでいくことで理解を深めていけるように授業をしていきたいと思いました。そのためには、まずは何よりも教材について正しく理解した上で教材研究を行い、ここで何を大事にして、何を習得させるのかを教員自身が押さえ、見通しを持って授業を組み立てていくことが重要だと改めて実感しました。

・岡部先生の講義を受けて、算数は「自分にない考えを自分の中に入れる時間だ」というところが心に残りました。また、算数がわかる子は、新しい問題でも「前と同じところ」が見えていて、苦手な子は「全て違う問題に見えている」というところが腑に落ちました。今後の授業で、いかに子どもたちに「今までと同じようにできる」と思わせられるような授業ができるかを考えていきたいと思います。また、田中先生の、「教えたらできるようになるはまちがい」「とりあえずやってみることが大切」という言葉も心に残りました。授業の中で、できるだけたくさん「やってみる」時間を作っていきたいと思います。

・身近な反比例を考えることで、私自身の反比例に対する理解が深まりました。生活の中で算数の学習を生かせてこそ、学ぶ喜びにつながると思いました。子どもたちが、学びを活用しながら、クラスみんなで課題を解決していく授業づくりをこれからも学んでいきたいです。

9月29日(月)(小)理科授業実践講座(中)理科授業実践講座

〔研修の概要〕

【講義】主体的に探究する学習活動の工夫-科学的に探究する力を育成する学習活動の充実と学習評価の在り方-

兵庫教育大学大学院 山本 智一 教授

【演習】 

(小)理科の見方・考え方を働かせ、問題を科学的に解決する授業づくり

  ・主体的に問題解決に取り組むための導入の工夫

  ・問題解決の過程を振り返るための手立て

(中)理科の見方・考え方を働かせ、科学的に探究する授業づくり

  ・主体的に探究するための導入の工夫

  ・探究の過程を振り返るための手立て

[受講者の感想]

・主体的に問題解決に取り組むためには、問いの設定が非常に重要であることを実感しました。日常の疑問を科学的な問題へと導いていく視点も、学びの深まりに欠かせないと感じました。また、アーギュメントの考え方は腑に落ちるもので、子ども達にも分かりやすく、納得しやすい形で提示できると感じました。理由付けする力は他教科にも応用可能で、学級経営にも積極的に取り入れていきたいです。

・生徒の疑問を引き出すような提示や発問ができるよう工夫したいと思いました。高等部の軽度知的障害の生徒の授業を担当しており、生徒は生活経験はあるので、日常で当たり前になっていることの理由や仕組みに興味が持てるように導入を工夫しようと思います。予想や仮説を立てるのが苦手な生徒も多いですが、何を比べるのか明確にしたり、選択肢を用意したりして、経験を積めるようにしたいです。

9月29日(月) ⅢC1303 (高)地理歴史科・公民科教育講座B

   

講  義 :社会的事象の地理的な見方・考え方を働かせる授業づくり
       ・「地理総合」の授業における地図やGISの効果的な活用
        奈良大学 教授  木村 圭司                    

演習・協議:「地理総合」における思考力、判断力、表現力等の育成


〇講義では、地理的な見方・考え方を身に付ける方法や、様々なWeb地図を用いた授業づくりについて御教示いただきました。

〇演習・協議では、GISを効果的に活用した授業プランを作成し、生徒の思考力、判断力、表現力等の育成につなげていく方法を考察しました。

〇授業におけるGISの効果的な活用方法の視点を得ることで、今後の授業実践について考えを深める機会となりました。