2025年8月の記事一覧
8月8日(金)ⅢG1213 発達障害のある子どもの就労支援講座
【研修の概要】
講 義 発達障害のある子どもの自立と社会参加に向けた指導・支援 ①」
・発達障害のある子どもの就労に関する現状と課題
国立特別支援教育総合研究所発達障害教育推進センター
主任研究員 榎本 容子
演習・協議 社会的・職業的自立に向けた学校段階での取組の充実に向けて
-就労に際して求められる能力と、自立活動の内容の接点から考える-
国立特別支援教育総合研究所発達障害教育推進センター
主任研究員 榎本 容子
【受講者の感想】
・卒業後の自立と社会参加を見据え、学校段階、小学部のうちから人間性や他者とのコミュニケーション力、基本的生活習慣など自立の基礎となる部分を育めるように支援していきたいと思いました。
・キャリアパスポートを活用して、苦手なことへの対応に関する学びや記録を蓄積することで、就労段階での合理的配慮の提供につながることがよくわかりました。
・本日大切だと教えていただいた「自己肯定感を育てること」や「自己理解をすること」を教育活動に取り入れ、実践していきたいです。
・就労について、小学生ではまだまだ先のことかと思っていましたが、小学校の段階でのことが将来につながることが分かり、日常生活に必要な最低限のことは自分でできるように指導していきたいです。
8月8日(金) ⅢC1310 (高)芸術科(美術)教育講座
講 義 :美術教育における文化芸術活動の充実
ー豊かな心や文化的な伝統を尊重する心の育成ー
奈良教育大学 准教授 池田 藍子
実践発表 :文化芸術活動を取り入れた授業実践
演習・協議:美術教育における文化芸術活動の充実をめざす授業づくり
〇午前は、古代における彩色技法と文化財の保存や記録を通して、日本の伝統文化をテーマとした授業づくりについて講義をいただきました。
〇午後の実践発表では、過去の勤務校での経験や取組を中心に発表いただきました。
〇演習・協議では、目の前にある題材を他のものになぞらえて表現することで、日本の様々な芸術様式で用いられている「見立て」の技法による視点を得ることができました。
8月8日(金) ⅢD1506 児童生徒への自殺予防教育講座
〔研修の概要〕
講義・演習:児童生徒の命を守るための予防教育
講義・演習:児童生徒の命を守るための危機介入
関西外国語大学 教授 新井 肇
講義:「兵庫版『自殺予防教育プログラム』」の活用
〔受講者の感想〕
- 改めて自分一人の力でどうにかしようとするのではなく、何かあれば小さなことでも周りの教員や保護者と連携することが大事だと思いました。何か起こってからではなく、起こる前に気付いて共有し、たくさんの目で見るようにできればと思います。そのためにも毎日生徒の様子をしっかり見ることと話しやすい環境づくりが大事だと思いました。
- 「させる生徒指導から支える生徒指導」という言葉は、最近生徒を見ていて心から感じることです。生徒の敏感さ、傷付きやすさ、SNSとの連動性、衝動性を甘く見ず、これからの生徒指導に当たっていきたいです。自分自身が正常バイアスに陥らないこと、生徒のサインは空振りでもいいから周りに共有し、決して見逃さないことを大切にしていきたいです。
- 今回の講座を通して、「誰もが悩みや孤独を感じることがある」という前提に立ち、周囲の小さな変化に気付く姿勢の大切さを改めて学びました。特に印象に残ったのは、「自殺予防の第1歩は気付きと絆」という言葉です。普段の何気ない表情や行動の変化に目を向け声をかけること、相談を受けた際には、すぐに解決策を提示するよりも、まずは相手の思いを受け止め、安心できる環境をつくることが重要だと学びました。今後は、日常の生徒との関わりの中で「話しやすい雰囲気」や「安心できる関係づくり」を意識し、小さなサインを見逃さないようにしていきたいと思います。
8月4日(月)ⅢC1319 (高)商業教育講座A
講 義:商業科目における授業デザイン
立命館大学 教授 荒木 寿友
講義等・実習:ビジネス情報分野における指導の充実に向けて
講義 ・ 演習:データを活用した実践的・体験的な学習活動に向けて
〇午前は、商業科目における授業デザインについて、御自身の研究も踏まえつつ、探究的な学びの視点から御講義いただきました。
〇午後は、ビジネス情報分野における指導の充実に向けて、実習を行いました。Pythonによるデータ分析実習では、複雑な処理を効率的に行う手法について理解を深めることができました。
〇データを活用した実践的・体験的な学習活動に向けて、兵庫県の就業者数と産業構成のデータを活用し、より実践的・体験的な学習活動について考察し、今後の授業の在り方につながりました。
8月5日(水)ⅢF1413 Office365実践講座~児童生徒の学びを深めるためのOffice365の活用~
[研修の概要]
講義・演習 Office365の各アプリケーションの効果的な使い方
発 表 児童生徒によるOffice365の授業での活用
演 習 単元を通した児童生徒の学びを深める活用
[受講者の感想]
- ICTを活用することであらゆる場面で時間短縮ができ、子どもたちがしっかりと考える時間、友だちと学ぶ時間をとることができるように感じました。それがさらに子どもの主体的な学びにつながっていくと思いました。便利な所を取り入れつつ、子どもたちの思考をつなげて深めていけるような環境づくりをしていきたい。
- 自分の授業の中で、どのようにいかしていきたいか、今日の講義を参考に考えていきたい。家庭科の授業の中で、生徒が主体的に学ぶことに重点をおいて授業を考えており、タブレットを効果的に使用しながら授業を進めていきたいと、常に考えていた。「深い学び」につなげるためには教師の声かけや発問が欠かせないこともよくわかったので、生徒が主体でかつ深く学べるには?を常に頭において、授業を考えていきたい。