2026年7月の記事一覧
7月29日(水) ⅢG1203 インクルーシブ教育システムの推進に向けた合理的配慮の提供
【研修の概要】
演習・協議 ICF(国際生活機能分類)に基づく指導・支援
県立総合教育センター 指導主事
講義・演習 インクルーシブ教育システムの推進
立命館大学 教授 村田 観弥
【受講者の感想】
・日本の教育システムをめぐる国際社会からの見方を踏まえてお話しいただいたことで、インクルーシブ教育、インクルーシブ教育システムについて深く考えることができました。
・「すべての児童生徒等にわかりやすいユニバーサルな授業」「合理的配慮の提供」「通級による指導」の3つ支援段階について理解することができた。
・インクルーシブ教育システムの理念や障害者権利条約を学び直すことで、これまで自分がしていたことや考えていたことを大きく変える必要があると感じました。
・インクルーシブ教育システムについて、多様な学びの場を用意しておくことが必要だと分かりました。すべての児童生徒等に分かりやすいユニバーサルな授業と合理的配慮の提供を正しく理解して子どもたちに関わっていきたいと思います。
7月24日(金)ⅢG1212発達障害のある子どもの進路指導
【研修の概要】
講 義 発達障害のある子どもの自立と社会参加に向けた指導・支援
・発達障害のある子どもの進学・就労に関する現状と課題
高松大学 教授 山口 明乙香
演習・協議 発達障害のある子ども社会的・職業的自立に向けた進路指導
県立総合教育センター特別支援教育課 指導主事
【受講者の感想】
・自分らしく生きていくために、自分を理解し、自己選択し、必要なときには助けを求める力をつけることが大切だと学びました。
・発達障害のある子どもの就労に関する実態を、ここまで詳しく知ることができたのは初めてでした。小学校で勤務しているとなかなか知ることができない情報ばかりでとても勉強になりました。
・兵庫県の就労支援に関する具体的なデータや事業者やグループホームのマップの資料を提示いただき、勤務先の児童生徒に説明しやすいのでとても勉強になりました。
・小中高特別支援学校の4つの校種の先生方が集まった場で、それぞれの学校側からの率直な意見が聞けたことは普段なかなかできないことで貴重な時間でした。
7月21日(火)ⅢG1207 特別支援教育の視点を取り入れた音楽の授業づくり
【研修の概要】
講 義 特別支援教育の視点を取り入れた音楽の授業づくり
・すべての子どもが参加できる音楽活動
音楽ワークショップ
演習・協議 特別支援教育の視点を取り入れた音楽の授業づくり
・すべての子どもが参加できる音楽の授業づくり
ヴァイオリニスト・社会教育士・生涯学習開発財団認定ワークショップデザ
イナー 南條 由起
【受講者の感想】
・この研修をいかして、間違えてもいいんだ、楽しく音楽を感じようという雰囲気をつくることを意識して授業を組み立てたいです。
・音楽の授業だけでなく、どの授業でも特別支援教育の視点が必要であり、発達段階に応じた授業、個に応じた支援をそれぞれの立場で考え、共有し、授業に臨むことを続けていきたいです。
・「音楽的な見方・考え方」を働かせることは、児童生徒が音や音楽を通して感じたり、特徴や関係性に気付いたりして、自分なりに考えながら表現する学びにつながることがわかりました。
・音楽の授業の導入についてたくさんご指導いただきました。どんな子も楽しそうだな、やってみたいなと思えるような実践ばかりだったので手拍子や音探し、音ピタゲームなど2学期の授業びらきで早速実践してみたいです。
7月22日(水)ⅢD1502 学級集団を意識したいじめ問題への理解と対応
〔講座の概要〕
講義・演習 心理学の視点を生かしたいじめを生まない集団づくり
・いじめ問題の現状への理解
・いじめ未然防止に生かせる教員の働きかけ
兵庫教育大学大学院 准教授 森本 哲介
講義・演習 いじめ未然防止に向けた児童生徒の資質・能力の育成
・集団づくりを意識した「いじめ未然防止プログラム」の活用
〔受講者の感想〕
- 森本先生の講義から、いじめに対する教員の姿勢が学級の子どもにも伝わるということを身に染みて感じるとともに、こちらの主観で「いじめがない」「いじめが解消された」と判断することがないように、アンテナを高く、本当に子どもたちが安心して過ごしているのかを見守っていきたいと感じた。
- いじめ未然防止プログラムがあることを初めて知り、実際に自分の学級で実践してみたいと感じた。それぞれの児童の特性や課題に応じたプログラムに取り組むことで、ソーシャルスキルを高めることにもつながると思った。
- 自校でもCoCoLo-34・Jのアンケートを定期的に活用し、授業を行うなど取り組みを行っているが、新しい視点や他の方の意見も聞けて勉強になった。少し気になる言動が増えてきた今こそ、未然防止の意識をもって取り組み、全生徒にとって安心・安全な環境を作っていきたいと思った。
7月9日(木)ⅢC1115 考える楽しさを創る道徳科の授業づくりー(小中)「特別の教科 道徳」授業実践講座-
【講義】考える楽しさを創る「特別の教科 道徳」の授業をめざして
ー対話的な学びを通して児童生徒が感銘を受けるとはー
兵庫教育大学 道徳教育研究開発センター 特任教授 谷田 増幸
【発表・協議】考える楽しさを創る「特別の教科 道徳」の授業実践
明石市立高丘東小学校 教諭 髙田 佳希
【演習】対話的な学びをめざす「特別の教科 道徳」の授業づくり
〈受講者の感想〉
・谷田先生のお話を聞いて、まだまだ教材研究が甘いと実感しました。教材から道徳的価値を見いだし、生徒自身の生活や価値観につなげる視点をもっと磨きたいです。人間がもつ悪性への罪悪感と、命を救う行為の高尚さという視点にまでは及んでいませんでした。さらに教材研究を深めるとともに、そこに至るための人生経験も積みたいと感じました。また、髙田先生の実践発表で紹介された、子どもの考えを深掘りする発問例は、今後の授業づくりに生かしたいです。午後からの演習では、「語りかける目」について命の尊さではなく、あえて別のテーマで授業づくりを行いました。難しいテーマでしたが、グループの先生方が行間を読んだり別の視点から意見を出したりしてくださったことで、教材への理解が深まりました。中心発問一つをとっても、言葉の選び方にそれぞれの考え方や感じ方が表れており、大変参考になりました。道徳はやはり教材研究が重要であり、教材を広く深く捉えて道徳的価値と結び付けられるかで授業の質は大きく変わると思います。問い返しの例を学べたことも大変有意義でした。今回の学びを基に、さらに教材研究と授業づくりに力を入れていきたいです。
・問い返しの大切さについて学ぶことができました。ただ子どもの答えに返すのではなく、そこにどのような意図を込めるかが大切だと感じました。また、主たる内容項目だけでなく、この教材から考えられる関連する内容項目についても教員側が理解しておく必要があると分かりました。畏敬の念のような抽象的な内容は、子どもの実態を踏まえると難しいとも感じました。一方で、教材を読み込むほどさまざまな視点や新たな疑問が生まれ、教材研究の楽しさも感じることができました。これまでは中心発問ありきで補助発問を考えていましたが、教材の設計案で整理することで、自分なりの解釈がしやすくなり、理解も深まるように感じたため、今後取り入れていきたいです。今日の研修で最も印象に残ったのは、一つの主題に絞るだけでなく、視点を広くもつことで教材の切り口がさまざまに見えてくるということでした。また、人と話をすることで新たな気付きや考えの深まりが生まれることを改めて実感しました。対話を通して考える楽しさに気付ける授業をつくっていきたいと思いました。