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9月3日(水)ⅢC1101【(小)国語科授業実践講座】

【講義】国語で正確に理解し適切に表現する資質・能力の育成に向けた「読むこと」の指導と評価

神戸女子大学 教授 吉川 芳則 

  

【発表】児童の学びを振り返り、学習や指導の改善に生かす工夫

丹波市立竹山小学校 主幹教諭 村上 智一

 

 【演習】「考えの形成」に向かう文学的な文章の授業づくり

 

 <受講者の感想>

・講義で「子どもたちが文章の中から引用をしないで発表をするのは、思いを答えるだけの道徳と同じである」というお話が心に残りました。教科書の中からどうしてそう思ったのかの根拠を引っ張り出して答えられる力を身に付けさせられているだろうか?と自分の授業を振り返り考えました。正直なところ、不足していたと反省をしました。言葉の力を付けさせたいと思って授業を計画しているつもりでしたが、できていないことがあるなあと気付きました。今日の講義で得たことをこれからの国語科の授業づくりに生かしていきたいと思います。

・吉川先生の「良質な発問が良質な読者を育てる」という言葉が心に残りました。児童の中には行動描写や様子を表した描写から心情を読み取ることが困難な児童がいます。そんな児童のためにも読みは丁寧に行わないといけないと感じました。村上先生の児童の考えたことや疑問に思ったことを次の授業の課題にしてみんなで共有していく方法がとても素敵だと感じました。

・これまでも根拠を明確にすることの大切さは理解していましたが、徹底させることができていなかったように思います。言葉にこだわり、イメージ化させることをもっと取り組んでいきたいと思いました。また、午後の演習では、大造じいさんが銃を下ろした理由を問う発問について、自分一人で考えていたら、そのまま発問していると思います。今回のように誰かに突っ込まれることで、発問を精選することができるのがよいと思いました。