10月9日ⅢC1112(小中)図画工作科・美術科授業実践講座
【研修の概要】
講 義 造形的な見方・考え方を働かせる授業づくり
鳴門教育大学大学院 教授 山田 芳明
発 表 対象や事象に働きかけ、児童生徒に自ら主題を生み出す授業実践
兵庫教育大学附属小学校 教諭 古家 美和
朝来市立梁瀬中学校 教諭 嶋田 豪
演 習 造形的な見方・考え方を深める表現と鑑賞を関連付けた授業づくり
(小)児童が自ら材料や場所に働きかける造形遊び
(中)感じ取ったことや考えたこと等を基に表現する活動
【受講者の感想】
・「つくり つくりかえ つくる」というフレーズが印象的でした。今まで、私自身が考える「よい作品」を子どもたちに求めてしまっていたように思います。作品づくりの途中に、相互評価の時間を取ることを心がけ、子ども一人ひとりが、自分なりに「満足できる作品になった」と思える時間になるよう授業づくりに力を入れたいと思いました。
・授業の導入において、児童の「やってみたい」という意識や姿勢をどれだけ引き出せるかが大切だと改めて気付かされました。教員が望む作品を作らせるのではなく、子ども達が作りたいものを思いのまま表現させることができる活動時間が望ましいことも分かりました。子ども自身の感覚や能力を大切にし、それを引き出す声かけを実践したいです。
・絵画コンクールに向けての作品作りや、卒業制作に追われて、造形遊びに取り組む時間があまりないと考えていましたが、造形遊びで得られる力こそ、今子ども達に必要な力なのではないかと感じました。友達と協力したり、様々なことを試してみたり、工夫したり、達成感を味わったりすることができると考えました。