探究活動

姫路海稜高校 地域科学探究科「HIMETAN」「SIRAⅠ」

5月30日(金)地域科学探究科「HIMETAN]「SIRAⅠ」

今回の活動では、各班が行ったフィールドワークの記録をクラス全体で共有し、集めたデータを「現状を理解するために活用できる情報」として整理する作業に取り組みました。

自分たちが立てた仮説を検証するには、どのデータを比較すればよいのか、またそのためにどのようにデータを整理・分類する必要があるかを学びながら、実際に分類作業を行いました。

「ゴミの種類」「ゴミの状態」「発見された位置」などを項目ごとに分類することで、データ同士を比較しやすくし、より深い分析につなげる準備が整ってきました。

次回は、整理したデータをExcelに入力し、仮説と照らし合わせながら分析を行っていきます。数字や傾向から見えてくる、地域のリアルな姿を一緒に探っていきます。

5月23日(金)地域科学探究科「HIMETAN」「SIRAⅠ」

今回はいよいよ初めてのフィールドワーク。ポイ捨ての現状を把握するため、各班が実際の現場に足を運び、データを集めました。

 

初めての校外活動ということもあり、安全面には十分に配慮しながら取り組みました。事前に立てた仮説が検証できるよう、どんな場所にどんなゴミがあるかを一つひとつ丁寧に記録していきました。

活動中には、地域の方と出会い、周辺のごみの状況や日頃感じていることなど、貴重な情報を提供していただく場面もありました。

現場で得たリアルな気づきや地域の声は、机上では得られない大切な学びとなりました。次回は、今回集めたデータをもとに分析を行い、地域課題の本質にさらに迫っていきます。

5月16日地域科学探究科「HIMETAN]「SIRAⅠ」

前回は「ポイ捨て」という地域課題に対して、現状を知るためのフィールドワークを行うことを確認しました。今回はその準備として、班編成や役割分担、記録内容の確認、そして仮説づくりに取り組みました。

 

フィールドワークでは、学校を中心に、公園付近・はりま勝原駅付近・商業説付近・河川沿いの4エリアに分かれて調査を行います。各班で、記録係・写真係などの役割を決め、効率よく調査できるように計画を立てました。さらに、「公園のベンチにはお菓子のごみが多いのでは?」「人目のつきにくい場所にゴミが捨てられやすいのではないか?」といった仮説を立て、現場で何をどう見ればよいのかを明確にしていきました。

次はいよいよフィールドワークです。仮説と現実の違いを体感しながら、地域のリアルに触れていきます。

5月9日(金)地域科学探究科「HIMETAN」「SIRAⅠ」

前回のオリエンテーションでは、「地域への想い」こそが探究の出発点になることを学びました。

 

今回はその学びを踏まえ、地域のどんな場所に、どんな感情が生まれるのかを”感情マップ”としてウェブ上で共有しました。ポジティブな感情が生まれるところは「地域の魅力」として、ネガティブな感情が生まれるところは「地域の課題」として捉えられることを確認し、たとえば、街の「ポイ捨て」について生徒に問うと、「悲しい」「嫌な気持ちになる」といったネガティブな感情が多く挙がりました。

そこで今回は、「ポイ捨て」を地域課題のひとつとして取り上げ、解決に向けた探究活動を進めていくことにしました。

「ポイ捨て」という地域ア課題の解決策を考えるには、まず現状や背景をよく知ることが大切です。「どんなゴミか?」「どこに多い?」といった問いを立て、その答えを探すために、今後『フィールドワーク』を行っていきます。地域のリアルに触れる第一歩が、いよいよ始まります。

 

次回は、「ポイ捨て」の現状を把握するためのフィールドワークに向けた準備を行います。

探究学習オリエンテーション

姫路海稜高校1回生普通科の生徒は「リサーチスキル」「総合的な探究の時間」を、地域科学探究科の生徒は「SIRAⅠ」「HIMETAN」をそれぞれ金曜5,6限取り組みます。

※1 「リサーチスキル」

 教科を超えて科学的に分析したり、自分の考えを表現したりしながら、探究のスキルを育むことを目的とした学校設定科目

※2 「SIRAⅠ」

 姫路の地域課題に科学的な視点で向き合い、情報を分析しながら主体的に探究する力を育てることを目的とした学校設定科目

 

4月18日(金)はその1回目の授業として、5限は探究学習に関するオリエンテーションを全体で、6限は普通科と地域科学探究科で分かれて活動しました。

地域科学探究科では、地域の魅力や課題を自分の視点でとらえ、それに対してどのように気持ちが動いたかを考える中で、その「想い」こそが探究の出発点となることを、活動を通して学びました。

普通科では、2分間スピーチに向けた準備を行いました。自己実現に向けて自分のするべきことを考えるため、LHRで書いた作文を活用し、マンダラチャートを作成しました。自分のことを考える、という作業は意外と難しく手が止まってしまう生徒もいましたが、それでも一つひとつ自分と向き合いながら、じっくりと取り組んでいました。

 

自分が社会の中でどう生きたいのかを考えながら、探究の時間を有意義なものしましょう。