生野高校訪問&生野銀山フィールドワークを実施しました
12月19日(金)、地域科学探究科の生徒40名が、兵庫県立生野高等学校を訪問し、同校の生徒による探究活動の発表会を見学しました。
生野高校では「ゆめいくプロジェクト」と題した探究活動が行われており、生徒が主体的に外部とつながりながら、地域に密着したテーマで探究に取り組んでいます。
今回の訪問では、その発表会を通して他校の探究の取り組みを学ぶとともに、自身の探究活動における課題設定や調査方法を見直すきっかけとすることを目的としました。
発表では、生野の特産品を活かしたケーキの製作や、オオサンショウウオの生息環境の保全、公共交通機関に関する提案など、多様なテーマが取り上げられていました。
生徒からは、「自分には思いつかないアイデアがあり、とても参考になった」「同じ高校生がこれだけ頑張っていると知り、今後の活動のモチベーションになった」「次は自分たちの発表を生野高校の皆さんに聞いてもらいたい」といった声が聞かれ、良い刺激を受けた様子でした。
また、生野高校訪問後には、生野銀山を訪れ、フィールドワークを実施しました。
「どうして女性の作業は限られていたのだろうか」「鉱山内で起爆装置を作動させた際、天井は崩れなかったのだろうか」「鉱山内の気温が年中一定なのはなぜだろうか」など、さまざまな疑問を持ちながら見学し、かつて生野の産業の中心であった生野銀山から、今後の探究活動につながるヒントを得ようと主体的に取り組んでいました。
今回の訪問で得た新たな気づきや疑問を手がかりに、今後の探究活動をさらに深めていきます。