学校の歴史

 大正14年に開校した姫路市立商業補習学校を前身とする。

 戦後の学制改革により、昭和24年4月1日姫路城近郊の仮校舎において、姫路市立桜門高等学校として第1学年200名の生徒(1期生)のみで開校する。

 昭和25年2月26日、現在地の姫路市大津区天満に完成した新築校舎に移転する。

 昭和25年4月1日、姫路市立南高等学校と校名変更する。

 昭和26年9月1日、県営移管により兵庫県立姫路南高等学校と校名変更する。

 令和4年7月14日、県教育委員会が県立姫路南高等学校、県立網干高等学校、県立家嶋高等学校の「発展的統合」を行うことを公表し、同年11月17日、新設校の校地が姫路南高等学校に決定した。

 令和7年1月1日、校名が県立姫路海稜高等学校と決定し、同年4月開校を迎え、現在に至る。

創立記念によせて

兵庫県立姫路海稜高等学校の創立について         

 

 本校は、令和7年4月1日、県立姫路南、県立網干、県立家島高校3校の発展的統合により開校し、このたび、初めての創立記念日を迎えました。創立の意義を改めて心に刻むとともに、これまで3校の礎を築かれた多くの先人のご苦労と、地域の皆様の温かいご支援に深く感謝申し上げます。

 兵庫県立姫路海稜高等学校は、「挑戦と創造」を教育の柱として掲げています。生徒一人ひとりが、自らの可能性を信じ、主体的に学び、他者と協働しながら未来を切り開く力を育むことを目指しています。教科学習に加え、探究活動や地域連携、ICTの活用など、多様な学びを通じて、生徒が自ら考え行動する姿が日々生まれています。

 創立からの歩みはまだ浅くとも、生徒たちの中に芽生えつつある学びへの意欲と互いを尊重する心は、本校の新たな伝統の礎となりつつあります。私たち教職員は、生徒の成長に寄り添いながら、地域に開かれ、信頼される学校づくりを進めてまいります。

 創立記念日を機に、生徒一人ひとりが本校の一員としての誇りを胸に、学びと成長を重ね、未来へと力強く歩み出してくれることを期待しています。姫路海稜高校の歴史が、地域とともに豊かに築かれていくことを心から願っています。

 

県立姫路海稜高等学校

校長  塚田 誠司