校門から玄関までのアプローチに大きな石碑があります。
4回生の卒業記念碑で、論語の冒頭の一節が刻まれています。
学而時習 不亦説乎
有朋自遠方来 不亦楽乎
学んだことを折に触れ時勢に合わせて復習し、身につけていくことの喜び、
そして、学びを共有できる友の存在と学問について友と語り合う楽しさ。
学びのまっただ中にいて、生活すべてが成長の糧となる、
そんな須磨東高校生に、日々、語りかけてくれている記念碑です。
石碑の裏側には、書は「松韻」とあります。
当時、本校で書道を指導しておられた新田安典先生(雅号 福島松韻)
によるものです。
新田先生は兵庫県を代表する書家のおひとりとして長く活躍しておられます。
碑の石は、四国から運んだものだそうです。
何となく、横を通り過ぎている石碑、気にとめていなかった人も、
いちど、じっくり眺めて味わってみてください。

