阪神・淡路大震災 追悼のことば
 皆さん、おはようございます。校長の川崎芳徳です。
 あさって日曜日は、1月17日です。今から26年前の1月17日、まだ、多くの人が眠っていた、早朝5時46分52秒に、マグニチュード「7.3」、最大震度「7」という、巨大な「兵庫県南部地震」が発生し、「阪神・淡路大震災」を引き起こしました。

 犠牲者、6,434名という、多くの尊い「命」、思い出の詰まった家、住み慣れた街並み、そして一人一人が大切にしていた、あらゆるものを、一瞬にして奪い去りました。

 現在、震災を知らない人が増えていく一方、またいつ、大地震、大型台風、集中豪雨などによる災害に見舞われるやも知れない今日、追悼行事を通して、震災の「経験」、そして、そこから得た「教訓」を風化させることなく、心に刻み、継承していくことが強く求められています。

 今朝も暖かい布団で目覚め、電気のつく明るい家の中、トイレ、洗面所では、水が豊富に出、ガスストーブのスイッチを入れれば、すぐに部屋も暖かくなったのではないでしょうか。有り難いことです。

 皆さん、どうか一度、「命」の尊さ、あたりまえだと思っていることの「有り難さ」、これらに心静かに思いを寄せ、ご家族・友人と話題にし、語り合って過ごしてください。

 震災でお亡くなりになられました方々に、心より哀悼の意を表し、追悼のことばといたします。

令和3年1月15日
    県立須磨友が丘高等学校長 川崎 芳徳