投稿日時: 06/05
建築科
本校建築科の課題研究班「建設DX班」に所属する3年生6名が、加古川市加古川町・日岡山公園内にある西大塚古墳にて、最新の測量技術を活用した実習に取り組みました。
この実習は、加古川市文化財調査研究センターの受け入れのもと、播磨設計コンサルタント株式会社・株式会社SpaceGrab・前川建設株式会社の3社から専門技術のご支援をいただき、実現したものです。
生徒たちは以下の4種類の測量手法を学び、実際に操作・記録を行いました:
GNSS(衛星測位)測量
ドローンによる空撮測量
地上型レーザースキャナ測量
LiDAR搭載iPadによる3D測量
まず、GNSS測量とドローン測量によって取得したデータをもとに、**西大塚古墳の高精度なオルソ画像(真上からの正確な航空写真)**を作成しました。これにより、古墳全体の現況を俯瞰的に把握できる成果が得られました。
今後は、地上型レーザースキャナおよびiPadによるLiDARスキャンで得た詳細な三次元データを加え、より精緻な古墳の3Dモデルや図面の作成へと進めていく予定です。
これらの取り組みの様子は、**2025年5月26日付『日刊建設工業新聞』(10面)**にも掲載され、建設分野におけるデジタル技術活用の教育実践として紹介されています。なお、記事の転載許可をいただいておりますので、以下に記事も掲載しております。ぜひご覧ください。
今後も本校建築科では、地域の歴史や文化を題材に、建設DXを実践的に学べる探究的な教育活動を継続してまいります。