リーガルマインドとは

 リーガルマインドとは一般に法的思考力のことを言います。しかし本校のリーガルマインドはこれに加えて、「物事を多面的に捉える力・公正に判断する力・法を活かして社会の調和を保ちながら暮らす力」ととらえています。これらの力を持ちながら、社会の様々な事象に主体的にアプローチし解決策を打ち立てる能力や態度、すなわち「市民性としてのリーガルマインド」の育成を目指しています。

 リーガルマインド類型では、1年生はリーガルマインド特別授業、2年生は「リーガルマインドⅠ」3年生は「リーガルマインドⅡ」を学習します。また、「総合的な探究の時間」の一部を使ってリーガルマインド学習も行っています。

1年リーガルマインド類型生徒の活動風景

1年リーガルマインド類型生徒の活動風景

47回生リーガルマインド特別授業が本格的にスタート!

4月16日(火)、1年生のリーガルマインド特別授業が本格的に始まりました。

まずは「24名が仲良くなろう」「コミュニケーションを体験しよう」を目標にアイスブレークを行いました。最初のミッションはグループでの「1分間自己紹介」です。どのグループも最初は早く終わってしまい「あっまだ30秒ある!」というような声も聞こえていましたが、徐々にグループ内で質問をしあったり、それぞれが工夫をして持ち時間の1分をしっかりと使いきっていました。

続いては、春休みの課題で書いた「今までの経験を踏まえてどのような高校生活を送りたいか」についてグループ内で1分間スピーチです。この時には1分をしっかりと使いきりジェスチャーも使いながら発表を行っていました。

アイスブレークの最後は一言も話さず全員で誕生日の若い順に並んでいくゲームです。生徒たちはあっという間にコミュニケーションをとりパーフェクトな形で並ぶことができました。

最後は今日の本題「マンダラート」の作成です。「マンダラート」とは発想法の一つで、目標設定と達成のために自分の考えを書き出し明確にしていくものです。今回は「社会で活躍する」をテーマにマンダラートを仕上げていきます。ここからは一気に全員が集中モード!この「切り替え」さすがです。

次回どのような「マンダラート」か楽しみです。この1年間「考え抜く」「周りの人の意見を聞く」「自分の意見を言う」「自分を表現する」これらのことをしっかりと心に留めてリーガルマインドの授業がんばっていきましょう!

2年リーガルマインド類型生徒の活動風景

2年リーガルマインド類型生徒の活動風景

46回生 リーガルマインドⅠ授業開始

2024年度最初のリーガルマインドⅠの授業が実施されました。

最初に教員からこの1年に身につけてほしい力について話がありました。それは「多面的に考える力を身につけ、物事を考える際に自分軸を作ること」です。1学期の授業では、「法と私たち」、「地域に学ぶ」ことを中心に身の回りの疑問に関心を持ち、社会の中で法の果たす役割について考察していきます。

第1回の授業では、生徒たちにもなじみのあるヒーローが日本の現行法に照らし合わせた場合、どのように扱われるかについてグループワークで探究しました。

24人のリーガル生たちは活発に議論を交わし、なぜ法が必要なのか考察しました。

3年リーガルマインド類型生徒の活動風景

3年リーガルマインド類型生徒の活動風景

卒業論文作成に向けての講義

4月19日(金)の7時間目のリーガルマインドⅡの授業では「卒業論文作成に向けて」、京都芸術大学の吉田大作先生に講義をしていただきました。

最初に作文と論文の違いについて考えてみました。この違いがなかなか分かっていない人が多い・・・。分かっているようで理解できていないということを実感しました。

さらに卒業論文の型を理解することの大切さや、情報収集が最も重要であることなど、これから卒業論文作成に向けての様々なヒントをいただきました。要点をおさえたお話はとても分かりやすく、あっという間の50分でした。そして今後に向けて、やるべきことが見えてきたようです。

【生徒たちの感想】(一部抜粋)

・今日の授業で、今やるべきことが明確に定まりました。吉田先生の講義がすごく分かりやすかったので、卒業論文に対する熱量が高まりました。

・今日の講義で一番心に残ったのは「アイデアは既存の情報の組み合わせ」という言葉です。

・今日の授業でこれから卒業論文の作成のために、どのようなことをしていけばよいのかということを明確に知ることができました。私の卒業論文のテーマは少し壮大すぎるテーマなのでもう少し絞っていきたいです。

大変お忙しい中、時間を調整し講演をしてくださった吉田先生、本当にありがとうございました。今日のお話から学んだことをこれからに活かしていきましょう。