日誌

2010年10月の記事一覧

ベリーズからのメッセージ  その2

さて、いよいよ活動の話に入りましょう。
僕の職種は、理科教育。
配属先は、San Ignacioという町のJunior College(夜間の短期大学)である。
ここでの要請は理科教育の改善である。
といっても、具体的な活動は、配属先の人たちと相談の上、展開していく。つまり、自分自身が仕事の方向性を企画・提案、協議の上展開していくといったスタイルで進めていくのである。
したがって、当然のことながら、赴任当初は何をしていいのか分からないといった日々が続く。
仕方がないので授業でも見せてもらうかって調子で…
でもね。この過程がとっても大事なんですよ! 自分の目で問題点を見抜き、自分に何ができるかを考え、それを現地の人たちに提案していく。
もちろん、簡単なことではなく、赴任して1年、いまだに試行錯誤の毎日で、霧の中をひたすら歩いているような状態が続いており、ストレスがたまる日々を過ごしている。
 
 
   左 部屋の前から見える風景        右 近所のマーケットの様子
 
 時には、ビールを飲んで愚痴ったり、休暇をとって海外旅行に出たり…
でも、振り返ってみると自分のやってきた足跡が確実に残っている。少ないながらも理解者を得ることができ、活動が次のステップに進もうとしている。
もちろん、“新しいステップに進む=新しい壁に当たる”のだが、決して諦めない!!をモットーに奮闘中といったところである。
熱意だけは失わないように、毎日、ゆずの“栄光の架橋”を聞きながら…(笑)
 


上・中 マヤ遺跡   下 生徒たちと マヤ遺跡で(右から2番目が平見先生)
 

ベリーズからのメッセージ その1


ベリーズからのメッセージ      平見 秀樹 先生

  現在中米のベリーズという国で理科教育に携わっている本校の平見先生から
 メッセージが届きました。
  在校生そして卒業生のみなさん、世界地図を開いてください。 
 不定期になるとは思いますが、HPに「ベリーズだより」を掲載したいと思います。


平見先生について
   着任    平成13年度~
   担当教科  理科(化学)
   部活動   男子バレー部

  平成19年度から JICA のボランティアとして、パキスタンに派遣される。
  治安悪化のため、21年 秋にベリーズに赴任。現在に至る。


 
ベリーズだより(1)
 JICAのシニア海外ボランティアとして、平成21年8月、中米に位置するベリーズという
小国に赴任することになった。
 それまで、この国の名前すら聞いたこともなく、どこにあるのかさえ良く知らないままの
任国決定だった。
通常は、2ヶ月間の派遣前訓練で任国のブリーフィングを受けるのだが今回ベリーズに
派遣されたのはパキスタンからの任国変更(治安状況が著しく悪化したため)であったた
め、インターネットと地球の歩き方に載っているわずかな情報だけで、平成21年9月15日
、成田より飛び立った。
                                      ベリーズってどこ?
 
  もっとも、ボランティアに参加したのは、言葉や文化はもちろん日本とまったく異なる
環境の発展途上の国で、自分の力を試してみたいと思ったからで、派遣国がどこであろうと
僕にとってはそれほど重要ではなく、これから始まるであろう新しい生活にワクワク・ドキ
ドキ、不安などなかったことを昨日のことのように覚えている。

 さて、最初に、ベリーズという国を簡単に紹介しましょう。
アメリカの南に位置するメキシコ、そのメキシコの南側、国境を接している国がコーヒーで
有名なグアテマラとカリブ海に面している小国ベリーズ。
1981年9月に独立したばかり、満29歳で、古い世界地図だと載っていないかもしれませんね(笑)

メキシコを始め、中米の国々の多くはスペインの植民地だったことから、スペイン語を公用
語としているのだが、この国はカリブ海域で勢力を強めていたイギリスが材木の搬出を目的
にスペインから奪った形で植民地になったという歴史を持っているため、唯一英語を公用語
としている。
もっとも、現地の人たちは、スペイン語のほうに親しみがあり、小学生ですら学校の授業は
英語、家ではスペイン語で会話といった、バイリンガル状態!
中学・高校・大学と10年間英語を学んだにもかかわらず、まともに会話もできない僕は、感心
するばかりである。

主な産業は、農業と観光。国内に点在するマヤ遺跡群(家の裏にもカハル・ペッチ遺跡があり
リゾートホテルもたっている)やカリブ海沿岸のリゾートエリアは外国人の集まる人気スポット
で、11月から4月は避寒に訪れる欧米人がたくさんおり、世界第2の大きさを誇るバリアリーフ
やブルーホールはダイバーの憧れの地でもある。
せっかくの機会だから、ダイビングのライセンス取得もチャレンジしようと思いながらすでに
1年が過ぎてしまい、このままでは任期が終わってしまうと焦ってばかりいる。

これくらいの贅沢、いいですよね!?