子どもみらい類型

カテゴリ:報告事項

教育入門Ⅰ 「民話絵本の制作」

 11/29(火)3・4限 今回の教育入門Ⅰは、民話絵本の制作です。ボランティアサークル「さんだガイド塾」の方々にもご指導いただきました。
 夏休み中の課題で調べていた三田市の民話を元にして絵本を作成します。10月から、「くわばらくわばら欣勝寺」など13作品の制作に取りかかり、今回やっと絵付けが始まったところです。
 三田市の民話研究をされている「さんだガイド塾」の方が生徒に対して積極的に声かけをしていただき、それぞれの民話についての由来や解釈などを話していただきました。生徒達は2時間連続の作業だったにも関わらず、とても熱心に取り組み、ゴールが見えてきたグループもあります。何とか冬休み前には完成したいと思います。
 出来上がった絵本は宮城県東松島市の大曲小学校・大曲保育所に贈る予定ですが、「さんだガイド塾」にも利用していただき、三田市の民話を紹介するお手伝いができればと思っています。
 授業終了後は、「さんだガイド塾」の7名の方々と生徒達が一緒にお弁当を食べました。食事中も民話について熱く語られるガイド塾の方の生き生きとした表情がとても印象的でした。
 
  
  
 

幼稚園・保育園実習⑥

 11/22(火)3・4限 6回目の幼稚園・保育園実習を行いました。今回の実習で幼稚園・保育園実習は最後になりました。
 6回の現場実習で生徒達は大きく成長しました。6月に初めて行った実習では、午睡の寝かしつけで一緒に寝てしまったり、目の前でいきなりけんかが始まってうろたえてしまったり、何かある度にどうしたらいいのか分からず立ちすくむ姿が目立ちましたが、今回の実習では、園児達の楽器の練習の際に、手拍子で先生と一緒に指導していたり、子ども同士のトラブルにもそれなりにうまく対応できるようになっていました。
 実習後、各園で園長先生から6回の実習を振り返ってアドバイスを受けました。「人と接する時は、その人の世界に入ることが大切です。自分のペースではなく、相手のペースに入ってみると、その人のことが分かってきます。」「どのような場面でもポジション取りをしっかりして下さい。どの角度から見れば先生の動きや子どもの活動が良く見えるか意識して下さい。」など、数々の貴重なアドバイスに、生徒達もうなずきながら聴き入っていました。
 6回の実習を通して、どの園でも温かく生徒達を迎えていただきました。生徒達はますます子どものことが好きになりました。また同時に、将来の夢への思いをいっそう強くしました。お世話になった幼稚園・保育園の先生方に、この場をお借りして厚くお礼申し上げます。
 
 次回の教育入門Ⅰは、民話絵本の制作です。ボランティアサークル「さんだガイド塾」の方々にご指導いただく予定です。
 
 
 
 
 

教育入門Ⅰ 「絵本の読み聞かせ」

 11月8日(火)の教育入門Ⅰは、来週からの幼稚園・保育園実習に向けて事前指導を行いました。テーマは「絵本の読み聞かせについて」。講師は元保育士の玉田勝世先生です。
まず初めに、絵本の読み聞かせ指導について、方法や注意点を話していただき、『大きなかぶ』を範読していただきました。
 続いて、7人のグループを作って、読み聞かせのロールプレイを行いました。各自で練習後、グループ内で相互に読み聞かせをするのですが、注意点に気を付けながら初めての絵本を読むのは難しかったようです。それでも、全員立派に読み終えることができました。
休憩をはさんで、後半はグループ代表による読み聞かせ発表です。1グループ3分で全員の前で大型絵本を読みます。玉田先生から1人ずつ講評をいただきました。読むのに精一杯でなかなか聞き手の方を見ることができませんでしたが、最後の読み手は声も大きく、時折聞き手に視線を向けることもできており、高評価をいただきました。
 最後に、玉田先生に総括をしていただき、『大きなかぶ』のエプロンシアターも披露していただきました。同じ話でありながら、絵本を読むのとエプロンシアターを行うのとでは全く違った雰囲気になり、生徒達も玉田先生に引き込まれていきながら劇を楽しんでいました。
 来週からの2回はいよいよ最後の幼稚園・保育園実習です。生徒達の活動も”実りの秋”を迎えます。

 
  
  
 

教育入門Ⅰ 「幼児期の遊び」

 11月1日(火)の教育入門Ⅰは、「幼児期の遊び」をテーマに、大学教授の特別講義を受けました。講師は、神戸親和女子大学 発達教育学部 児童教育学科の坂根美紀子教授です。まずは手遊びを紹介しながら、頭と体のウォーミングアップから講義が始まりました。
 Ⅰ 遊びとは Ⅱ 絵本とは の2つの内容で講義が進められましたが、大学生手作りの幼児向けおもちゃや絵本が紹介され、生徒達にとって非常に理解しやすい内容でした。
 最後に「しっかりした絵を知り、しっかりした言葉を身につけるために、今のうちにいろいろな本を読んで下さい」とのメッセージを送られました。
 質疑応答では、「0歳児に絵本を読み聞かせても効果はありますか?」「先生はなぜ遊びを研究しようと思われたのですか?」など、数名から質問がありました。
 坂根先生からも丁寧なお答えをいただきました。ちなみに、最初の質問に対する答えは「すごく大切です。分かっていないように見えても、乳幼児期の体験が大きく育ってから現れるんですよ。」とのことです。
 子どもみらい類型の生徒達は、本日から、教職の探究Ⅰで三田市の民話を使った絵本の制作を始めます。次回の教育入門Ⅰは実習の事前指導として、元保育士・玉田勝世先生の実技講習を受けます。 
 
 
 

幼稚園・保育園実習③

 9/27(火)3・4限 3回目の幼稚園・保育園実習を行いました。今回から子どもみらい類型オリジナルのウェアを着用して実習に臨みます。多くの園が運動会間近ということで、秋空のもと遊技やリレーの練習に励む元気いっぱいの子ども達に囲まれ、生徒達も笑顔がはじけていました。
 園児達も高校生を覚えてくれていたようで、給食時には、「僕、お兄ちゃん先生のとこで食べる!」「僕も。」という声が聞こえてきました。生徒達の中には、夏休みを利用したインターンシップで1週間以上幼稚園や保育園の仕事を体験した者も多くおり、1学期よりも頼もしく感じられました。
 来週10/4(火)は4回目の実習です。より積極的な取り組みを期待したいと思います。