校 長 挨 拶
加嶋 幸彦
ようこそ、本校のWebサイトをご覧いただきありがとうございます。 さて、本校は、江戸時代後期、旧小野藩の藩校「帰正館」を源流とし、1902年(明治35年)に旧制小野中学校が設置されて以来、今年で120年の歴史を誇る伝統校であり、約29,000人の卒業生が様々な分野で広く活躍しております。校是「明・浄・直」の精神を貫き、明朗で心が広く、清廉潔白でかつ心に暗い陰りをもたず、直の精神を育んできました。先行き不透明で「予測困難な時代」と言われる昨今、答えのない様々な課題の解決に向けて果敢に挑戦し創造する姿勢こそ、これからの時代に不可欠であり、校是のもと、様々な教育活動を取り組んでいくことが大切だと考えています。 これからの時代を担う生徒が人間力を培い、地元あるいは国内外で活躍するため、卒業時、生徒にどのような資質・能力を身に付けることが必要かを教職員同士で議論し、グラデュエーションポリシー「次代を拓く‘ONOProgress’~人間力を育む9つの力~」を策定しました。 本校では、習熟度別授業や少人数での選択授業、個別面談の実施など生徒個々に寄り添い、学習や生活への支援に取り組むとともに、他校に先立ちICTを活用した学習等を推進しています。また、授業等で身につけた知識・技能を活かし、思考力、判断力、表現力を育み、学びを深める探究活動や、蜻蛉祭や体育大会などの学校行事、部活動など、人との繋がりを大切にし仲間と支え合い、切磋琢磨できる環境を整えています。 文部科学省「スーパーサイエンスハイスクール」指定事業も1期4年目となり、高校3年間を見通した「探究プログラム」を構築し、大学や教育施設、海外の高等学校との連携もオンラインと対面との「ハイブリッド形式」により充実しており、今年度、その成果を全校的な取組として広げていくこととしております。普通科、科学探究科、ビジネス探究科の3学科を有する本県唯一の県立高校として、全県のリーディングスクールとしての役割を担い、人間力を育ててまいります。 また、創立120周年を記念して4月、11月にそれぞれ講演会を実施することとしています。本校のある「小野」の歴史を振り返るとともに、これからの時代を担う生徒にとって、希望と勇気のわく有意義な内容になるものと考えております。 今後ともご支援賜りますようよろしくお願いします。
令和4年4月1日