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SDGs講演会を実施

SDGsは未来を創るコンパス

 生徒が持続可能な開発目標(SDGs)への理解を深め、「持続可能な社会の担い手」となるために必要な「地球市民性」を身につける契機とすることを目的に、6月29日(火)、オンライン講演会を実施しました。

 講演のテーマは、「『今あるもの』と『あるべき姿』をつなぐSDGs」。講師は、国立大学法人岡山大学上席副学長の横井篤文さん【写真左】と、本校42回生で株式会社ABABA代表取締役CEOの久保駿貴さん【写真右】。

 別添資料(PDF)に、お二人の講演の要旨(キーワード&キーセンテンス)を記しています。講演を視聴されていない方の参考になれば幸いです。生徒のみなさんは、確認・復習用に活用してくださいね。  HP用SDGs講演会要旨.pdf

アカデミックルーム竣工

アカデミックルーム竣工

  今年度、本校は創立50周年を迎えます。50周年記念事業として、北校舎3Fの旧第2情報教室を改修し、整備をしてきました探究学習教室(名称:アカデミックルーム)が竣工しました。アカデミックルームは「生徒が自ら考え、あるいは他者と協働し、課題を解決するための力を養う空間」です。

 一斉授業だけでなく、双方向型の講義や討論、グループワーク、探究活動、発表等、授業の目的や形態、人数、進行状況にあわせて様々なレイアウトが可能な机を導入し、会議用プロジェクター、小型プロジェクター、Wi-fi環境 などを整備しました。

 県の学びのイノベーション推進事業で導入されたタブレットパソコンや、来年度から実施されるBYOD(Bring Your Own Device)とあわせて、整ったICT環境のもとで、課題研究や総合的な探究の時間など、新しい形の学びに取り組んでいきます。

第48回体育大会

第48回体育大会 「明北、サイコー!」

 令和3年10月7日(木)、日本晴れ。

 「宣誓 私たちは、昨年から新型コロナウイルス感染症の影響でたくさんの我慢を強いられ、当たり前の日常が当たり前でないことを痛感しました。そんな様々な制限がかかる中、支えてくださる先生方や保護者、友達の存在の大きさやありがたさを感じることができました。厳しい状況の中、体育大会が行われることへの感謝を忘れず、生徒一同、正々堂々と最後まで全力で取り組むことを誓います。」

 第48回体育大会は、生徒会体育委員長(2年生女子)の宣誓から始まった。

 実際、コロナのせいでこれまでどおりのことができなくなったのではなく、コロナのおかげで明石北高校の新しい体育大会のスタイルが確立したといえる、天気に負けず「心も日本晴れ」の楽しい1日となった。

 閉会式。生徒会長(2年生男子)の「明北」の発声に全校生徒が「サイコー!」と応じて、体育大会は成功裏に終了した。

 朗報!保護者の皆様、中学生のみなさん、地域の方々へ。当日の様子を記録・編集した74分28秒の長編動画を、10月9日(土)から配信します。ゆっくりとお楽しみください。

 

 

創立50周年記念式典挙行

50年目の襷(たすき)を未来へ ー創立50周年記念式典ー

 秋晴れの好天に恵まれた11月6日(土)、本校体育館で創立50周年記念式典及び記念演奏会が行われました。

 国歌斉唱(静聴)、安岡校長の式辞で始まった記念式典には、末松信介 文部科学大臣、西村康稔 衆議院議員(前経済再生・コロナ対策担当大臣)、松本隆弘 兵庫県議会議員をはじめ、多数のご来賓の皆様にご臨席を賜り、また、主催者側として西上三鶴 兵庫県教育長にご出席いただくなど、本校にとって文字どおり「この上ない喜び」の1日となりました。

 新型コロナウイルスの新規感染者数が大幅に減少したとはいえ、依然コロナ禍であるため、生徒は3年生のみ式場に入り、1・2年生はHR教室での中継視聴となりましたが、それぞれの会場で、一人一人が主人公として、立派な態度で式典に臨みました。

 別添のPDF資料に、①末松文部科学大臣祝辞、②西村衆議院議員祝辞、③西上教育長あいさつのうち、在校生へのメッセージにあたる部分、並びに、④生徒代表よろこびのことばの要旨をまとめています。ご一読いただきましたら幸いです。

 式典後は、卒業生2人による記念演奏会「世界を駆け巡るピアニスト 坂本 彩による演奏とお話~サクソフォン・石田さと子とともに~」が開催されました。坂本さんは、ショパンの「革命のエチュード」や、超絶技巧が必要で、世界一難しいピアノ曲とされているリストの「ラ・カンパネラ」などを披露され、一同、神業を目の当たりにしました。アンコール曲はお馴染みの「情熱大陸」。石田さんが、アルト・サクソフォンで深みのある低音から軽やかな高音まで、美しく優雅な音色を響かせ、大いに盛り上がりました。

 「いろんなこと やって北! 頑張って北! 50周年の明石北!」高校は、令和3年11月6日、「50年目の襷 未来へつなぐ」ことができ、新たな歴史を紡ぎ始めました。

 

神戸新聞 50周年特集紙面2021-10-31.pdf    50周年記念式典来賓祝辞等.pdf

 

 

 

 

 

令和3年度人権講演会

 令和3年度人権講演会を11月22日(月)午後、カメルーン出身でタレント/漫画家の星野ルネさんを講師にお招きして実施しました。「多様性って何だ!」と題した多文化共生をテーマとした約70分の講演に、2年生が体育館で、1年生・3年生は教室でのリモート形式で耳を傾けました。

 星野さんは自作マンガや幼少期の写真などをスクリーンで示しながら、日本とカメルーンの食文化の違いなどについて体験をお話しいただきました。星野さんは最後に多文化共生について「知識で学べることはあるが、経験に基づかないと心から理解できない」と伝えられました。

 生徒たちは講演のあと、「『世界は一部の目立つ人たちのイメージでできている』というのがとても印象に残りました」「自分から進んで他の国や地域のいろいろな面を知ろうとすることや、自分のことを周りにアピールする力も大切であると感じました」などと感想を述べていました。

 

 

 

 

2学期終業式

 12月24日(金)、令和3年度2学期終業式が行われました。新型コロナウイルスの新規感染者数が減少したとはいえ、今回も「にわかスタジオ」応接室からのオンライン中継でした。 

 式辞で安岡校長は司馬遼太郎の小説『峠』を取りあげ、幕末の風雲を駆け抜けた主人公「河井継之助」の言葉を紹介しました。単に知識をかき集めるだけの勉強は一切せず、歴史や世界の動向など、物事の原理を知ろうと努めた継之助。生徒たちに勉強することの意味を改めて問いかけるとともに、年末年始を新たな視点で過ごすよう、期待を伝えました。

【河井継之助】1827年1月27日~1868年10月1日。越後長岡藩士。戊辰戦争での新政府軍への頑強な抵抗等、幕末の風雲を駆け抜けた。

 式後は、生徒指導部長講話、保健部長講話に続いて、部活動の表彰伝達が行われました。そのうち、県大会で好成績をあげた生徒たちの姿は、各HR教室に映像が流されました。

◎化学部・・・第45回兵庫県高等学校総合文化祭自然科学部門発表会 研究発表:化学分野最優秀賞

       ➡ 第46回全国高等学校総合文化祭(令和4年8月開催)に出場決定

◎女子ハンドボール部・・・兵庫県高等学校新人ハンドボール選手権大会 第3位

◎剣道部・・・第68回兵庫県高等学校新人剣道大会 男子団体第5位

◎ウエイトリフティング部・・・第60回兵庫県高等学校新人ウエイトリフティング競技選手権大会 

               男子階級別:2位、3位、6位 女子階級別:2位

◎体操部・・・令和3年度兵庫県高等学校体操競技新人大会 男子総合第6位、女子総合第6位

  

令和3年度3学期始業式

校長式辞~「米百俵」で未来を創った男~

 令和4年1月11日(火)、3学期始業式が行われました。やはり、応接室からのオンライン中継でした。

 今回、安岡校長が式辞で取り上げたのは「米百俵」の精神。舞台は2学期終業式と同様、長岡藩。主人公は戊辰戦争後の長岡藩大参事を務め、「米百俵で未来を創った男」小林虎三郎(1828-1877年)。

 戊辰戦争により、250年あまりをかけて築き上げた城下町長岡は廃墟となりました。長岡藩の窮状を知った支藩の三根山藩から米百俵が見舞いとして贈られてきます。食べるものにも事欠く藩士たちにとっては、のどから手が出るような米でした。しかし、虎三郎は米百俵を売却し、文武両道に必要な学校の書籍や用具の購入にあてました。「教育こそ人材を育て、国やまちの繁栄の基となる」と、目先の利益ではなくずっと先を見据えていた虎三郎の姿勢が、米百俵を何万倍もの価値にすることとなります。

 物語の紹介はここまでです。安岡校長が生徒・教職員に伝えたかったこと、「米百俵」のエピソードに込めた思いとは? 小林虎三郎とは何者なのか?――興味のある人は是非、自分で調べてみてください。ちなみに、「米百俵」の故事が知られるようになったのは、山本有三が1943(昭和18)年に発表した戯曲『米百俵』によるものです。

  さて、2020年、新しい年、新しい学期を迎えましたが、兵庫県内の新型コロナウイルス新規感染者数が6日連続で100人を超える(1月11日時点)など、第6波突入が濃厚です。オミクロン株に関してはまだまだ不明な点も多いですが、教育活動を継続するため、感染防止対策の一層の徹底(添付PDF資料参照)にご協力をお願いします。

第6波突入!.pdf 

 

第48回卒業証書授与式

卒業-48回生317名の前途に幸あれ-

 令和4年3月1日(火)、本校第48回卒業証書授与式が挙行され、317名がここ「松陰の丘」から「それぞれの未来」へと羽ばたきました。

 式辞で安岡校長は、卒業生がこれから歩む道のりで経験したことのない事態に直面した時に求められる姿勢としてPanasonicの創業者、松下幸之助氏の言葉を、さらには、これからどのような社会が訪れても、人として忘れてはならない姿として、書家であり詩人でもある相田みつをさんの詩を紹介しました。

「常に感謝の心を忘れず事に当たれば、物を大切にする気持ちも、人に対する謙虚さも、生きる喜びも、必ず生まれてくる。」  (松下  幸之助)

「あなたがそこに  ただいるだけで  その場の空気が  あかるくなる  あなたがそこに  ただいるだけで  みんなのこころが  やすらぐ  そんな  あなたにわたしも  なりたい」 (相田  みつを)

 一方、答辞で卒業生代表は、3年間を共に過ごした仲間に対し、「様々な困難に直面し、くじけそうになったり、夢を諦めそうになったりしたときは、この3年間で出会えた大切な存在、楽しかった日々を思い出しながら、一つずつ乗り越えていきましょう」と呼びかけました。

 48回生のみなさん一人一人が、明石北高校で培った経験や知識を思う存分活用し、未来への道を切り拓いてくれることを期待しています。

令和3年度3学期終業式

大切なこと、それは・・・  ―3学期終業式  校長式辞―

 令和4年3月21日をもって、兵庫県はまん延防止等重点措置実施区域から解除されましたが、3月23日実施の3学期終業式は、やはりリモート形式でした。

 式辞において安岡校長は、これまで生徒に伝えてきた内容を振り返りつつ、「大切なこと(もの)」は一体何なのか、ウクライナ危機を念頭に置きながら語り掛けました。

 大切なこと、それは・・・、「使えない知識は意味がない、知識は使えて意味がある」ということ。

                 【2学期終業式、長岡藩 河井 継之助の逸話より】

 大切なこと、それは・・・、目先の利益ではなくずっと先を見据えて「学ぶ」こと。

【3学期始業式、長岡藩 小林 虎三郎の「米百俵」の逸話より】

 大切なこと、それは・・・、Society5.0時代をよりよく生きるために「地球市民性を身につけ、持続可能な社会の

              担い手になろうと真剣に考える」こと。その「道標が『SDGs』である」こと。

【本校の教育目標(グラデュエーション・ポリシー)より】

 いつの時代でも忘れてはならないこと、それは・・・、「他者への感謝」と「他者への思いやり」であること。

【第48回卒業証書授与式、松下 幸之助・相田 みつを のことばより】

 大切なこと、それは・・・、「(感謝と思いやりの気持ちを忘れなければ)決して戦争が起こることはない、

              戦争は決して起こしてはならない」ということ。

 そして、もう一つ。「あのね 自分にとって一番大切なものは 自分のいのちなんだよ 

           だから すべての他人のいのちが みんな大切なんだよ」  【相田 みつを のことばより】

 さて、式辞に耳を傾けたみなさん一人一人にとっての「大切なこと(もの)」は何でしょうか。

 4月、新しい学年を晴れやかな気持ちで、颯爽とスタートを切るために、「自分にとって何が大切なのか」、春季休業中に自分自身とじっくり対話する時間が持てるといいですね。

山陽バス55系統に注目

本校生デザインのラッピングバスが交通事故防止を啓発

 「交通事故防止を市民に訴えるデザインを施したバスが街中を走ることで、歩行者及びドライバーなど多くの人の注目を集め、交通事故防止の広報啓発を効果的に行う」ことを目的に、明石警察署と山陽バスの協力により実現したラッピングバス。

 バスの車体後部にラッピングされたデザインの作者は、本校2年生の 有満 美希 さん「美術部の活動を通して何か地域貢献ができたら・・・」と思っていたところへ持ち込まれた今回の企画。冬季休業中に制作し、市内高校生の応募35作品の中から、見事最優秀作品に選ばれた。

 ラッピングバスは、3月28日(月)本校ロータリーで開催されたお披露目会で公開。有満さんには石田 充 明石警察署長から感謝状が贈呈された。

 肝心の作品は、右の写真のとおり、「『止まる』『見る』『待つ』で事故防止」の標語を配し、老若男女を問わず、思わず「かわいい!」と声をあげたくなるような親しみのわくデザイン。

 この貴重な路線バスが走行するのは、山陽バス55系統(朝霧駅前~神陵台~伊川谷高校前)とのこと。残念ながら本校周辺で目にすることはありませんが、そちらの方面にお出かけの際は、要注目。

 最後になりましたが、ご多用の折、晴れやかな場を設けていただいた山陽バス株式会社様、明石警察署交通総務係の皆様に、心より感謝いたします。

 これを機に、本校生徒・職員ともに、安全運転、交通事故防止に一層努めたいと思います。