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研修の様子

7月17日(木)ⅢC1311 (高)芸術科(書道)教育講座

 

講   義:文化芸術活動の充実をめざす書道教育の在り方
      ー豊かな心と感性を高める書道教育ー
       奈良教育大学 教授 萱 のり子

演習・協議:書道教育における文化芸術活動の充実をめざす授業づくり
       播磨東教育事務所 指導主事兼社会教育主事 前田 典子

  • 文化芸術活動の充実をめざす書道教育の在り方について、アートゲームを取り入れ、作品を観察することを通して生徒が気付きを得る学びの手法を萱のり子教授より御講義いただきました。
  • 演習・協議では、漢字仮名交じりの書の創作を通じて、言語活動の充実をめざす授業づくりの方法について考察しました。
  • 研修を通して、受講者は作品の背景や時代に対する生徒の興味・関心の引き出し方など、書道における主体的・対話的で深い学びの在り方について学びました。また、対話を通して、書の表現の意味や価値を見出す授業づくりの重要性を再認識し、実践意欲が高まりました。

7月16日(水)ⅢG1202 特別支援教育の基礎理解講座

 

    

講   義:発達障害の特性理解

       県立総合教育センター 特別支援教育研修課

                指導主事  三上 惇

講   義:認知特性、認知処理過程、感覚過敏等に注目した支援

       県立総合教育センター 特別支援教育研修課

                指導主事  三上 惇

演習・協議:発達障害のある幼児児童生徒への指導・支援

 

【受講者の感想】

・教師が「困った子ども」と捉えるのではなく、「困っている子ども」であるという認識をもち、子ども理解、実態把握をしながら、適切な指導・支援をしていきたいです。

・研修で学ぶと配慮して当前のことだと思うことも、いざ現場では気が焦って子どもを急かしていたり、無意識にラベリングしたりしているかもしれません。今日学んだことを、心に留めながら、同僚や先輩の教師とも共通理解を図った上で、指導・支援ができるよう努めたいです。ありがとうございました。

・まず実践できるのは環境を整えることだと思います。刺激を減らす、構造化するという面で、教室環境を整えることはすぐにできると思いました。もうすぐ夏休みで少し時間に余裕も出てくるので、環境整備から始めたいと考えます。

   

ⅢF1406 生成AIの利活用講座

 

講  義   生成AIとは
演  習   生成AIの利活用
演習・協議  生成AIを効果的に活用した教育活動の検討

(受講者の感想)
・生成AIを利用して画像を生成し、図工の授業に生かすことは有効だと考えていた。しかし、今日の研修を受講して、子どもたちが卒業後または家庭で年齢制限を気にせずに使ってしまう可能性を考えると、子どもたちの生成AIへの関心をむやみに高めてしまうような使い方にならないように気を付けたいと考えた。どうやって作ったかは当面明らかにせず、必要に応じて生成した画像を使うほうが上策かもしれない。
今後は、今日学んだことをもとに自分自身がまず上手にツールとしての生成AIを使いこなせるように、普段から触れ続けていくようにしたい。そのうえで子供たちによりよく伝えられるように研鑽していきたい。
・生成AIの利便性を非常に感じた一方で、利活用には慎重さが必要であることを再度認識することができた。これまで何度か生成AIを活用してきたが、プロンプトの作成の仕方を今後工夫していくことが必要だと感じた。また、生徒の生成AI利用において注意しておくべきことは教員である我々がまず理解しておく必要があるので、そのあたりの正しいルール、知識を学んでいかなければならないと思った。今後は様々な生成AIの活用方法を考え、校務・業務の効率化を図り、学校全体の教育活動の質の向上に努めたいと思う。

 

生成AIの利活用講座(ⅢF1406)を開催しました!|情報教育研修課公式note

7月11日(金)ⅢB1301 教育経営講座A(第2回) 

 

講   義:コンプライアンスを意識した学校経営
       県教育委員会 教職員人事課
        指導主事兼管理主事 畠山 義隆

講   義:法規に基づく危機対応
       ひめじ城下町法律事務所
        弁護士 竹内 彰  

演習・協議:教育法規から学ぶ危機管理

〇コンプライアンスを意識した学校運営について、具体例を踏まえながら、教職員人事課より講義を行いました。
〇裁判において、学校が訴えられる理由やいじめ問題における判例等を踏まえながら、教員として必要な危機対応の方法について、竹内弁護士より御講義いただきました。
〇演習・協議では、教育法規を踏まえた危機管理について、学校で起こり得る様々な事例を通して考えました。

7月9日(水)ⅢC1113(小中)体育科・保健体育科授業実践講座【a日程】

【講義】豊かなスポーツライフを実現する資質・能力を育成する授業づくり
    -課題を見付け、その解決に向けた学習過程-
       兵庫教育大学大学院 教授 筒井 茂喜

【発表】発達の段階を踏まえ、系統性や運動の特性を意識した「走・跳の運動」・「陸上競技」の授業実践
       丹波市立青垣中学校 主幹教諭   大槻 武志

【実習・協議】児童生徒が、自己や仲間の課題を発見し、合理的な解決に向けて運動の取り組み方を工夫するための授業づくり

〈受講者の感想〉

・自身の指導を振り返ると、指導法に重きを置き、子ども達に方法を教える形になっていたと感じた。授業では、なぜその運動が必要かを考えることはしていたが、もっと子ども達が主体的に学習に参加したり、必要感を感じたりできるような手立てを工夫できると思った。子ども達が納得して運動経験を積んでいけるようにしていきたい。

・日頃の授業で、自身が実践している取組と共通する話がたくさんあり、自身の実践に自信がもてた。さらに、なんとなく感覚で行っていた指導が、研修を受けて言語化できるようになったと思う。

・なぜそうなるのか、なぜできないのかなど、子ども達の「なぜ」という部分をもう少し考えていく必要がある。運動が得意ではない子ども達も、いつかはできるようにと希望をもって学習に取り組んでいる。そんな子ども達が少しでも上達するように、できることが増えるように、子ども達自身で考えることのできる要素を授業の中に取り入れていかなければいけないと感じた。

 

7月10日(木) ⅢA1101 学校における危機管理講座

講義:学校における危機管理と危機対応 -学校事故等の事例から- 

尼崎駅前法律事務所 弁護士 曽我 智史 氏

演習:学校内外における事故等への対応

・自校の危機の予測

・教職員による学校安全のための適切な対応

・児童生徒が事故や被害にあわないために

 

〔受講者の感想〕

・様々な判例や事例を講義の中で聞き、日頃よりリスクマネジメント、クライシスマネジメントの観点を意識し、生活指導、安全指導に力を入れていくことの大切さを感じました。あらゆるイレギュラーなことにも予防対策を講じる意識を持ち続け、それを学校全体の意識として波及させたいと思います。

・危険を予測して対応すること、日々の当たり前の生徒指導を積み重ねていくこと、記録を残しておくことの重要性を改めて実感したので、学校で実践していきたいです。

・学校における危機は本当にいつ何時起こるかわからないので、常に何が起こっても動けるように準備しておくことが大事だと感じました。また起こってから二次被害が大きくならないように日頃からの生徒への指導、関わりが大切だと感じました。

7月10日(木) ⅢC1306 (高)理科実験基礎講座

 

演習:観察、実験の知識・技能を学ぶ

〇学習指導要領における観察、実験の位置づけを確認した上で、物理、化学、生物の基礎科目の教科書に記載されている代表的な実験を行いました。
〇午前中は受講者同士でこれまでに行った観察、実験の授業内容を共有しました。また、中和滴定実験を実施し、安全面と授業におけるポイントについて協議しました。受講者が実際に実験をする中で、配慮や声かけが必要な場面について具体的に確認することができました。
〇午後はDNAの抽出実験と運動の法則の実験を実施し、これらの実験における留意事項について協議しました。1時間の授業の中で効率的に実験を進めるために必要な配慮について検証できました。

7月10日(木)ⅢF1412 Office365基礎講座

〔研修の概要〕

講義・演習 Office365の授業での活用
演   習 Office365の各アプリケーションの基本的な使い方
演   習 Office365を活用した学習場面づくり
       ・授業の中での効果的なアプリケーションの活用

〔受講者の感想〕

・勤務校では、GoogleドライブやClassroomなどを利用しています。本研修を通して、Office365の性能や使い方を知ることができたので、場面によって使い分けたいと思います。

・これまであまりOffice365を使っていなかったのでわからないことが多かったが、今日いろいろな使い方を知ることができました。Wordでの文字起こし機能は今日初めて知って便利だと感じました。少しずつ実践して慣れていこうと思いました。

 

Office365基礎講座(ⅢF1412)を実施しました!|情報教育研修課公式note

7月8日(火) ⅢE1103 震災に学ぶ防災教育講座

〔研修の概要〕

 講義・演習 震災の経験や教訓を語り継ぎ、共生の心を育成する「兵庫の防災教育」

       の推進

       ・地域の災害特性等を踏まえた実践的な防災教育について理解する

       ・児童生徒が身に付ける知識や技能について考える

 演   習 学校組織の実践力を高める避難訓練

       ・地域、専門機関等との連携

 演   習 児童生徒が災害から自らの生命を守るため主体的に判断して実践する力

       の育成
       ・副読本等の効果的な活用

〔受講者の感想〕

・避難訓練の時の動きや判断については、今までは「マニュアル通り」、「次こうなるからこうしなくては」というように表面上の認識しかできていなかったので、もう一度個人として、また学校として避難訓練を始めとした防災に対する認識を変えたいと思った。また、災害時における情報収集についての授業をしたいと思った。情報が溢れる昨今、災害に対して生き抜くためには、正しい情報の扱い方も伝える必要性を感じた。防災教育においても過去のものを踏襲するだけでなく、時代に応じてその時代の災害から命を守るための教育をしていきたい。

 ・防災教育について、あまり深く学んだことがなく、勤務校でも防災訓練しか防災学習を行っていなかったが、今回の研修を受講して、普段の学校生活の中でも、ボランティア活動に積極的に参加したり、思いやりの心を育んだりする、兵庫の防災教育の「心」の教育はできると認識した。

 ・グループの先生方との交流を通して、異なる地域で行われている避難訓練などの実践や防災対策について知ることができて良かった。他の先生方と比較することで改めて自分自身がこれまでに勤務してきた学校での取組について客観的に考えることができた。

 

7月8日(火)ⅢB1303 学校組織活性化における教員の在り方講座

  

講   義:諸課題を主体的に受け止めて解決を図るミドルリーダーをめざして

       ー自分らしさを発揮するリーダーシップとはー

        立教大学 教授  石川 淳

演習・協議:自分らしさを生かしたミドルリーダーの具体的な取組

〇午前は、リーダーシップ理論の1つであるシェアド・リーダーシップについて、様々な事例を交えながら講義いただきました。

〇午後は、演習・協議を通じて勤務校で自分の強みを生かしたリーダーシップを発揮する具体的な取組について考えました。

〇小・中・高・特別支援学校と様々な校種の先生どうしで協議することで、より広い視点で学校組織活性化について考えることができました。