9月11日(金)ⅢC1101 学習過程を重視した「読むこと」の授業づくりー(小)国語科受業実践講座ー
【講義】国語で正確に理解し適切に表現する資質・能力の育成に向けた
「読むこと」の授業づくり
神戸女子大学 教育学部 教授 吉川 芳則
【発表】自分の考えを形成する学習過程を重視した授業実践
【演習】「考えの形成」に向かう説明的文章の授業づくり
〈受講者の感想〉
・批判的思考や論理的思考については、「1年生だからできない」「6年生だからもっと高度なことをしなければならない」と考えるのではなく、小学校6年間、さらには中学校までの9年間を見通しながら、繰り返し取り組んでいくことで、子どもたちの中に経験として積み重なっていくというお話を伺いました。その話を聞き、今自分が行っている実践も、いつか子どもたちの成長の糧になるのだと信じて取り組めばよいのだと感じました。また、教材を単なる学習の題材として終わらせるのではなく、自分事として捉えられるようにすることで、子どもたちが自分の考えをもち、それを深めていきやすくなることを改めて実感しました。
・これまで、説明文を読む際に、そこに書かれている内容を「正しい情報」として無批判に受け入れてしまう傾向がありました。しかし、今回の講義を通して、「事実」と「筆者の意見」を明確に区別しながら読むことの重要性を学びました。特に、提示されたデータや根拠と導き出された結論との間に論理の飛躍がないかを問い直す視点は、情報を正確に読み解く上で欠かせないものであると実感しました。また、このような視点は説明文の読解だけでなく、日常的に接するさまざまな情報を適切に判断するためにも重要であると感じました。
・ 考えの形成に向けて、子ども自身が根拠に基づいて意見を述べる力を育むことは、発問を工夫することで日常的に実践できると感じました。また、教師が伝える内容や教科書に掲載されている文章、SNS上の情報などを鵜呑みにするのではなく、一度立ち止まって考える意識をもつよう指導することも、とても大切だと思いました。