カテゴリ:講座の実施報告
10月31日(木)ⅢC1222 (高)商業科教育講座B
〔研修の概要〕
公 開 授 業 ビジネス探究科における課題研究
演習・協議 課題研究や総合的な探究の時間の充実をめざして
・各校における取組に学ぶ
各校における課題研究や総合的な探究の時間の充実に向けて
〔受講者の感想〕
・生徒が主体的に取り組んでいるところが大変素晴らしいと感じました。地域
の企業と連携した取組などを今後取り入れていきたいです。
・課題研究の取組について、1・2年次の授業の上に研究が成り立っていると
感じたので、全体を考えた計画を立てていきたいです。
・探究を進める上で教員のファシリテーターとしての役割が多くなるので、フ
ァシリテーション技術も学んでいきたいと思います。
10月30日(水)ⅢF1302 教員のためのICT基礎講座
〔研修の概要〕
講義・演習 ICT機器(実物投影機・大型提示装置等)の特性
・一斉学習における教材の提示
演 習 学習効果を高めるための教員によるICTの活用
・教材の作成と活用
〔受講者の感想〕
- 研修の中で改めて、ICTの活用は児童生徒にとって非常に魅力的で、児童生徒のモチベーションを高めるために効果的なツールであると感じることができました。また、他の学校の先生方とも交流する中で、様々な取組やICTの活用事例なども聞くことができ、自校でも活用できればと考えることができました。
- いろいろなICT機器があることは知っていましたが、どこか苦手意識があり使いこなせていないというのが現状です。研修の中で、電子黒板やプロジェクタ、実物投影機(書画カメラ)などを実際に操作したことで、その便利さを改めて実感すると同時に意外と簡単に操作することができると知ることができました。
- 研修を通じて、ICTを活用するメリットやそれぞれのICTの機能を知ることができました。また、それを日々授業等にどのように生かすかといった具体例を考えることができました。その内容を班での話し合い、意見交換し合うことで、新たな発見などもあり、とても良い学びの機会となりました。
10月24日(木) ⅢC1215 (高)情報科教育講座C
〔研修の概要〕
講 義 共通教科「情報」におけるデータの活用・データサイエンス
-記述統計、推測統計を用いた分析-
演 習 データの収集・整理
・オープンデータの整形
演 習 データを活用した問題解決(PPDAC)
〔受講者の感想〕
・「データ活用」をどのように指導すればよいか悩んでいました。今年度、初めて情報Ⅰを指導するときに、活用できそうな題材をたくさん提示していただいたので、今後の指導に生かしていきたいです。
・データ分析で自分でデータを探すということがやはり難しいと感じました。オープンデータを提供しているサイトは多くあるが、そのサイトからどのように取得すればいいか、この点について時間の制限がある中で効率よく探す方法などを考えていきます。
10月11日(金) ⅢC1218 (高)農業科・水産科教育講座B
〔研修の概要〕
講 義 GAPの実践事例から学ぶ
・農業生産過程におけるGAPの考え方
・次世代園芸施設導入事例
株式会社兵庫ネクストファーム 取締役 中村 朋記
演習・協議 GAPの授業実践
・農業科教育に求められるGAPに関する学習展開
〔受講者の感想〕
・GAPによる食品や労働の適切な管理を学ぶことによって、自己管理能力、仕組み化及び
習慣化など自己指導能力を育むことにもつながると感じました。
・日頃から行っている農業科の学習の中に、GAPの考えに沿った内容が含まれているの
で、今後もGAPの考えを意識しながら学習内容をさらに充実させたいと思います。
9月24日(火) ⅢC1202(高)地理歴史科・公民科教育講座A
〔研修の概要〕
講 義 「問い」を中心に構成する学習の展開
ー「問い」を生かした授業づくりの理論と方法-
兵庫教育大学 名誉教授 原田 智仁
演習・協議 探究的な授業を考える
-「問い」を中心に構造化した授業づくり-
〔受講者の感想〕
・「問い」を焦点化し、具体的に設定することで、生徒の理解が深まると分かりました。
生徒の思考を深める発問を今後も考えていきたいです。
・一つの単元が発問の工夫次第で大きく広がることが分かり、教材研究の面白さを改めて
感じました。
・単元を俯瞰的に見ることの重要性を感じました。今後も生徒に身に付けさせたい資質・
能力を意識して、授業展開を考えていきたいです。
8月29日(木) ⅢF1310 先端技術体験講座
〔研修の概要〕
講 義 授業における先端技術の活用
演 習 先端技術の実機体験
・3Dプリンタ
・ドローン
・VRゴーグル
・生成AI
演習・協議 授業等における先端技術の活用
〔受講者の感想〕
・既存の環境でのSTEAM教育には取り組んだことがありましたが、先端技術を組み合わせることで児童の興味関心や意欲の向上だけではなく、実社会とのつながり等も意識させることができると考えました。そうすることで、主体的な学びにもつなげることができ、新たな時代に求められる力を育むこともできると思いました。
・先端技術に触れる機会がほとんどなかったため、今日は新鮮な気持ちで参加することができました。生成AIであればインターネットの環境さえあれば活用できるため使っていきたいと思いました。その他の体験は機器が必要になるため、導入には少し時間がかかりそうであるが、いずれ導入され活用場面も増えてくることから、体験して慣れておくことが大切だと感じました。
・4つとも耳にしたことはありましたが自分で操作するのは初めてだったので、貴重な経験になりました。現在学校に導入されているICTも活用しきれていないことがあるので、こうして最先端の技術に触れる機会は大切だと思います。時代の移り変わりを実感する機会にもなりました。
8月27日(火) ⅢF1313 先端技術活用講座-STEAM教育の推進(VRゴーグル)-
〔研修の概要〕
講 義 授業における先端技術の活用
演 習 VRゴーグルの活用
・VRゴーグルの操作方法
・仮想空間の作成
演習・協議 STEAM教育における先端技術の活用
〔受講者の感想〕
・初めて知ったこと体験したことがあり、すぐに実践できることがあれば取り入れていきたいと思いました。
・実習の電気工事の現場で360°をカメラを使って見学、行くことが難しい施設(変電所や発電所)の見学などの利用が可能だと考えました。
・理科の実験器具の使い方、防災学習、空間図形の学習などで活用ができそうだと考えました。
8月23日(金) ⅢD1502いじめ問題への対応講座B
8月23日(金) ⅢD1502 いじめ問題への対応講座Bを実施しました。
〔研修の概要〕
講義・演習:発達障害の可能性のある児童生徒のいじめ問題の理解と対応
・いじめ問題の現状への理解
・学齢期におけるいじめと発達障害の可能性のある児童生徒の関わり
兵庫教育大学大学院 教授 井澤 信三
講義・演習:いじめ未然防止のための児童生徒の関係づくり
・互いに認め支え合う集団づくりに生かせる「いじめ未然防止プログラム」の体験
〔受講者の感想〕
○ 学級に発達障害の可能性のある児童が複数在籍しており、周りの児童との関わり方が難しいと感じていました。2次障害を防ぎ、多様性を認め合えるクラスの雰囲気が大切と学び、2学期からどの子も認めてもらえていると感じられる居場所にしていきたいと思いました。また、トラブルが起きた際には、井澤先生の講義にあったように、ノートに書きながら振り返りをして、お互いの児童の学びとしていきたいと思いました。
○ 午後の講義では実際に「いじめ未然防止プログラム」の「私って、どんな人?」を体験することで、自分自身の自己有用感が高まったことを実感できました。また、他者の良いところを探すきっかけになると思ったので、児童にあった形で実践したいと思いました。
8月9日(金) ⅢD1506 自他の命を大切にする心を育む教育講座
8月9日(金) ⅢD1506 自他の命を大切にする心を育む教育講座を実施しました。
〔研修の概要〕
講義・演習:児童生徒の命を守るための予防教育
講義・演習:児童生徒の命を守るための危機介入
関西外国語大学 教授 新井 肇
講義:「自殺予防に生かせる教育プログラム」の活用
〔受講者の感想〕
- 子どもの命を守ること、これは個人で取り組むべき課題ではなく、学校が組織として対応すべき課題であると感じました。教師も子どもも健康に過ごせる環境をつくるために、まずは大人が意識を変えていく必要があると思います。自分が職場に戻って啓発したり実践したりしたい内容が詰まった研修でした。絆と気づきが自殺予防の鍵、これをキーワードに頑張ります。
- 「病は市に出せ」という言葉を意識していきたいと思いました。困ってからではなくて、困らないように相談、何でも言える環境づくり等を意識して頑張りたいです。また、子どもにとって信頼できる大人の一人になれるよう心がけていきたいと思いました。困る前に、大きなことになる前になんとかできる子どもの育成や、環境づくりにチームで取り組む必要があると改めて思いました。
- 自殺予防教育の構造を理解することができました。生徒指導に関して、困難課題対応的生徒指導に意識が向きがちでしたが、特定の課題が生じる前に、生徒に働きかけを行うことが重要であると認識できました。これまでは、自殺予防に関する授業は年に数回の特別なものでしたが、今後は自殺予防教育の構造を意識した取り組みに努めたいと思います。
7月30日(火) ⅢC1225 (高)生徒の探究的な学びを実現する授業づくり講座
〔研修の概要〕
講 義 新しい時代に求められる資質・能力を育むための探究的な学習
-問いづくりを中心に-
大阪大学 教授 佐藤 浩章
演習・協議 探究的な学習をデザインする
-質の高い探究的な学習活動にするために-
〔受講者の感想〕
- 佐藤先生から「まず教師が探究者であれ」というお言葉があり、非常に感銘を受けました。
- 今勤務している学校が、これまでの成果からより良い価値を創造していく段階に来ていると感じました。取組内容の精選・ブラッシュアップを行う必要性に気づくことができました。
- それぞれに個性がある生徒に教師として適切に関わる方法を学校全体で模索しながら、生徒が「できた」「分かった」という達成感を味わえる取組を続けていきたいです。