カテゴリ:聴覚支援センター

9月30日(木)講演会・ケース会議中止のお知らせ

 9月30日(木)に実施予定だった、「岡山大学病院・松本耳鼻咽喉科の言語聴覚士によるケース会議並びに講演会」につきまして、新型コロナウイルス感染症の感染が拡大している現状を踏まえ、実施を見送ることになりました。誠に残念ではありますが、新型コロナウイルス感染症の感染防止のため、何卒趣旨をご理解願います。

 11月19日(金)の「神戸市立医療センター中央市民病院の言語聴覚士によるケース会議並びに講演会」は、現段階では予定通り実施する方向で計画しております。

 

令和3年度播磨西地区難聴学級担当者会(報告)

 8月6日(金)播磨西地区難聴学級担当者会を実施しました。同日の「聴覚障害教育研究会(オンライン)」に申し込まれた、播磨西地区の難聴学級担当の6名の先生方には、本校にて研修を受けていただき、その後「難聴学級担当者会」を実施しました。

 難聴学級を担当する先生は、各学校で1名だけです。また、新しく難聴学級を担当する先生も多く、どんな支援をするのか悩まれている先生もいらっしゃいます。今回は、新しく難聴学級を担任された先生方からの質問に、ベテランの先生方がご自身の経験を伝えあうことで、学びを深めることができました。短い時間ではありましたが、話はどんどん深まり、先生方が難聴のお子さんに熱心に向き合われていることが伝わってきました。

 ご参加された先生方ありがとうございました。

 

講演会(ケース会議)のご案内 R3.9.30(木)/11.19(金)

聴覚障害教育について理解を深めていただくため、下記により講演会並びにケース会議を開催いたします。9月30日(木)は松本耳鼻咽喉科から、11月19日(金)には神戸市立医療センター中央市民病院耳鼻咽喉科から、それぞれ言語聴覚士として人工内耳や補聴器を装用している子どもたちに関わっておられる先生方をお招きして、聴覚障害児の聴こえや人工内耳装用児の成長等についてのご講演をいただき、彼らが抱える課題と支援の方法についてご教示いただきます。 ケース会議のご参加につきましては、担当乳幼児児童生徒がかかっている病院の言語聴覚士の先生とのみ可能です。
 講演会につきしては、補聴器や人工内耳装用児の聞こえについて理解を深めたい教職員の方、聴覚障害児の聞こえについての理解を深めたい方等のご参加をお待ちしておりますので、下記の文書をダウンロードしていただきお申込み下さい。よろしくお願い申し上げます。

令和3年度講演会・ケース会議、地域校への案内書.pdf

令和3年度福田ST講演会・ケース会議実施要項・申し込み書.pdf

令和3年度諸頭ST講演会・ケース会議実施要項・申し込み用紙.pdf

 

ケース会議・講演会2

「神戸市立医療センター中央市民病院(人工内耳施術)」とのケース会議・講演会

10月19日(月)に神戸市立医療センター中央市民病院の言語聴覚士である諸頭三郎先生をお迎えして、ケース会議並びに講演会を開催しました。本校の幼児・児童・生徒についてのケースだけではなく、教育相談等で関わっている子どもたちについても、聞こえの状況や支援・配慮の方法などについてご教授いただきました。講演では、「人工内耳の聴こえと成長」という演題で、人工内耳や補聴器を装用している子どもたちについて、基本的なことから、社会生活での自立に向けて必要とされる力についてまで、具体的に教えていただきました。地域からも、学校園所の先生方や教育委員会の先生方、保健センターの方々等、30名のご参加をいただきました。

以下、地域からご参加いただいた方々に講演の最後にご記入いただいたアンケートから感想を抜粋させていただきました。

ケース会議

・どういう事を具体的に支援すればよいかがよくわかった。ロジャー
 の使い方もよくわかった。外国語で大型テレビに動画を流すことが
 多いので、RGBケーブルをつないでやってみようと思った。

・他の子どもさんの相談を聞かせていただくことで、新しい気づきが
 あります。

・各々の子どものことを細かに見てくださっていることがよくわかり
 ました。

・個別の対応の方法や支援の仕方の助言をいただき参考になりまし
 た。

講 演    演題「人工内耳の聴こえと成長」

・日常何気なく聞こえてくる会話などから取得する言葉や情報は多い
 と思うし、子どもであればなおさら重要。意識して言語は取得させ
 ていかないといけないなと思った。

・人工内耳をつけている児童がどの様に聞こえているか、何が聞こえ
 ないのかについて、具体的にわかりやすかったです。

・担当している生徒は、かすかなところで聞こえたことをつなぎ合わ
 せているのだと知りました。明日からの対応指導に活かしていきた
 いことにあふれたご講演でした。

・「難聴の現状を知り一般社会での限界と対策を判断する」というこ
 とが、心に残っています。
セルフ・アドボカシーのワークを進めて
 いかないといけないと思いました。

・大学、就職してから、援助がなく困ってしまうことがあることや、
 何に困っているのか本人が気づき、周りの人にそれを伝えていく力
 をつけることが大事だという事がわかり、学校でもそういう力をつ
 けていけるようにしたいと思いました。

・聴覚障害のある生徒は聞こえないことが当たり前の文化で育ってき
 ているので、聞こえる人の発言などの文化を押し付けてはいけない
 ことが分かりました。

・生徒への支援と生徒の自立とのバランスが難しいと感じます。よく
 コミュニケーションがとれているのでそれに私が甘えてしまってい
 るような気もしています。今日の話をもう一度振り返りたいと思い
 ます。 
      


          


ケース会議・講演会1

「岡山大学病院(人工内耳施術)・松本耳鼻咽喉科」とのケース会議並びに講演会


去る9月28日(月)に元川崎医療福祉大学教授で姫路市の松本耳鼻咽喉科の言語聴覚士である福田章一郎先生をお迎えして、講演会並びにケース会議を開催しました。本校の職員だけではなく、地域からも、補聴器や人工内耳を装用している幼児児童生徒への理解を深め、配慮事項や学校園での支援の方法を知りたいと参加してくださった学校園所の先生方・教育委員会や保健福祉関係の方々、35名のご参加をいただきました。

聴覚障害のある子どもたちに対しての支援についてどんなことができるのか、どんなことに配慮すればいいのかということなど、あらためて考えさせていただく機会になりました。

以下、地域からご参加いただいた方々に講演の最後にご記入いただいたアンケートから感想を抜粋させていただきました。

 

ケース会議

・参考になるアドバイスをいただき、すぐに実践していきたいと思い
 ます。

・成長するにつれて出てくる課題を聞くことで、長期的な視点をもつ
 ことができました。

・他の先生方のお話を聞くことができて勉強になった。今後指導に役
 立てていきたい。

・聞き逃しに気づかせるための方法を具体的に教えていただけてあり
 がたかったです。

講 演  演題「聴覚障害児は何を聞き取り、何を聞き逃しているか」

・子どもが行動できない理由(聞こえていない、理解できていないな
 ど)が知れてよかった。

・健聴の子と情報量の違いがあること、難聴児の困りごとが確認でき
 てよかった。

・聴覚からの情報は360度、睡眠中も入っているということを知り、
 聴覚障害児の困り感、視覚の情報の大切さを感じた。常に緊張して
 いる状態という心理も学べて良かった。

・聞きながらの作業が難しいとわかり、今後の指導の参考になった。

・初めて補聴器をつける子を担任し、どのような原理で聞こえていな
 いのか、これからどうなるのかということが少しわかったように思
 います。

・難聴児の聞こえ方、情報の入り方など具体的に話していただいてよ
 かったです。自分たちがどのように支援していかなければならない
 か参考になりました。

・身近な存在になればなるほど、わかっていると思ってしまうので、
 再度見直して取り組んでいきたい。

難聴児が聞き逃している言葉はすごく多く、そこを見極められるか
 が大切。授業中「わっ」と笑いが起こることも多く、そういう瞬間
 も聞こえず困ることが多いことを再確認した。

・人工内耳、またはきこえに課題のある児童は限られた情報の中、何
 とかききとろうとしているということ、見た目には理解しているよ
 うに見えても実はとても苦労している場合があることが分かり、あ
 らためて配慮の必要性を痛感しました。

・難聴児が困る場面の例では、普段の生活の中でも非常にストレスを
 感じていることがわかりました。

         

        

講演会(ケース会議)のご案内[9月28日(月)/ 10月19日(月)

 聴覚障害教育について理解を深めていただくため、下記により講演会並びにケース会議を開催いたします。9月28日(月)は松本耳鼻咽喉科から、10月19日には神戸市立医療センター中央市民病院耳鼻咽喉科から、それぞれ言語聴覚士として人工内耳や補聴器を装用している子どもたちに関わっておられる先生方をお招きして、聴覚障害児の聴こえや人工内耳装用児の成長等についてのご講演をいただき、彼らが抱える課題と支援の方法についてご教示いただきます。

 ケース会議のご参加につきましては、担当乳幼児児童生徒がかかっている病院の言語聴覚士の先生とのみ可能です。
 講演会につきしては、補聴器や人工内耳装用児の聞こえについて理解を深めたい教職員の方、聴覚障害児の聞こえについての理解を深めたい方等のご参加をお待ちしておりますので、下記の文書をダウンロードしていただきお申込み下さい。
よろしくお願い申し上げます。

令和2年度講演会・ケース会議…地域校への案内文書.doc
令和2年度9月28日 福田ST講演会・ケース会議実施要項・申し込み用紙.docx
令和2年度10月19日 諸頭ST講演会・ケース会議実施要項・申し込み用紙.docx

聴覚支援センターより

 近年デジタル補聴器や人工内耳の普及に伴い、通常の学校園で学ぶ聴覚障害児も増えてきましたが、聴覚障害は「情報の障害」とも言われ、周囲の理解や配慮が必要です。

 本校では、平成22年度から「聴覚支援センター」を設置し、本校幼児児童生徒のみならず、播磨地域を中心に、地域で育つ聴覚障害児とその保護者をはじめ、在籍学校園所並びに関係機関等への支援をおこなっております。活動につきましては、本センターのリーフレット・ちらしをご覧いただき、お役に立てることがございましたら、お気軽にお声かけください。

例年、6月末日に実施しておりました「学校見学・聴覚障害教育研修会」は、今年度は実施しないことになりました。何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます
リーフレット.pdf
ちらし pdf.pdf



 

12月3日(火)人工内耳装用児についての講演会

 8月にもご案内をさせて頂きましたが、聴覚障害教育について理解を深めていただくため、12月3日(火)午後2時30分より本校会議室に於きまして、講演会並びにケース会議を開催いたします。
 今回は、神戸市立医療センター中央市民病院で難聴の子ども達に関わっておられる言語聴覚士の諸頭三郎先生をお招きして、人工内耳装用児についてのご講演をいただき、難聴児の抱える課題と支援の方法等についてご教示いただきます。
 講演会後には、神戸中央市民病院で人工内耳のマッピングや補聴器の調整を受けている幼児児童生徒についてのケース会議も予定しております。
 人工内耳や支援の方法についてご質問やお知りになりたいことがお有りの方はぜひご参加下さい。もちろん、講演会だけのご参加も受け付けておりますので、ご遠慮なくお申し込み下さい。
 お申し込みにつきましては、下記URLより、実施要項・申し込み用紙、必要ある場合は依頼文書をダウンロードしていただき、FAX・メール(申込用紙添付)にてお申し込み下さい。

令和元年度諸頭ST講演会・ケース会議実施要項・申し込み用紙.docx
令和元年度諸頭ST講演・ケース会議地域校への依頼文書 .doc
                 


今年度前期の研修会を振り返り…①

8月27日 難聴理解啓発研修会
  (高等学校・特別支援学校の養護教諭・コーディネーター対象) 
 近年は、地域の高等学校に在籍している難聴生徒や他障害種の特別支援学校に在籍している難聴児童生徒が増加しており、難聴に対する理解や合理的配慮が必要になっています。
 そこで、聴覚支援センターでは、毎年夏休みに難聴児童生徒の特性や困り感などについて理解して頂くための研修会を計画し、今年度も実施いたしました。
 以下、ご出席いただいた先生方の感想です。

●お話しの中にあった軽度難聴の子どもの実態に関する内容は、現在対応している生徒にも大きく重なるところがあり、もっと早く様子を聞いてあげるべきだと反省いたしました。
●補聴器・人工内耳を装用した生徒がどのように聞こえるかが具体的にイメージできました。装用しているからと言って、完全に理解できるわけではないことがわかり、支援の必要性に気づくことができました。
●実際に補聴器を装用してみると、いろんな音が聞こえて、これをずっと・・・と考えるとしんどいなと感じることができた。軽度の難聴の生徒が本校にもいますが、もっとその生徒のことを考えて支援をしていかないといけないなと思いました。
●難聴生徒の困り感が理解できました。音声認識ソフトを初めて体験しました。
●難聴者の聴き取れるレベルの違いを実際に映像を見ながら知ることができ、難聴の方や生徒はこんなに苦労であったり、ハンデを抱えているんだなということを実感した。支援を行う教員の配慮がいかに必要であるかを再認識するいい機会となりました。

令和元年度 学校見学・聴覚障害教育研修会

 聴覚障害児に関わる方々に、本校のセンター的な役割の周知をはかり、早期の乳幼児相談、早期教育の必要性とその意義を理解して頂くことを目的とした「令和元年度 学校見学・聴覚障害教育研修会」を6月28日(金)に実施いたしました。市町の教育委員会特別支援教育担当の先生方を始め、福祉課や保健センターの保健師の方々、こども発達サポートセンターや保育園所・こども園・幼稚園の先生方等がご参加下さいました。
 学校見学では、保育相談部・幼稚部・小学部・高等部の授業や休憩時間の様子をはじめ、聴力測定室等の施設の見学をして頂きました。また、本校の聴覚支援センターの地域支援の現状も報告させて頂きました。今年度の研修会では、前京都聾学校校長で京都府のみならず近畿のろう教育を支えてこられ、現在は京都府総合教育センターにて教師力向上アドバイザーとしてご活躍中の、酒井 弘 先生に「聴覚障害とことば・早期教育」について、わかりやすくお話しして頂きました。実践に基づいた内容のお話しで、具体的な支援のあり方を伺うことができました。

[ ご参加頂いた方々の感想より]
・幼稚部でされている子どもにとっての分かりやすい表現での伝え方や保護者への関わり方、社会での自立への道筋など学ぶことができました。今後、言葉のとらえ方や日本語指導の専門性、早期発見からの保護者支援について学びたいと思います。
・聴覚障害の早期発見、早期教育の必要性がよくわかりました。
・酒井先生の講義内容で、耳が聞こえにくい子の困り感がよくわかった。障がいのあるなしにかかわらず、子どもには笑顔で肯定的な声かけが大切だと再認識できた。
・実際の場面を見学させて頂いたことで、講義の内容がわかりやすかったです。見かけにはたくさん話していても実際の理解とはギャップがあると知り、専門職としてしっかり子どもの困り感を把握できるようにしたいと思います。
・気づき→共感→手立てを考えること、また、語彙能力を高めるために太った言葉にしていくと、たいへんわかりやすく学ばせて頂きました。普段の子どもたちへのかかわり方を振り返ることができました。
・ことばの習得過程を丁寧に説明して頂き、そこに保護者や指導者がどのように関わるかを詳しく教えて頂けました。聴覚障害について学ぶ良い機会を与えて頂きよかったです。
 

聴覚支援センターよりお知らせ


地域の学校園所に在籍する難聴の児童生徒の中には、近年、地域の高等学校へ進学する難聴生徒や他障害種の特別支援学校に在籍している難聴生徒も増加しており、それらの学校での難聴理解や合理的配慮の必要性を感じております。そこで今年度も、高等学校や特別支援学校での難聴生徒への支援の窓口となる養護教諭やコーディネーターの先生方にご参集いただき、標記の会を開催する計画をしております。もちろん、それ以外の方のご参加も大歓迎です。申込用紙をダウンロードして頂き、ご記入の上、FAXでご送信頂くか、お電話にて直接お申し込み頂いても結構です。何かとご多用とは存じますが、多くの方々のご参加をお待ちしております。

日 時  令和元年8月27日(火)  14:00~16:00

 

会 場  兵庫県立姫路聴覚特別支援学校
      (姫路市本町68番46) 2階 会議室

       TEL 079-284-0331        FAX079-222-5237

                 

日 程   

  13:30~14:00 受付
  14:00~15:30 開会 学校長あいさつ     
               
                             研修会「さまざまな難聴生徒への支援」     
                                質疑応答                                 
   15:30~15:45 校内見学(聴力測定室)見学
   15:45~16:00  閉会 アンケート記入   

 

その他  

  午前11時現在、姫路市に暴風・大雨・洪水・津波等に関する「警報」(波浪警報は除く)及び特別警報が出されている場合は中止

 

参加申し込みは、8月19日(月)までに、別紙申込書にご記入の上、FAXでお願いいたします。本校は駐車スペースがありませんので公共の交通機関をご利用ください。


養護教諭コーディネーター 難聴理解啓発研修 申込書.pdf
養護教諭コーディネーター 難聴理解啓発研修 公文書.pdf

 

 

 


 

聴覚支援センターよりご挨拶

   本校では平成22年度から「聴覚支援センター」を設置し、本校幼児児童生徒のみならず、地域で育つ聴覚障害児とその保護者をはじめ、在籍学校園所並びに関係機関等への支援をおこなっています。活動内容につきましては本センターのリーフレット・ちらしをご覧いただき、お役に立てることがございましたら、お気軽にお声かけ下さい。
 また、聴覚障害児に関わる方々に、本校のセンター的な役割の周知をはかり、早期の乳幼児相談、早期教育の必要性とその意義を理解して頂くことを目的とした「令和元年度 学校見学・聴覚障害教育研修会」を6月28日(金)に実施いたします。今年度は、前京都聾学校校長で、京都府のみならず近畿のろう教育を支えてこられ、現在は京都府総合教育センターにて教師力向上アドバイザーとしてご活躍中の、酒井 弘 先生に「聴覚障害と早期支援」についてお話をしていただく予定です。詳細につきましては、令和元年度「学校見学・聴覚障害教育研修会」の要項をご覧下さい。対象となる方々のご参加をお待ちしております。

聴覚支援センターの新しいリーフレット

  聴覚支援センターの新しいリーフレットを作成しました。「きこえとことばの相談」と題して、従来の内容から、さらに見やすくわかりやすくをモットーに改めました。
  裏面には、「来校いただいての支援」と「訪問支援」について申し込み方法などを記載しております。いずれの場合もまずはお電話・FAX・メールなどでご連絡いただければありがたいです。
  ご自由にダウンロードして、ご活用していただければ幸いです

神戸中央市民病院 諸頭先生との「ケース会議・研修会」

 神戸市立医療センター中央市民病院耳鼻咽喉科で言語聴覚士としてご活躍の諸頭三郎先生をお招きし、ケース会議・研修会並びに講演会を実施しました。
 本校の職員を始め、播磨
地域の高等学校・中学校・小学校・特別支援学校やルネス花北からも先生方がご参加下さいました。
 ケース会議では、諸頭先生が関わって下さっている子どもたちに関する情報や支援の方法、人工内耳の故障や不具合に対する対処法などをお教えいただきました。
 講演では「人工内耳医療の最新情報」という演題で、最新の人工内耳N7(ニュークレアス7)の機能についてや人工内耳の故障や不具合に対する対処法、体育の授業・宿泊を伴う校外学習時の留意点等について、わかりやすく話して下さいました。また、地域の小学校・中学校に通う難聴児童生徒の思春期の問題についてを医療面からと心理面からに分けて話して下さり、対応方法のヒントを示唆していただきました。
[講演会の参加者の感想]
  
 ○  新しい人工内耳についてや、故障したときの対処などについてくわしく教えて頂けて
   よかったです。

 ○  担当児童の直面している課題に、日々「どうすればいいか…」と考えているところで
   すが、たくさんのことを教えて頂き、「そんな時期なのだ」と少し安心した部分もありま
   す。改めて、
長期的に将来を見据えた支援が必要なのだと感じました。
 ○  思春期の話や将来に向けて職業の話は、担当の生徒と重なる部分もあり大変参考
   になりました。
どの子も心が揺れる時期ということをベースにおいて、子どもを理解し
   たい
と思いました。
  


   

9月までの研修会

①6月22日 聴覚障害と早期支援  
 保健師・教育委員会・保育園・幼稚園・こども園の先生方にお集まりいただき、本校教員が本校の早期支援を中心とした概要を説明し、聴覚障害についての基礎的な説明をしました。
 その後、早期支援と聴能について教育オーディオロジーの専門家である同志社大学准教授・中瀬浩一先生からご講演をいただきました。
 【参加者の声】
  ・授業や学校の設備の工夫を見ることができて、勉強になった。
  ・今回で2回目の参加。実際の相談の際にもこの場での学びが役立っ
   ている。
  ・早期発見、早期支援について学び、その大切さ、「先」を見通した支援
   の大切さがよくわかった。
                  
②8月27日 聴覚障害の基礎知識
 高等学校の養護教諭を対象として、聞こえにくいとはどういうことか、また、高校生という思春期にある聴覚障害生徒に対する適切な支援のあり方について、本校教員から説明をしました。
 また、現在困っておられることについてのご相談も受けました。
 【参加者の声】
  ・聞こえのシュミレーションや聴力測定の部屋の見学などがとてもよかった。
  ・いままで想像していた以上に難聴生徒が困り感を抱えていることが実感と
   してわかった。学校のほかの職員にも伝えていきたい。

③9月21日

    人工内耳装用児の言語発達(講演及びケース会議) 

 川崎医療福祉大学医療技術学部感覚矯正学科教授であり言語聴覚士でいらっしゃる福田章一郎先生から「人工内耳装用児の言語発達」という演題で講演をしていただきました。聴覚障害の子どもたちが苦手とすることや、彼らに必要とされることを、理論的に、また統計上からわかりやすく説明していただきました。

 講演の後、岡山大学(人工内耳施術)・松本耳鼻咽喉科とのケース会議

として、引き続き福田先生から、個々の子どもたちに対する支援についてのご指導・ご助言をいただきました。

 【参加者の声】

  ・「人工内耳の目標」について、これまでの医療からの話に比べて、とて
   分かりやすく“限定”されたことで、その先を担うのは教育であるとい
うこと
   が理解できた。

  ・聴覚障害児がことばを理解するためには処理すべきことがたくさんあること
   を再確認できてよかった。

  ・地域の先生方にも、人工内耳をしている子どもたちはたいへんな苦労・スト
   レスがあることがよく伝わったと思います。

  ・「人工内耳は日本語の音の弁別を獲得させるもの」「言語の獲得は学校でが
   んばらないと」ということを聞き、改めて自分たちががんばらないといけな
   いと強く思いました。 (小学校難聴学級担任)

  ・“聴覚障害児への療育について”具体的に教えて頂き大変よくわかりました。 
   さまざまな情報制限がある中で、どのように聞こえているのかを
イメージす
   ることができてよかったです。

                   (教育委員会就学相談担当指導主事)

平成30年度 ケース会議・講演会