学年・専門部

2022年10月の記事一覧

福祉講演会【理学療法士について】

10月11日(火)2年次「社会福祉基礎」選択生徒に向けて、神戸医療福祉専門学校三田校より成田先生をお招きし、理学療法士のお仕事やテーピング等の技術について教えていただきました。

理学療法士は一言でいうならば動作の専門家です。寝返る、起き上がる、立ち上がる、歩くなどの日常生活を行う上で基本となる動作の改善を目指します。患者さんにとって、医師から「動いてもよい」という許可が出て初めて出会う専門職ということで、病気やケガで思うように体が動かせなくなった人の、心のケアも大切な要素であることを知りました。

また、リハビリテーションは第3次産業であるサービス業にあたること、サービス業は知識と技術を売る仕事であり、技術を身につけるにはとにかく練習を繰り返すことが大切であるという言葉が印象的でした。その一つとしてテーピング法を教えて頂きました。また、亜脱臼予防のための三角巾の巻き方を考えてみよう、ということで、それぞれ知恵をしぼり合って取り組みました。実際にやってみることの大切さを学ぶことができました。

  

とても貴重なお話と体験をありがとうございました。

人と自然科 農業と環境 手刈りで稲刈りをしました

 10月に入り、一気に涼しくなってきました。人と自然科1年生農業と環境の授業で6月に田植えをしたもち米『ヤマフクモチ』も稲穂が垂れ、収穫を迎え、鎌を使った手刈りによる収穫実習を行いました。

 6月に行った田植えに関する記事は記事はこちら

 まずは担当の先生から収穫方法に関する説明を受けました。籾の先端についている『ぼう』と呼ばれるとげが体に入るとちくちくするため、服装に気をつけることから学びます。そして今回は刃がギザギザしている『鋸鎌』を使います。間違った使い方をするとケガにつながりとても危険です。手袋の着用はもちろん、親指を上に向けて稲を握るなど絶対に手を切らないための稲穂の持ち方、そして収穫後のイネの束ね方などを教わりました。

 

 さっそく実習開始。6月に自分で田植えした場所を稲刈りします。

 

 時間が経つにつれ、どんどん上達していきますね。このように習得した技術を活かし、地域のイベントにも参加し活躍しています。

 習得した技術を活かし先日運営を行った、農業クラブ 世界稲刈り選手権に関する記事はこちら

 そして刈ったイネを5株束ね、麻紐でくくって稲束にしました。

 束ねた稲束は天日干しするためはざかけ(稲木に稲束をかけること)します。乾燥機で一気にするのとは異なり、ゆっくり時間をかけて乾燥を行うことで、甘みやうま味、粘りが増すと言われています。ちなみに有馬高校では、脱穀(稲穂から籾を外すこと)後の稲わらは野菜や花の栽培で活用します。

 約2時間で予定していた部分を刈ることができました。最後にみんなで落穂(田んぼに散らばる穂)を拾います。(ミレーの絵画『落穂拾い』で有名なシーンですね。)せっかく想いを込めて栽培したモチ米を一粒たりともムダにしたくないですね。

  あっという間に実習は終了。最後に集合写真を撮りました。

 今回収穫したもち米は、11月12日(土)に開催される農業祭にて販売する予定です。 今年も今回紹介したもち米はもちろん、ダイコンやハクサイなどの野菜、パンジー、ビオラ、ハボタンなどの草花苗、その他ギンナンなどの農産物販売のみ、感染防止対策を講じた上で、実施の方向で準備を進めています。(焼きもちやポン菓子などの食品バザーは残念ながら今年も自粛を考えています。)

 昨年度の秋の農業祭に関する記事はこちら

 地域の皆さま、楽しみに待っていてください。

「産業社会と人間」インタビュー講座

10月7日(金)の「産業社会と人間」は、FM三田のアナウンサー門垣さんにお越しいただき、インタビュー講座を実施しました。講師をホストにした、ZOOMによる授業でした。

最初に見本として、門垣先生から本校教頭先生にインタビューをしていただいた後、生徒たちが、1人2つ質問を交えて担任の先生や授業担当の先生に直接インタビューをしました。ポイントは、相手の答えを受けてさらに踏み込んだ質問をその場で臨機応変にすることで、生徒たちは考えながら「先生の意外な一面」を聞き出していました。ZOOMを通して他の教室のインタビュー内容の発表を聞くことができ、他クラスの教員の人柄についても知ることができました。。

インタビューを通して教師と生徒との距離が縮まり、どの教室も大盛り上がりでした。

最後にまとめとして、門垣先生からインタビューの心構えをお聞きしました。

次回からは、本日のインタビューの極意で学んだことを生かして「プロフェッショナル in有馬」(職業人インタビュー)の準備を進めていきます。

門垣先生、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

令和4年度後期始業式、生徒会認証式、伝達表彰が行われました。

令和4年度後期始業式、生徒会認証式、伝達表彰がオンラインで実施されました。

初めに校長先生から後期の個々の学習の取り組みについてと、学校生活全般についてのお話がありました。

その後、生徒会認証式が行われ、それぞれの役員に認証章が授与されました。

旧生徒会会長より先生方と生徒の皆さんにお礼の言葉、新生徒会役員を代表して生徒会長からの決意表明が

ありました。

旧生徒会の皆さん本当にご苦労様でした。そして、ありがとうございました。

新生徒会の皆さんは、先輩方から得た、知識や財産、経験を今後、更に発展させてください。期待しています。

その後、バドミントン、水泳、空手、陸上競技、農業部の伝達表彰が行われました。

中でも水泳部は、近畿大会へ、農業部は、全国大会へ出場します。素晴らしい結果、おめでとうございます。

これからも一つでも多くの結果が残せるように練習に励んでください。全校で応援しています。

 

人と自然科 農業クラブ 福祉施設花壇植え付けボランティアに行きました

 人と自然科では、普段の授業や実習で学んだ知識や技術を活かして、地域での作庭や装飾、体験などの活動を積極的に行っています。最近も以下の場所で作庭したりイベントで体験活動を行うなど、生徒は大活躍しています。

 ひょうごまちなみガーデンショーin明石 アグリハイスクールガーデンに出展に関する記事はこちら

 淡路花博2022秋 第11回高校生花と緑のガーデンに出展に関する記事はこちら

 新名神高速道路宝塚北SA 新メニュー表彰式でのアレンジ体験会開催に関する記事はこちら

 阪神梅田本店にて 夏休みふれあい体験広場アレンジメント体験実施に関する記事はこちら

 10月1日(土)人と自然科農業クラブ役員7名が篠山市にある福祉施設「丹南精明園」を訪れ、花壇植え付け活動を行いました。農業クラブでは13年前からこの活動を年3回行っており、6月に続き、今年度2回目の活動です。

 今月末に丹南精明園では園祭が行われる予定となっているそうで、夏休みからこの日に備えて播種、鉢上げを行ってきたマリーゴールド、ペチュニア、ジニア、ケイトウ、観賞用トウガラシなど約800鉢を持参しました。

 まずは土づくり。肥料として油かすを施し、耕運機で攪拌し植えやすいようにならしていきます。

  準備ができたところでデザインを考えていきます。丹南精明園では大小4つの花壇と玄関わきのプランタの装飾を担当させていただいています。今回は10月から3年生のバトンを引き継ぐ2年生の生徒を中心にデザインを考え、花壇苗を並べていきました。

 

  並べた後は、定植していきます。新型コロナウィルス感染前は利用者の方、職員の方と一緒に作業を行っていましたが、今はまだ感染の心配があると言うことで生徒だけで定植していきます。早く落ち着いたら良いですね。

 この日は快晴。気温も30度近くまで上昇し、熱中症に注意しながら進めていきました。さすが普段の実習で取り組んでいるだけあって、慣れた手つきですね。どんどん花壇が賑やかになっていきます。

今回新調していただいた『有馬高校協同花壇』の看板を建て、かん水をしたら作業は終了です。初めて2年生がリーダーということで少し時間がかかってしまいましたが立派な花壇が完成しました。

 完成した花壇はこちら。園祭が行われる20日後にはもう少し株が張り、ボリュームが出てくる予定です。

 

 

 最後に恒例の記念写真です。

 

 次回は12月頃に冬、春に花壇に向けた植栽に伺います。お世話になりました。ありがとうございました。