兵庫県立 有馬高等学校
Hyogo Prefectural Arima Senior High School, Since 1896
2022年1月の記事一覧
75回生修学旅行 人と自然科その5 狩猟体験
こちらは人と自然科です。
お昼ご飯も終わり、お腹いっぱい。とりあえず雪遊びです。
午後からのプログラムは4班に分かれての狩猟体験です。
狩猟免許を持った田歌舎のスタッフの案内で、猟犬とともに野生のシカを猟場へ追い込み、猟銃で撃ちます。野生のシカと出会うまでのプロセス、緊張感を感じることができます。日によってはシカと遭遇できない場合もあるそうです。皆さんの普段の行いを信じましょう。
狩猟中の撮影は禁止されているのでここからは文章のみの報告です。
猟師さんと一緒にシカが良く出没する場所に移動し、木の陰で息を潜めて待ちます。猟犬の鳴き声を聞きながら約1時間待ちました。猟師さんの話では、最近は猟犬にGPSが付いているのだそうです。
結果ひとつの班の前に雄シカが現れ、仕留められました。また、別の班も山をくだる雄シカを目撃することができました。
プログラムの最後に、施設代表の方から、野生のシカが私たちの生活や周辺の環境に与える影響、そして命をいただく意味や命をいただく我々がやるべきことについてお話しをいただきました。
濃密な田歌舎での時間も終わりを迎えます。最後に生徒代表から
短い時間だったけど、家や学校では学べないことをたくさん経験することができました。
とお礼の言葉があり、記念に人と自然科オリジナルTシャツを渡しました。
田歌舎での体験はいかがでしたか?農業を学ぶ私たちにとって、そして将来農業をしない生徒であっても、これから一生食べ物を食べて生きていく私たちにとって、絶対に体験してほしい命のプログラムでした。
それでは今日の宿泊地、びわ湖大津プリンスホテルに移動しましょう。田歌舎のスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
75回生修学旅行 人と自然科その4 田歌舎にてスローフードを楽しみました
人と自然科です。
シカの解体実習の後はいよいよ田歌舎スペシャルジビエ料理です。
田歌舎はお米や野菜は買わずに食料自給率は9割以上。 野草や山菜の採集、きるだけ農薬を使わないように育てたお米・古代米、年間で60種以上にもなる野菜にハーブを自分たちで栽培しています。
またお肉は猟で得たシカやイノシシに加え、自分たちたちで育てた鴨を使っています。 さらにさらに水は100%天然の飲める湧き水です。 (ちなみに冬の暖房となる薪も自給し、施設内にある10棟以上ある大小様々な建物は全て自分たちの手で建てた施設です。)
そんな田歌舎の本日のスペシャルメニューはこちら。
シカカツ&シカメンチカツ、釜で炊いた紫黒米、根菜類たっぷりスープです。都会では味わえないスローフードメニュー。最高です。
昼食中の曲を聴いていたら何とFFJの歌が流れてきました。さすが人と自然科の生徒ですね。みんな大満足の顔です。
シカの解体をしたからこその味です。お腹いっぱいになりましたか?
それでは午後のプログラムです。午後は狩猟体験。どんな体験が待っているのでしょうか。
75回生修学旅行 総合学科その2
大阪府吹田市のエキスポシティ内にあるビデオゲームを通じてデジタル技術の知識を学ぶための施設であるREDEEに到着しました。早速プログラミング体験をはじめ、さまざまな体験をしています。
75回生修学旅行 人と自然科その3 田歌舎にてシカの解体実習
人と自然科です。バスで約2時間半走り、田歌舎に到着しました。一面雪景色です。テンションが上がりますね。
京都府美山町にある田歌舎は約5haの田畑と山林を持ち、農業・狩猟・採集・牧畜・建築をしながら自給自足の知恵と技術を磨き、伝えている施設です。
長靴に履き替えバスを降りましょう。
午前中はシカの解体体験です。近年、日本の各地でシカやイノシシによる農業被害が報告されています。(有馬高校でも人と自然科の生徒が栽培したブドウやスイートコーンをアライグマに食べられる被害が毎年起こっています。)農業を学ぶ人と自然科の生徒にとって避けては通れない課題です。
害獣として捕獲したシカやイノシシは、無駄に処分されるのではなく、豊かな森で育まれた大切な資源として考え、ありがたくいただく。田歌舎では、狩猟で捕獲したシカやイノシシを解体し、食肉として最後まで命をいただいています。今回はシカの解体を体験し、「お肉」を自ら触って味わって、動物の命のありがたさ、美味しさ、そしてその大切さを感じます。この日も私たちのために3体のシカを準備していただきました。
3班に分かれて実際に体験していきます。今回は生徒が自分で判断し、できるところまで体験、もしくは見られるところまで見学します。見られない生徒は、鴨や猟犬と触れ合いました。
このような専門道具を使っていきます。
後ろ足とお尻から皮を剥ぎでいき、足を切り落とします。
皮を剥いだら部位ごとに肉に切り分けていきます。
頂いた命は余すところなく活用する。将来的には残った骨や皮も堆肥化して畑に還す計画もあるようです。これから先二度と見ることがないかもしれない経験をさせていただき本当にありがとうございました。
この後は昼食。シカ肉を含む田歌舎特別メニューが準備されているようです。楽しみですね。
75回生修学旅行 総合学科その1
出発しました!
修学旅行の始まりです!
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