学年・専門部

2021年8月の記事一覧

人と自然科 小型車両系建設機械 特別教育講習実習

 人と自然科では、漢字検定や書写検定など一般的な検定だけでなく、危険物取扱者や農業技術検定、生物分類技能検定など農業系や建機系など普通科では取得できない様々な資格取得が可能です。

 夏季休業中資格取得第1弾 アーク溶接特別教育講習実施 の記事はこちら

 夏季休業中資格取得第2弾 刈払機安全衛生教育講習実施 の記事はこちら

 夏季休業中資格取得第3弾 国家資格 フラワー装飾技能士 の記事はこちら

 8月9日(月)~10日(火)小型車両系建設機械特別教育に関する資格講習が実施され、人と自然科で資格取得を希望する1年生~3年生までの生徒49名が挑戦しました。台風が近づき心配でしたが、登校時に警報が発令されていなかったため、予定通り開催することができました。

 

 講習1日目は、キャタピラー教習所の講師の方に有馬高校に来ていただき、学科講習を行いました。

 

 今回挑戦した小型車両系建設機械は、土木工事や建築工事において使用される建設機械の一つです。近年は大規模に経営する農業が主流となりつつあり、小型車両系建設機械を導入されている農業法人や農家さんも多くいらっしゃいます。運転には労働安全衛生法の規定により所定の特別教育を修了した有資格者であることが必要となります。

 

 まずは安全運転の心得について集中的に学びます。安全に配慮した服装や正しい乗り降りの方法、周囲への知らせ方などを実際の事故の例も聞きながら理解していきました。さらにテキストや映像、模型を使い、小型車両系建設機械の種類や用途、原動機(エンジン)や油圧装置などの仕組み、機械の操作法など専門的な内容を学びました。

 

 学科講習の最後は、確認テストです。専門的な内容も多かったため苦戦している生徒もいましたが、全員合格ラインをクリアしました。

 2日目はキャタピラー教習センターに移動し、実技講習です。台風一過で快晴となり、熱中症に注意しながら講習が始まりました。

 小型車両系建設機械の中でも今回は最も一般的に使用される掘削用機械、ドラグショベル(バックホウ)の操作について学びました。まずは昨日の学科講習で学んだ各部位の説明、エンジンの仕組み、点検法など実物を目の前にして復習しました。

 いよいよ運転実習です。まずは基本操作となる前後の移動です。前方にある2本のレバー(それぞれ左右のキャタピラーと連動しています)を前後に動かすと移動します。

 そして掘削作業です。ドラグショベルの作業装置は車体に取り付けられたブーム・アーム、そして実際に土砂が入るバケットで構成されており、4方向に動く2本のレバーを同時に操作することで掘削します。

 建機系の運転はとにかく繰り返し練習し、体で覚えることが大切です。今回はキャタピラー教習所で6時間以上実技講習を続けました。操作できる時間も限られているため、他の人が練習している状況を見るのも大切な講習です。最後は講師の先生の手助けなく、作業装置の操作、掘削作業ができるようになりました。

 無事講習も終了し、参加した生徒全員がライセンスを取得することができました。今年度の建機系資格講習は今回をもって終了。ちなみに来年度はフォークリフト技能講習、チェンソー、ガス溶接の建機系資格講習を予定しています。専門学科である人と自然科に入学しからからには、夏休みも様々な経験を行い、自分のスキルを向上させ、進路実現につなげましょう。

人と自然科 小型車両系建設機械受講者へ学科講習に関する連絡

人と自然科 小型車両系建設機械資格講習受講者へ連絡です。

 本日(8月9日(月))実施する学科講習は、予定通り9:00開始で行います。

 気をつけて会場の有馬高校清陵会館に来て下さい。

 

 担当 農業部 長光

人と自然科 8月9日〜の小型車両系建設機械受講者へ台風接近に関する連絡

 人と自然科 小型車両系建設機械資格講習受講者へ、台風接近に関する連絡です。

 現在台風9号が接近しており、有馬高校での学科講習が予定されている8月9日(月)に近畿地方にも接近、警報が発令される可能性があります。

 8月9日(月)は朝8時の時点で学科講習が行われる三田市に警報が発令されている場合、学科講習を後日(現時点では8月11日水曜日を予定)に延期します。

 三田市に発令されず、神戸市など各生徒の居住地に発令されている場合は、保護者の判断で講習会に出席してください。なお欠席を選択した場合は、講習はキャンセルとなり、講習代金は返金となります。キャンセルの連絡は9日の8時20分から8時45分の間に有馬高校まで電話連絡をお願いします。

 なお、キャタピラー教習所での実技講習は予定通り8月10日(火)に行う予定です。

 今後各自で最新の気象情報を確認し判断してください。

担当 農業部 長光

追伸 

 この連絡を確認した生徒は、同じく講習を受講予定の生徒に伝えてあげて下さい。ご協力よろしくお願いします。

人と自然科 夏季休業中資格取得第3弾 フラワー装飾技能士

 人と自然科では夏季休業中も、それぞれの生徒が興味関心、将来の進路を考え、様々な資格取得に励んでいます。

人と自然科 夏季休業中資格取得第1弾 アーク溶接特別教育講習の記事はこちら

人と自然科 夏季休業中資格取得第2弾 刈払機安全衛生教育の記事はこちら

 8月となり、特に力が入っているのが、人と自然科の学びの特色でもあるフラワーアレンジメントに関する国家資格フラワー装飾技能士です。すでに筆記試験は終わり、8月8日(日)の実技試験に向け、今年度は1名の生徒が2級に、2名の生徒が3級に挑戦します。

 2級の実技試験の内容は、花束、アレンジメント、そしてブーケの製作作業です。

 まずは花束、2パターンの中から1点を制作します。幅:高さの比率が5:3のラウンド(円形)になるように束ねていきます。

 次はブーケ。キャスケードクレセントの2パターンの中から一つを制作します。

 最後はアレンジメント。ファン、トライアングル、ホリゾンタル・オーバルの3パターンの中から一つ制作します。

 完成はこちら。

 

 制限時間内に正確に制作する必要があります。生徒はストップウォッチを片手に何度も繰り返し練習をしています。

 そして3級の取得を目指す生徒は、花束及びリボン、バスケットアレンジメント、ブートニアを制作します。

  完成した作品はこちら。指導者のコメントは「まだまだ本番まで練習が必要」とのことです。

 人と自然科の卒業生の中には、取得した資格を活かし、フラワーアレンジを活かした仕事に就いている先輩もたくさんいらっしゃいます。実技はとにかく練習あるのみ。ちなみに昨年は2名の先輩が合格しました。毎日暑い日が続きますが、今年も全員合格に向け頑張りましょう。応援しています。

人と自然科 HONEY FMで農業クラブでの活躍紹介

 8月3日(火)地元FM局『ハニーFM』のハイスクール特派員登場のコーナーに、人と自然科の生徒4名が生出演し、農業クラブ全国大会の紹介、そして県大会の結果報告を行いました。

 現在ハニーFMでは、三田市内4校が持ち回りで毎週火曜日17:15~ハイスクール特派員登場のコーナーを担当し、学校行事や大会、特色ある授業について紹介しています。今回は、今年度兵庫県でさらには有馬高校で開催される第72回日本学校農業クラブ全国大会兵庫大会意見発表会の運営生徒と、その全国大会を目指す選手が出演しました。初出演の生徒がほとんどで、打ち合わせでも緊張が感じられます。

 まず最初は、第72回日本学校農業クラブ全国大会兵庫大会意見発表会の生徒実施委員長と副委員長の登場です。

 7月21日(水)、22日(木)に開催された全国大会リハーサル大会(兼兵庫県大会)についての報告ならびに現在自分たちが課題研究の授業で取り組んでいる研究内容についても話が盛り上がりました。

人と自然科 第72回日本学校農業クラブ全国大会リハーサル大会開催の記事はこちら

 10月の大会に向けての意気込みとして「全国から来る代表選手に三田の良さを知ってもらえるよう、おもてなし準備を頑張ります」という言葉が印象的でした。

 リクエスト曲「FFJの歌」(全国の農業高校生が歌える歌)が流れた後は後半の2人にバトンタッチ。先日の農業クラブで最優秀賞を受賞した人と自然科生徒の登場です。

  

 昨年は新型コロナウィルスで中止となった県大会。2年ぶりの開催となった今年は人と自然科の生徒が大活躍。今回は意見発表会と農業鑑定競技会でそれぞれ最優秀賞を受賞し、近畿大会、全国大会に出場を決めた生徒が出演しました。

兵庫県学校農業クラブ連盟大会意見発表会&農業鑑定競技会にて最優秀賞を含む大活躍の記事はこちら

 競技の内容や練習方法、近畿大会、全国大会に向けた意気込みなどを報告。最後は「建築関係の仕事で活躍したい」「農業高校の先生になりたい」という将来の夢を伝え、放送は終了しました。リクエスト曲はBTSの「STAY GOLD」(意見発表会の練習でモチベーションを保つために聴いている曲なのだそうです。)

 最後に、フリーペーパー『HONEY』用の記念写真を一枚。

 兵庫県の代表選手の皆さん。近畿大会、全国大会頑張りましょう。そして10月の全国大会に向け、人と自然科生徒、職員一丸となって準備を進めていきましょう。

 ハニーFMのスタッフのみなさん。ありがとうございました。