学年・専門部

2021年6月の記事一覧

家庭科「フードデザイン」出前授業

家庭科「フードデザイン」では、家庭科技術検定食物調理4級・3級取得を目指して取り組んでいます。

4級の課題は、「キュウリの半月切り」と「計量」

4級は、衛生面、調理台に立つ姿勢、包丁の持ち方、材料の切り方、計量スプーンやカップの正しい使い方、など調理の基礎となる検定です。キュウリを30秒以内に50枚以上切ること、1枚2ミリ以下できれいな半月切りであることという基準があるので、かなり練習をしないと合格できません。検定直前、緊張して手が震えている生徒もいましたが、結果は全員合格でした!

3級の課題は、「鶏肉と野菜の煮物」「果汁かん」

果汁かんは、簡単そうに見えて、濁りや泡立ち、崩れなどに苦労する生徒が多い課題です。

そこで、辻調理専門学校の先生をお招きして、プロのコツを教えていただくことにしました。

丁寧にご指導いただいたお陰で、きれいな果汁かんが出来上がりました。

辻調理専門学校の先生方、本当にありがとうございます。

出前授業の成果を活かし、3級検定に全員で合格できるよう頑張ります!

 

 

福祉講演会(理学療法について)

6月22日(火)2年「社会福祉基礎」では、理学療法士の先生をお招きし、お話をいただきました。

 はじめに、医療にかかわる専門職について教えていただくとともに、リハビリテーションの様子など、現場ならではのお話を多く伺うことができました。特に、術後すぐの不安定な方へのリハビリは恐怖心もあること、”リハビリはしんどい”というイメージの方に対して積極的に取り組むための工夫など、実際働いてみないとわからないことを具体的に知ることができました。

  

 また、後半では体圧分析装置を使って自分の重心を知ったり、ニーブレス(膝を固定する装具)を装着した状態での杖歩行介助などを体験しました。普段の姿勢が正しいと認識していても、実際に体圧を測定すると重心がずれている生徒もいて、正しい姿勢を保つことが難しいと体感しました。介助において、理学療法士の声のかけ方も非常に重要であることを知りました。

 

 まだまだ将来の夢ややりたいことも不明確な生徒もいますが、どのような職業についても「コミュニケーションが大切」ということを改めて考える機会となりました。泰永先生、お忙しい中ありがとうございました。

家庭科「調理」出前授業

家庭科「調理」の授業では、家庭科技術検定 食物調理2級取得を目指して取り組んでいます。

2級の課題は、「お弁当」です。

指定の食品を指定量使って規定時間内に調理することが求められ、献立、衛生面、手順、盛付け、など様々な観点から採点されます。同時進行で何品も作っていくため、焦げたり、火が通っていなかったり、失敗の連続です。

そこで、辻調理専門学校より日本料理の先生にお越しいただき、野菜の煮物を手際よく調理するコツについてご指導いただきました。

先生方の丁寧なご指導の下、「きんぴらごぼう」と「厚揚げと大葉のチーズ肉巻き」を作りました。

お弁当のおかずのヒントもたくさんいただき、有意義な出前授業となりました。

辻調理専門学校の先生方、本当にありがとうございました。

全員で検定合格できるよう、更に工夫を重ねながら取り組んでいこうと思います。

 

人と自然科 農業クラブ 県リーダー講習会に参加

 6月10日(木)、兵庫県学校農業クラブ連盟リーダー講習会が開催され、人と自然科農業クラブ役員、全国大会実行委員合計27名が参加しました。手指消毒はもちろん、マスク&フェイスシールド&検温と万全の感染対策で迎え入れていただきました。

 人と自然科のように農業が学べる高校は兵庫県内に11校あり、兵庫県学校農業クラブ連盟を組織しています。そして毎年6月に、各学校の農業クラブ本部役員が集まり、リーダー講習会を開催しています。例年は午前中はクラブ活動発表会が、午後は専門分野に分かれた分科会が開催されます。今年は緊急事態宣言が出されている影響で、開会式や閉会式、クラブ活動発表会など、参加者が集まるプログラムはすべて中止。そして、10月に開催される日本学校農業クラブ全国大会兵庫大会に向けて、全国の農業高校生をお迎えする準備をする講習会に限って短時間で開催されました。(有馬高校は、意見発表会の大会運営を担います。)

 第72回日本学校農業クラブ全国大会令和3年度兵庫大会公式HPはこちら

 人と自然科 第72回日本学校農業クラブ全国大会兵庫大会 1年前イベント開催についての記事はこちら

 第1分科会は理事会。各校農業クラブ会長が集まり理事会が開催されました。夏に開催される農業クラブ県大会のポスターや発表競技の発表順の抽選、ポスターの選考、情報交換会などが行われました。

 第2分科会は、接遇、マナーアップ講習会。ウィル・プランニングの 久保田 晶先生を講師にお招きし、第一印象の大切さや、相手の会話をするときのポイントなど、講義と実践を交えてお話をいただきました。

 第3分科会では、舞台役者、声優の田島圭悟先生にお越しいただき、アナウンス講習会を実施しました。自己紹介の時に緊張しない方法や、美しいしゃべり方、練習方法をおしえていただき、実際にマイクを使って、腹式呼吸の使い方やアドリブ対応の方法について、実践を通して学びました。

 

 第4分科会は、撮影と取材、記録方法の講習会をテーマに、株式会社農文協プロダクションの吉元さん、湯前さん、水野さんを講師にお招きし、一眼レフカメラの使用方法や相手の言葉を引き出すインタビューの方法について実践を交えてご講義いただきました。

 

 そして最後は第5分科会。加古川総合文化センターにある、プラネタリウムを体験し、宇宙について学びました。(当たり前ですが上映中の撮影不可でした。)

 約2時間でしたが、参加した生徒は充実した時間を過ごせたようです。全国大会まで約130日となりました。全国大会の成功に向け、頑張りましょう。

 

1年次生「産業社会と人間」の授業で科目選択とコミュニケーショントレーニングを行いました。

6月11日(金)、1年次生の「産業社会と人間」の時間に科目選択ガイダンス2回目とコミュニケーショントレーニングを実施しました。5時間目に全体の振り返りをした後、科目選択の手引きに従いながら、4つの系列、6タイプについて担当者から説明しました。本校では生徒の進路実現のために、生徒の興味関心に応じて様々な授業を選択できます。人文科学系列国際タイプから「発展英語」や「異文化理解」等の授業について、ビジネスタイプから商業科目を中心に、自然科学系列理数タイプから理系科目についての説明を受けました。6時間目は生活と健康系列から家庭、保育科目、食物検定等の説明、福祉タイプから福祉の授業の特色、創造と表現系列から音楽、美術、工芸、書道についての説明がありました。

生徒たちはこれから、面談、個別の相談会等に参加して2年次、3年次の科目選択を決定していきます。

  

その後、コミュニケーショントレーニングの授業において「目は口ほどにものを言う」というタイトルで「目」を使って感情(喜怒哀楽)を表してみました。教師がモデルとなって例示した後、生徒たちも実際に体験しました。視線が自分の感情を表現する際にきわめて重要な働きをすることなどを学びました。また、非言語コミュニケーションによる情報伝達の練習として、ホワイトボードに描かれた絵を、見ていない相手に伝える練習もペアで行いました。自分はわかっていても相手に伝えることの難しさを実感した授業となりました。