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福祉講演会(虐待とその防止について)

11月18日(木)「生活支援技術」の授業を選択している生徒に向けて、Office Kuriharaの栗原先生より、『虐待防止』についてお話をいただきました。前回に引き続き、2回目の講演会となります。

 

虐待は、「本人が生活的困窮を抱えている状態」とされており、よくイメージされる身体的虐待だけではない、ということを学びました。例えば子育てにおいて、指示されないと動けない子というのは、何でも保護者に決められてきたから、自分の要求が表現できない、という状態で起こります。これも虐待ととらえられます。支援者にとって、「安全だから」という理由でしている援助も実は拘束にあたることもあります。

講演の様子権利擁護のビデオ鑑賞

すべての人が生まれながらに持っている”尊厳””人権”を大切し、常に相手のことを考えて行動する必要があります。しかしながら、支援者にも生活があります。さまざまな面でストレスも抱えます。そういったときに、自分の状態を把握すること、他者と情報を共有すること、スーパーバイザーに頼ることなど、一人で抱え込まない工夫も大切です。ぜひこのことを頭において、将来の生活に役立てていってほしいです。

後半にはグループワークを実施し、学びの振り返りを実施しました。栗原先生、2回にわたり貴重なお話をありがとうございました。