学年・専門部

福祉講演会(障害の理解)

11月10日(水)「こころとからだの理解」受講者に向けて、頸髄を損傷されて16年という土田氏よりお話を伺いました。

 土田さんはもともと瓦屋さんで、現場でお仕事をされているときに屋根から転落して、首の骨を骨折、頸髄を損傷され首から下が動かない、感覚がないといった状態になられたそうです。転落直後は、「首から下が無くなったかのかと思った」「自分の右手が見えたけれどまったく動かせなかったので、他人の手を見ているようだった」と回想されていました。

 それから、入院生活、自宅へ戻られてからの生活、そして現在のように一人暮らしをスタートされるまでの詳しい過程をお話しくださいました。その中でも電動車いすとの出会いが世界を広げるきっかけとなったこと、地域で暮らしてみて分かったこと、海外旅行の経験から気づいたことなど多くの視点からお話いただきました。

 

「コミュニケーションが大切」「心のバリアフリーを広めていくことが重要」といったキーワードから、生徒は多くのことを学んだようです。年が明けたら土田宅へ訪問し、実際の在宅生活についてもっと詳しく教えていただく予定です。本日はありがとうございました。

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