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人と自然科1年生 ブドウとスイートコーンの栽培が始まりました

 4月もあっという間に終わりを迎え、77回生も有馬高校に入学し1か月が過ぎようとしています。入学式直後の1年1組の教室では、人と自然科の伝統、農業クラブ本部役員の生徒によるサプライズの歓迎板書&自分たちで栽培したお花のプレゼントで新入生を歓迎しました。1か月たつと懐かしく感じますね。

 オリエンテーションも無事終わり、人と自然科ではさっそく実習授業がスタートです。

 

 まずはブドウの栽培です。有馬高校人と自然科では、ベリーA、ピオーネ、マスカット3種類のブドウを栽培しており、9月には在校生、保護者を対象としたブドウ販売会が実施されます。

 令和3年度人と自然科 ブドウ販売大盛況 無事終了いたしましたの記事はこちら

 ブドウの栽培方法を学ぶ最初の実習は「芽かき」という作業です。枝からたくさん出ている芽の中から必要な芽を残し落としていく作業です。結果母枝1か所につき2つの芽を残していきます。事前のホワイトボードを使って説明を受けていますが・・・なかなか難しいですね。友達と確認し合いながら、わからないところは担当の先生に質問をしながら進めていきました。

 今後は誘引、ねん枝、摘穂、整房・・・・など7月上旬に行う袋がけまで作業は続きます。 

 そして1年生がもう一つ担当するのがスイートコーンの栽培です。4月の下旬に播種し、7月の中旬に収穫します。人と自然科では栽培したスイートコーンを北摂第一幼稚園の年中さんと一緒に収穫会を実施しています。

 昨年の収穫交流会の様子はこちら

 スイートコーン最初の実習は播種(種まき)です。有馬高校では近年ポリポットに播種し、発芽・育苗した苗を圃場に植え付ける移植栽培を行っています。

 説明を聞いた後、早速実習スタートです。今年栽培する品種は『ゆめのコーン』バイカラー(2色の粒が混ざる)の品種です。2.5号のポリポットに2粒ずつ播種していきます。

 ポイントは覆土(土をかぶせること)が厚すぎないこと。一般的に種子の2~3倍の厚さが適当と言われています。

 一人20ポット播種し実習は終了です。これから育苗器に入れ、加温・加湿することによって発芽を促します。上手く発芽するのか・・楽しみですね。5月に入ると発芽率も計算しましょうね。

 実習を終え教室に戻りながら聞こえた会話は『入学前から実習楽しみにしていて、本当に楽しかった・・・・』とのこと。早速放課後、自主的に農場に足を運ぶ姿が見られるなど、今年の1年生も興味・関心が高い生徒が多いですね。自慢の生徒たちです。

 これからどんどん暑くなりますが、熱中症やけがなどに十分注意しながら、おいしいブドウやスイートコーンが収穫できるように頑張りましょう。