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人と自然科 有馬高校のシンボル 大温室がパワーアップして生まれ変わりました

 有馬高校のシンボルの一つと言えば、県道天神線沿いに建つ大温室ですね。有馬高校100周年を記念して建てられた大温室。20年を超え老朽化が目立っていましたが、この度デジタル社会に対応した産業教育設備整備事業の対象となり、環境制御システムの導入が決定しました。そして10月から約5ヶ月をかけ改修&設置工事を実施。先日ついに完成を迎えました。

 少し中を覗いてみましょう。入口から入っていきます。

 正面には、大温室竣工当初から有馬高校を見守ってくれているシンボルツリー、ガジュマルの木(清陵会寄贈)はじめ、熱帯の植物がお出迎えです。今回の工事で剪定してすっきりしていますね。

 そして今回の事業で導入された環境制御システムについていくつか紹介(自慢)します。

 まずは細霧冷房装置です。センサーで温室内の温度、湿度を測定し、設定した温度より高くなったり、湿度が下がったりしたとき、自動で細かい霧(人間が浴びても濡れないほど細かい霧)が噴霧されます。写真では少し見にくいですか、温室全体に細かい霧が噴射され、涼しくなってきました。

 次に保温&防温シート自動開閉装置です。

 冬は温室内の温度を逃がさず、夏は強い日差しを反射し室内の温度を上げない特殊なシートをはっています。そして温室内の温度をセンサーで測定し、自動で開閉します。

 そして、自動換気装置です。

 同じく温室内のセンサーで温度を自動感知し、温室4面の窓が自動で開閉し、換気を行います。

 このように今回の事業を通して最新の設備が導入され、大温室がパワーアップし生まれ変わりました。今後はこの大温室の活用にむけて、4月からの授業や実習で取り組んでいきます。温室の中がもっと賑やかになる予定です。とっても楽しみですね。

 さらに大温室とともに、現在野菜温室、草花温室も、二酸化炭素制御装置など、スマート農業を学ぶための最新機器の設置工事が進められています。完成しましたら、こちら改めてブログで紹介します。中学生の皆さん。このような最新の施設を使って、有馬高校人と自然科で農業や環境を学びませんか?お待ちしています。