学年・専門部

人と自然科 夏の自由研究評価会(ICT機器の活用)

 人と自然科のように農業を学ぶ学科には『総合実習』という科目があり、実習を通して実践的に農業に関する知識や技術を学びます。

 夏休み中の総合実習の授業についての記事はこちら

 そして人と自然科の伝統となっているのが、夏休み中の『総合実習』の課題である、2.3年生の自由研究です。(ちなみに1年生の生徒は雑草標本の制作を行い、素晴らしい出来映えです。後日紹介します)そしてこの自由研究は農業や環境に関するテーマを自ら設定し、実施するのですが、毎年ユニークなテーマが多く、その内容も年々充実してきています。

 9月18日(金)人と自然科2.3年生の教室では、お互いの自由研究を閲覧し評価する時間が設けられました。

 評価会ではGIGAスクール構想で学校に整備されたタブレット端末を使用し、評価を入力していきます。

 同学年の研究はもちろん、先輩、後輩の研究も互いに閲覧し評価します。研究内容にオリジナリティーがあるか、一貫性があるか、まとめ方についても写真やグラフを効果的に活用しているかなどについて評価していきます。

 とても興味深い研究が多く、皆感心していました。また、放課後も先輩から後輩に賞賛やアドバイスなどの言葉が伝えられるなど、良い刺激となったようです。

 いくつか研究テーマを紹介しましょう。

・甲山の貴重な植物

・直売所調査

・根と根粒菌との関係について

・葉脈標本づくり

・豆苗の太陽光と人口光の生育の違い

・川の生物調査

・生分解プラスチックの制作から分解まで

 中には人と自然科独自の修学旅行先である西表島のジオラマ作成や珍しい蝶の標本づくりまで、クオリティーの高い研究が多く見られました。

 今回の生徒の評価に教員の評価を加え、優秀作品に選ばれた研究は、11月13日(土)の開催予定の秋の農業祭で展示する予定です。

 昨年度の秋の農業祭に関する記事はこちら

 皆様ぜひお越しいただき、生徒の研究をご覧下さい。(新型コロナウィルス感染拡大により中止になる可能性があります。今後更新されるHPを確認して下さい。)