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人と自然科 夏季休業中資格取得第2弾 刈払機安全衛生教育講習実施

 人と自然科では、英語検定や書写検定など一般的な検定だけでなく、普通科では取得できない様々な資格取得が可能です。

人と自然科 夏季休業中資格取得第1弾 アーク溶接特別教育講習実施の記事はこちら

 夏季休業中資格取得講習第2弾として、8月2日に刈払機安全衛生教育講習を実施。希望する人と自然科の生徒49名が挑戦しました。

 私たち人と自然科で学んでいる農業や造園業、さらに土木業で行われている草刈りは、刈払機(草刈機)を使用して作業を行うのが一般的です。そして刈払機の取扱作業(運転)には、事故・災害を防止するため労働安全衛生規則で安全衛生教育実施要領が定められています。この日はキャタピラー教習所(株)から3名の講師の方に来校いただき、資格取得のための講習会を実施しました。

 

 午前中は座学による講習が行われました。講習ではテキストやスライド、実物を用いて刈払機を安全に使用するための知識と技術を学びました。刈払機の種類や刃の種類、持ち運び方、ガソリンと2サイクルエンジンオイルを混ぜた混合油の作り方や取扱い、2サイクルエンジンの仕組み、エンジンの始動方法や停止方法など、専門的かつ実践的な内容を詳しく学びました。

 また、最も重要な内容として『安全』について集中的に学びました。刈払機を使用する場合は飛んでくる石などから自分の体を守るため長袖、長ズボン、長靴、手袋などを必ず着用することはもちろん、特に目を守るため保護面や保護メガネなども着用することなどを学びました。さらに資料を用いて近年問題となっている熱中症対策や、蜂やセアカゴケグモ、マムシなどの毒を有する生物への対応、さらには実際の事故事例の紹介など、とにかく安全最優先!!と繰り返しお話をいただきました。

 

 学科講習の最後に行われた確認テストも全員合格ラインを超えました。

 後半実技講習を行いました。体育館&プール周辺に移動し、実際に草刈の実習を行います。講義で学んだとおり、保護面や騒音から守るイヤーマフの装着などを実践し、エンジンをかけます。

 いよいよ刃を右から左に動かします。前へ進むスピードは半歩ずつといったところでしょうか。

 最初は講師の先生に助けてもらいながら進めていましたが、慣れてくると自分だけでうまく刈れるようになりました。

 実技講習も無事終了し、受講した生徒全員ライセンスを取得することができました。このように人と自然科では様々な資格講習にチャレンジすることができます。来週8月9日(月)からはこの夏休み最後の建機系資格『小型車両系建設機械』の資格講習が行われます。暑い日が続きますが自分のスキル向上のため頑張りましょう。