ブログ

人と自然科 トレース技能検定試験に向けて

 今日は有馬高校の製図室を覗いてみます。

 人と自然科2年生学校設定科目『デザイン基礎』の授業では、10月17日(日)に実施予定のトレース技能検定試験に向けた取組みが行われていました。「人と自然科」の学びの特徴として、在学中に様々な資格が取得できるという点があげられます。参考までに、今年の夏休みも、人と自然科の生徒が様々な資格取得に挑戦しました。

夏季休業中資格取得第1弾 アーク溶接特別教育講習実施 の記事はこちら

夏季休業中資格取得第2弾 刈払機安全衛生教育講習実施 の記事はこちら

夏季休業中資格取得第3弾 国家資格 フラワー装飾技能士 の記事はこちら

夏季休業中資格取得第4弾 小型車両系建設機械 特別教育講習 の記事はこちら

夏季休業中資格取得第5弾 造園技能士 の記事はこちら

 トレース技能検定は、トレーシングペーパーなどの薄い紙を用い、図面を書き写す作業の中で正しく清書することができるかを判断する資格です。将来造園やデザイン、建築など製図や設計などの仕事に就く際に役立つ資格です。

 検定では正しく、美しい線でトレースするだけでなく、速さの技能も要求されます。線を引く際も太さが正しいか、全体に均一であるか、破線や鎖線を描く際も、区切り方や切り口などが揃っているかチェックされます。

 また、図面に書く矢印も、『ひらき』の矢の線、『つぶし』の矢の塗り方も鋭くとがっているかをチェックされます。完成した図はこんな感じです。まだまだ練習が必要です。

 

 さらに実技試験に加えて理論試験もあり、トレース用具の整備調整を含む一般的な内容や簡単な立体用器画法に関する内容、日本工業規格の内容を学習する必要があります。問題集を使って、対策を進めています。

 

 ちなみに昨年度(現3年生)は11名の生徒がトレース技能検定3級を合格しました。全員合格に向け、ラストスパート。頑張りましょう。