学年・専門部

人と自然科 地域自然保護 昆虫採集を通したプログラム体験

 5月25日(火)人と自然科学校設定科目『地域自然保護』の授業で、昆虫採集を通した夢プログラムを体験しました。

 この授業では、県立有馬富士公園をフィールドとし、1年かけて有馬富士公園を訪れるゲスト(特に利用者の少ない高校生を対象)に公園の自然を感じてもらう体験プログラムを生徒自身が企画し、実践する授業を行っています。この取組みが評価され、有馬高校は昨年度グリーンスクール表彰を県知事より頂きました。

 グリーンスクール表彰に関する記事はこちら

 現在は、実際に有馬富士公園で実践されている夢プログラムを体験していますが、この日は三田市自然学習センターの長谷川コミュニケーター・吉田コミュニケーターのお二人にお世話になり、プログラムを体験しました。

 安全にプログラムを行うための説明を頂いた後、まずは学習センターの展示を見学しました。小学生の頃から通っている生徒もたくさんおり、新しい展示に感動していました。

 見学の後は網を手にし、有馬富士公園に飛び出します。

 日本には分かっているだけで約3万2千種類の昆虫が生息しています。本日の目標は100種類を捕まえることです。さあ小学生に戻った気持ちで、頑張って捕獲しましょう。

  地表近くも、くまなく探しましょう。

 よく見ると枯れ葉に擬態した昆虫もいました。

 どんどんゲットしていきましょう。

 道中にはNHKのアニメでおなじみ『ニョッキ』がいました。正式にはマイマイガの幼虫です。毒はありません。かわいいですね。

 約1時間本気で昆虫採集を行い、学習センターへ。小袋に入れた昆虫たちを、『チョウのなかま』『トンボのなかま』『バッタのなかま』・・・など仲間分けしていきます。ちなみに袋に入れるとかわいそうな気がしますが、小さな虫かごに入れるよりも羽を傷つけるリスクは少ないそうです。

 そして、コミュニケーターの先生に聞いたり図鑑で捕獲した昆虫の名前を調べました。今回はチョウのなかま18種類、トンボのなかま2種類、カメムシのなかま4種類、甲虫のなかま18種類・・・・合計59種類捕獲できました。捕獲した個体数は多かったのですが、同じ昆虫を捕獲していたようです。

 

 約2時間のプログラムでしたが、有馬富士公園の生物多様性という魅力が十分感じられる体験でした。コミュニケータの長谷川先生、吉田先生興味深いプログラムをありがとうございました。