兵庫県立 有馬高等学校
Hyogo Prefectural Arima Senior High School, Since 1896
人と自然科で栽培しているブドウが収穫を迎えます(一般販売はしておりません)
有馬高校生徒、保護者の皆さまお待たせしました。人と自然科の生徒が4月から栽培してきたブドウがいよいよ収穫を迎えようとしています。
約半年間、芽かきの作業から始まり、誘引、摘穂、摘粒、ジベレリン処理などの作業を実施してきました。
人と自然科 ブドウのジベレリン処理(1回目)実施しました の記事はこちら
9月上旬には1年生と3年生の生徒、さらにはクラインガルテンの受講生が、自分たちで栽培したブドウの品質チェックを行うための収穫を行いました。
まずはクラインガルテンを専攻している3年生と受講生の皆さんです。クラインガルテンではベリーAの栽培を行っています。
受講生の地域の方と一緒にブドウを収穫。とてもいい出来ですね。子ども達は届かないのでお手伝いしてあげましょう。
美味しそうなブドウが収穫できましたね。
後期のクラインガルテンでは、ダイコンやハクサイ、キャベツなどを一緒に栽培する予定です。楽しみですね。
次は3年生でガーデニングを専攻している生徒。少し高級、大粒系のピオーネを栽培しました。品質調査のため一房収穫です。窓から覗いて着色している房を選びます。
8月下旬の長雨により例年より着色が遅れていますが、立派な出来ですね。
早速糖度と重さを測定。糖度は18度前後でまずまずです。
重さは500gから600gを目指したのですが、800gを超えている房が多く整房作業が不十分であったという反省がありました。
最後に1年生。ベリーAを栽培しました。有馬高校に入学し、自分たちが任されて最初に栽培する作物の一つです。
丁寧にハサミを入れ恐るおそる袋を開けてみると、濃紫色のブドウが顔を出しました。
種子もしっかり抜けて最高の出来映えですね。自慢の一品です。
収穫後はさっそく調査です。屈折糖度計で糖度を測定します。
ベリーAの糖度の目安は17度と言われていますが、多くは基準以上の糖度で、中には20度を超えるものもあったようです。
次は重量。上皿ばかりで測定します。
目安は500g~600gと言われていますが、全体的に基準超え。少し大きかったですね。やはり整房作業の時、車(つぼみのかたまり)を残しすぎたのが原因ですね。大きすぎて包装できなかったり、箱に入らなかったり、来年の着果に影響したりします。次回に活かしましょう。
有馬高校人と自然科ではこの他にも3年生の生徒がマスカットの栽培をおこなっています。以前は一般の方にも販売していましたが、圃場が小さく、販売できる数も限られているため、現在は一般販売はしておりません。本当に申し訳ありません。
現在は在校生、もしくはその保護者に限定して販売しています。詳しくは生徒を通して配布しました『有高産ブドウ販売会について』のプリントをご覧ください。
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