部活動・生徒会活動

人と自然科 農業クラブ全国大会 第1回マナー、アナウンス講習会に出席

3月25日(木)県立播磨農業高等学校にて、第72回日本学校農業クラブ全国大会令和3年度兵庫大会 第1回マナー・アナウンス講習会が開催され、本校生徒5名が参加しました。会場入り口では検温、消毒を行い、感染対策はばっちりです。

有馬高校人と自然科のように全国の高校で農業を学ぶ生徒は全員『農業クラブ』という組織に所属しています。そして日頃の学習の成果や活動の成果を全国の農業高校生と競い合うのが各種競技会です。この大会は校内大会、県大会、近畿大会と続き、最後には日本学校農業クラブ全国大会につながります。別名『農業高校の甲子園』『農業高校のインターハイ』と呼ばれており、9万人の頂点を目指す、農業高校生あこがれの場です。その全国大会が今年10月に72年目にして初めて兵庫県で開催されることが決まっており、有馬高校は『意見発表会』の競技運営担当校を務めます。

人と自然科 第72回日本学校農業クラブ全国大会兵庫大会 1年前イベント開催についての記事はこちら

今回は大会で全国の農業高校生をおもてなす極意を学ぶため、全国大会の各種競技を運営する県内の農業高校の運営役員代表が集まり、マナー・アナウンス講座が開催されました。

今回お話をいただいたのは劇団 ザ・ドクターイエロー主宰の竹下しんいちさん。そしてサポート役として団長の土屋ひなさんに講義いただきました。

まずは「おもてなし」について改めて考えてみました。「目配り・気配り・心配り」とよく言われますが、わかりやすく言うと相手にリラックスしてもらえるかということです。そのためにはおもてなしをする自分自身が緊張しないことが大切だとアドバイスいただきました。そして竹下先生が下積み時代に良くされていたことは、「ありがとう」という言葉をどれだけ言われるかを周囲と競い合っていたとのことです。全国大会では「学生らしさも忘れないように」とのアドバイスも頂きました。

また、竹下先生が以前、超大物芸能人の付き人をされていた経験談についてお話を頂き、指示を待つのではなく、自分で動くことの大切さを実感したと教えていただきました。このことを実践することによって、人を操り、心を操り、そして最終的にはその場の空気も操ることができるそうです。

次は、相手に話を聞いてもらう、理解してもらうためのテクニックについて学びました。今回教えていただいたので4つの基本の流れ。

①テーマ・・・何が言いたいのかを最初に伝える。

②内容・・・できるだけ細かく

③感想・・・私自身の感想

④まとめ・・・前向きな言葉、一番強く思っている意見

です。特に最後のまとめの言葉としておすすめの言葉は「頑張ります」「頑張りましょう」なのだそうです。早速実践として、「自分の押し」をテーマに文章を組み立てて見ました。

その他にも礼の仕方や、身振り手振りは大きくすることなど、たくさんのことを学ぶことができました。普段劇団の役者さんをされているとあって、本当に伝え方が上手く、笑いも絶えず、あっという間に時間が過ぎてしましました。

最後は播磨農業高校の生徒さんが栽培したガーベラの鉢植えをお礼の気持ちを込めてプレゼントしました。

終了後は交流会です。グループに分かれて、各校(各種競技会)の全国大会準備進捗状況や、お互いの困っていることなどを情報交換しました。また各学校の現状などについても情報交換したようで、特に新型コロナウィルスにより延期、中止となった修学旅行について話が盛り上がったようです。

全国大会までのこり211日。有馬高校人と自然科はもちろん、兵庫県内11校の農業高校が団結し、全国の農業高校生をおもてなししましょう。そして素晴らしい大会となるように準備を進めていきましょう。

おまけ・・・

 せっかく播磨農業高校に来たので、少し農場を見学させていただきました。

播磨農業高校は県内唯一の文部科学省指定農業後継者育成高等学校であり、32ヘクタール(甲子園球場8個分)の広さの農場、牧場があります。有馬高校にはいない家畜も飼育されており、(防疫の関係で遠くから見させていただきましたが)たまたま肉牛の出産に立ち会うこともできました。また、自動運転で耕耘などの作業ができるロボットトラクターにも座らせてもらいました。