学年・専門部

タグ:人と自然科

75回生修学旅行 人と自然科その8 早和果樹園見学 前半

 こちらは人と自然科です。

 二日目の午後からは和歌山県有田市にある早和果樹園の見学です。到着したら目の前に山積みのミカンが驚きです。

 

 早和果樹園さんは「みかん1個の価値」を高めるをモットーに、生産から加工、販売まで一貫して行う6次産業を先進的に行っています。また 全国果樹技術・経営コンクール農林水産大臣賞を始め、様々な賞を受賞されていることはもちろん、日本だけでなく世界中から多くの方が視察に来られるなど、今最も注目されている農業法人の一つです。その活躍から、若者が全国から集まってきている企業です。

 4班に分かれ、まずは加工場&農園の見学です。

 早和果樹園では皮をむいてから、薄皮ごと裏ごしするように搾るチョッパーパルパー方式を採用しています。この方式では最終的にはひとつひとつ人間の手でむいていくという過程が必要とのこと。手間暇かけていますね。

 次は選果場です。早和果樹園は自前で大きな選果場を所有しています。

 選果場には光センサーで1個ずつ糖度と酸度を測定するシステムを導入し高確率で品質をそろえることが可能となったようです。今は少し流れていくミカンの数が少ないですが、収穫がピークを迎える年末には圧巻の光景が見られるようです。

最後は果樹園です。

 施設の周りには早和果樹園が管理するミカン畑が見渡す限りに広がっています。

 収穫の時期には一面がオレンジ色の光景が広がること、そしてこの園地で消費者の方との交流会を行なっていることなどつながりの大切さを教えてもらいました。そして早和果樹園オリジナル品種 早和の香の紹介もありました。

 約1時間の見学は驚きの連続です。最後は社長さんからのお話と楽しいショッピングタイムです。この様子は 早和果樹園見学 後半で紹介します。

75回生修学旅行 人と自然科その7 琵琶湖博物見学

 人と自然科です。

 琵琶湖博物館もいよいよ後半。自由見学&昼食です。

 琶湖博物館は、生き物や琵琶湖と密接に関わっている私たちの暮らしのすべてを体感し、学ぶことができる博物館です。

 人間も古くから湖のまわりで生活し、その豊かな自然を利用した伝統的な暮らしを続けてきました。農業とそれをとりまく環境を学んでいる私たち人と自然科の生徒にとって大変興味深い内容でした。

 展示は見るだけでなく、さわったり、においをかいでみたり(現在コロナの感染予防で休止中)して、琵琶湖の自然や生き物、暮らしについて、五感で体験できる工夫がありました。


 また、インスタ映えスポットである、アーチ型の巨大水槽がある水族展示室はたくさんの湖の生き物の生きた姿を見ることのできました。人気のアザラシも可愛いですね。本当に見応えがある水族館でした。


 約1時間半の自由見学で十分琵琶湖博物館を堪能できましたか?見応えがありすぎて時間が足りなかったですね。

 午後に向け、お昼ご飯です。風が強かったので研修室でとりました。豪華弁当です。

 お腹いっぱいになりました。

 それでは午後の見学場所である早和果樹園に向かいましょう。

 早和果樹園に向かうバスの中は…

 ビンゴ大会で盛り上がっています。

 ちなみに最初のビンゴ達成者は農場長の先生で、癖毛を直す、ヘアースティックをゲットしました。

75回生修学旅行 人と自然科その6 琵琶湖博物館に到着しました

 こちらは人と自然科です。

 2日目の最初の行き先は琵琶湖博物館です。まずは琵琶湖のほとりで集合写真です。おひさまが出ていますが、風が強いです。

 まずは博物館の学芸員中井先生から琵琶湖の生物多様性と外来種問題についてお話しをいただきました。

 日本最大の湖である琵琶湖は400万年の歴史を持つ古代湖です。琵琶湖には、2000種以上の生き物が生息しており、ここにしかいない生き物(固有種)もたくさんいます。

 一方で多くの外来種が入り込んでおり、中には在来種と仲良くできないブルーギルやブラックバス、ウシガエル生き物も多く見られるようになりました。先生の話では、外来種の全てが悪い影響を与えているのではないということを知ってほしいとのことです。

 悪い影響のある外来種が在来種、特に琵琶湖の固有種に影響を与え、豊かな生き物のつながりである、生物多様性が脅かされています。

 

 先生からは、琵琶湖の生き物の変化や、外来種に対してどのような対策をしているのかについて詳しくお話しをいただきました。

 

 生徒はメモを取ったり写真を撮ったりして、熱心に話を聞いていました。

最後に生徒から

 外来種の全てが悪者ではないことなど、初めて聞く内容もありとても興味深かったです。ありがとうございました。

とお礼の言葉がありました。

 それではいよいよ自由見学です。展示室には湖の生い立ち、人々の歴史、自然と私たちの暮らしの展示があります。楽しみましょう。

75回生修学旅行 人と自然科その5 狩猟体験

 こちらは人と自然科です。

 お昼ご飯も終わり、お腹いっぱい。とりあえず雪遊びです。

 午後からのプログラムは4班に分かれての狩猟体験です。

 狩猟免許を持った田歌舎のスタッフの案内で、猟犬とともに野生のシカを猟場へ追い込み、猟銃で撃ちます。野生のシカと出会うまでのプロセス、緊張感を感じることができます。日によってはシカと遭遇できない場合もあるそうです。皆さんの普段の行いを信じましょう。

 狩猟中の撮影は禁止されているのでここからは文章のみの報告です。

 猟師さんと一緒にシカが良く出没する場所に移動し、木の陰で息を潜めて待ちます。猟犬の鳴き声を聞きながら約1時間待ちました。猟師さんの話では、最近は猟犬にGPSが付いているのだそうです。

 結果ひとつの班の前に雄シカが現れ、仕留められました。また、別の班も山をくだる雄シカを目撃することができました。

  プログラムの最後に、施設代表の方から、野生のシカが私たちの生活や周辺の環境に与える影響、そして命をいただく意味や命をいただく我々がやるべきことについてお話しをいただきました。

  濃密な田歌舎での時間も終わりを迎えます。最後に生徒代表から

 短い時間だったけど、家や学校では学べないことをたくさん経験することができました。

 とお礼の言葉があり、記念に人と自然科オリジナルTシャツを渡しました。

 田歌舎での体験はいかがでしたか?農業を学ぶ私たちにとって、そして将来農業をしない生徒であっても、これから一生食べ物を食べて生きていく私たちにとって、絶対に体験してほしい命のプログラムでした。

 

 それでは今日の宿泊地、びわ湖大津プリンスホテルに移動しましょう。田歌舎のスタッフの皆様、本当にありがとうございました。

 

75回生修学旅行 人と自然科その4 田歌舎にてスローフードを楽しみました

 人と自然科です。

 シカの解体実習の後はいよいよ田歌舎スペシャルジビエ料理です。

 

 田歌舎はお米や野菜は買わずに食料自給率は9割以上。 野草や山菜の採集、きるだけ農薬を使わないように育てたお米・古代米、年間で60種以上にもなる野菜にハーブを自分たちで栽培しています。

 またお肉は猟で得たシカやイノシシに加え、自分たちたちで育てた鴨を使っています。 さらにさらに水は100%天然の飲める湧き水です。 (ちなみに冬の暖房となる薪も自給し、施設内にある10棟以上ある大小様々な建物は全て自分たちの手で建てた施設です。)

 そんな田歌舎の本日のスペシャルメニューはこちら。

 シカカツ&シカメンチカツ、釜で炊いた紫黒米、根菜類たっぷりスープです。都会では味わえないスローフードメニュー。最高です。

 

 昼食中の曲を聴いていたら何とFFJの歌が流れてきました。さすが人と自然科の生徒ですね。みんな大満足の顔です。

 

 シカの解体をしたからこその味です。お腹いっぱいになりましたか?

 それでは午後のプログラムです。午後は狩猟体験。どんな体験が待っているのでしょうか。