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トライやる中学生 人と自然科で頑張りました

 兵庫県では、トライやるウィークとして、県内の中学2年生を対象に1998年度から職場体験、福祉体験、勤労生産活動など、地域での様々な体験活動を行っています。新型コロナウィルス感染拡大により中断していましたが、令和4年度は3年ぶりに開催され、11月7日(月)~11月11日(金)の5日間、2名の女子生徒が有馬高校人と自然科で頑張りました。

 今年は三田市立狭間中学校から元気で明るい女子生徒2名が参加。まずは校長室にて決意表明。『判断力とやるべきことをこなす力を身につけたい』『1週間前向きに取組み自身を成長させたい』と力強い言葉でトライやるウィークはスタートしました。

 有馬高校の農場にはたくさんの花や野菜、果樹が栽培されています。期間中人と自然科の農場で農業管理作業を行ったり、校内にたくさん植栽されている樹木の管理など一生懸命頑張りました。

 たとえばトリマーを使って校内の樹木剪定を行ったり

 野菜の播種や草花苗の管理、運搬作業 

 人と自然科で栽培しているモチ米の計量、袋詰め作業

 

 そして自分たちで袋詰めしたモチ米を実際に予約注文されていた先生の元に配達し、お金も受け取りました。

 さらに週末に開催された秋の農業祭に向け、ギンナンの選別、計量、袋詰めや

 ハクサイなど野菜の収穫、調整、ラッピング、計量、値段付けまでの一連の作業

 カキの収穫、選別、袋詰め

 などなど、実は秋の農業祭で販売した一部の商品は、2人が準備してくれた農産物でした。

 人と自然科 令和4年度秋の農業祭盛大に開催されましたに関する記事はこちら

  このように大変な作業ばかりでしたが、5日間笑顔を絶やすことなく本当に一生懸命頑張ってくれました。二人とも満点です。感想を聞くと、一番楽しかった作業は販売実習で、大変だった作業は草花苗の運搬だったようです。5日間充実したトライやるウィークを過すことができたとのこと。安心しました。

 最後に恒例の農場長との記念撮影です。

 この5日間で頑張ったこと、出会った人を忘れず、これからの中学校生活、そしてその先も頑張ってください。今回出会った有馬高校の先生全員、二人を応援します。

 お疲れ様でした。

人と自然科 令和4年度秋の農業祭盛大に開催されました

 11月12日(土)令和4度有馬高等学校人と自然科秋の農業祭が盛大に開催されました。

R4秋の農業祭開催について.pdf

 この日に向けて人と自然科の生徒、職員一丸となり準備を進めてきました。

秋の農業祭まであと4日 花の寄せ植え作成しましたに関する記事はこちら

秋の農業祭まであと3日 青パパイヤ収穫しましたに関する記事はこちら

秋の農業祭まであと2日 課題研究中間発表是非ご覧下さいに関する記事はこちら

秋の農業祭まであと1日 3学年一丸となり準備をしましたに関する記事はこちら

 この日は天候にも恵まれ、また前日に地方新聞に予告記事を掲載していただいたおかげで、コロナ渦前に匹敵する、おおよそ1300名ほどの方にご来場いただきました。早い方は7時台から来校いただき、販売前に行列ができていました。(長時間並んでくださいましたみなさま、本当にありがとうございました。また数量制限にご協力いただきありがとうございました。)

 販売開始を前に、参加者全員が集っての開会式です。

 校長先生、そして育友会会長様より、『地域の皆様に人と自然科の日頃の学習の成果を思う存分披露してください』との激励の言葉を頂きました。そして農業クラブ会長より『いよいよ人と自然科最大のイベントである秋の農業祭となりました。しっかり各自で責任を持ち頑張りましょう。』との挨拶がありました。

 販売開始は9:00。各ブースでは最後の打ち合わせと商品の確認です。

 

 今年も県立高等特別支援学校の生徒が参加してくださり、生徒が栽培した野菜や木工、陶工作品を販売してくれました。また育友会の皆様も農産加工品やリサイクルバザー、受付のサポートなど全面的にサポートいただきましたありがとうございました。

 9:00を迎え、農業クラブの会長が鳴らす鐘の音を合図に販売開始です。一気にお客様が売り場に入ってこられます。

 野菜部門では人気のハクサイ、ダイコンはもちろん、カブやコマツナなどが次々売れていきました。販売開始から2時間を過ぎたころ、用意していた野菜はほとんど完売してしまいました。(ご購入いただけなかった皆さま。本当に申し訳ありませんでした。)

 草花部門では、地域の方が毎年楽しみにされているパンジー、ビオラのポット苗。温室いっぱいに準備したポット苗は販売終了には空っぽになってしまいました。運搬係の生徒も大忙しです。

  農業と環境部門では、毎年大人気のもち米が30分で完売。生物活用で調整したギンナンも飛ぶように売れていきます。そしてピーマンやホウレンソウ、トマト、サツマイモ、タマネギなどを提供いただいた卒業生コーナーも全て完売です。

 環境、果樹と緑コースも大盛況。たくさんのお客様がゴールドクレストを装飾したクリスマスツリーを抱え、またハボタンやポインセチアもたくさん購入していただきました。こちらも運搬係の生徒は大忙しです。

 そして今年から栽培を始めたパパイヤも大人気。2時間ほどで準備した50パックが完売です。

 フラワーアレンジメントコーナーも大盛況。日ごろの授業で身に付けた技術を生かし、スワッグづくりを多くの方に体験していただきました。

 農業クラブコーナーでは、缶バッジやTシャツなど、有馬高校人と自然科オリジナルグッズの販売はもちろん。間伐材を使ったオリジナルキーホルダーづくり体験や、会場全体を使った農業鑑定クイズにたくさんの人が挑戦していました。

 そして人と自然科の生徒が一生懸命農業祭の運営を頑張っていると・・・・やはり出てきてくれました。人と自然科オリジナルキャラクター『ひとっしー』です。生徒が頑張ってくると現れる妖精さんです。農業クラブのブースで呼び込みを手伝ってくれたり、たくさんの人と一緒に写真撮影を楽しんでいました。

 充実した時間もあっという間に過ぎ、農業祭は終わりを迎えました。閉会式では校長先生、育友会会長様より、大成功となった農業祭での生徒の頑張りに対し、お褒めと感謝の言葉をいただきました。また農業クラブ副会長より、『1.2年生は今日の3年生の先輩の姿を見て、人と自然科が盛り上がっていけるように頑張りましょう』との挨拶がありました。

 

 最後に記念写真。3年生はもしかしたら最後になるかもしれないクラス写真です。大きなイベントをやり切り、とっても充実した顔をしていますね。

 3年生はこの農業祭が最後の大きなイベントでした。みんな悔いが残らないように全力で取り組みました。後は卒業に向かってラストスパートです。

 なお、秋の農業祭はこれで終わりましたが、今後も草花温室ではパンジーやビオラなどのポット苗に順次花が咲いていきます。来週15日火曜日から平日の9:00~16:00の時間(生徒が頑張って実習をしている時間にはご配慮ください。)随時販売していきます。無くなり次第終了となります。

 R4農業祭終了後花販売.pdf

 ご入用の方はぜひ農場に足を運んでみてください。

人と自然科秋の農業祭まであと1日 3学年一丸となり準備をしました

 有馬高校人と自然科最大イベント、秋の農業祭まであと1日となりました。天気予報では晴れの予報です。農業祭に向け、3時間目から人と自然科全員で準備が始まりました。

 まず1年生の生徒は、8月から栽培をしてきたダイコン・ハクサイを収穫しました。

 秋野菜(ダイコン・ハクサイ)の栽培が始まりましたに関する記事はこちら

 まずはハクサイの収穫から。今年は少し病気が出た時期もあり心配しましたが、どうにか収穫を迎えることができました。収穫適期の見分け方は上から押さえてしっかり結球しているか確認します。ターゲットを決めたら鎌で収穫していきます。

 立派なハクサイが収穫できましたね。

 次はダイコン。有馬高校で栽培している品種『耐病総太り』の収穫適期の見分け方は、胚軸(地上に突き出している部分)が約10cm突き出し、その直径が約7cmとされています。

 立派なダイコンが収穫できました。今年は最高の出来です。

  収穫したダイコンは、ダイコン洗い機で洗浄し、ハクサイと共に重さや葉長、胚軸直径などを計測し収量調査を実施した後・・・

 品評会会場に展示しました。農業祭当日にはハクサイ・ダイコン共に金賞・銀賞・銅賞のリボンが付けられます。果たして誰が金賞を獲得するのか。品評会会場は農業棟1F廊下です。是非ご覧下さい。

 R4 秋の農業祭MAPはこちら.pdf

 秋の農業祭ではハクサイ・ダイコン以外にもブロッコリーやコマツナなどの野菜類

 パンジー・ビオラなどの草花苗

 ハボタンやポインセチア、観葉植物などの鉢物類

 授業で作成したハロウィンカボチャやコケテラリウム

 フラワーアレンジメント体験など、ここでは紹介しきれない様々な催し物があり、人と自然科の生徒を中心に有馬高校の生徒・職員が一丸となり、地域の皆さまをおもてなしいたします。販売は9:00~13:20 お野菜などはなくなり次第販売終了です。なお、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、体調がすぐれない方の入場はご遠慮下さい。また、受付時に体調確認と手指消毒を行いますのでご協力お願いいたします。詳しくはこちらのポスターをご覧ください。

R4秋の農業祭開催について.pdf

 車でお越しの方は正門より入場していただき、係の指示に従ってください。

 皆様のお越しを心よりお待ちしております。

人と自然科秋の農業祭まであと2日 課題研究中間発表是非ご覧下さい

 有馬高校人と自然科最大イベント、秋の農業祭まであと2日となりました。農業祭本番に向け、カキの収穫、調整、校内清掃とブドウの堆肥の活用を兼ねた落ち葉集め、草花苗の運搬など各部門で準備が着々と進んでいます。

 秋の農業祭まであと4日 花の寄せ植え作成しましたに関する記事はこちら

 そして農業クラブ本部役員の生徒も放課後、展示コーナーの設計・準備、オリジナルキーホルダー体験の準備などに取り組んでいます。

 さらに昨日紹介した青パパイヤもパック詰め、計量を行い値段を付けました。

 秋の農業祭まであと3日 青パパイヤ収穫しましたに関する記事はこちら

 秋の農業祭と言えば野菜やモチ米、ギンナンなどの販売を楽しみにしている方も多いと思いますが、是非ご覧いただきたいのが、3年生の生徒が半年以上かけて取り組んだ課題研究中間発表の模造紙です。秋の農業祭では中間発表ということで、研究テーマごとに1~2枚の模造紙にまとめています。

 課題研究は大学の卒業論文のように、自分でテーマを決め、計画を立て、栽培や制作、研究活動を行い、自分で反省・評価を行う科目です。野菜・草花・環境の3つの部門に所属し、専門性の高い取組みを行いました。

 今年の研究テーマを見てみると、人と自然科で近年注目しているタケの葉やタケパウダーの活用に関する研究や、魚を飼育しながら水耕栽培で作物を栽培し肥料の使用量を減らす『アクアポニックス』に関する研究。

 大温室で栽培が始まった『アボカド』や『フィンガーライム』の栽培に関する研究

 さらに緑肥に活用できるヘアリーベッチと言う植物に関する研究や、カラフルトマトに関する研究

 などなどユニークな研究テーマばかりです。模造紙の展示は農業棟1階廊下に掲示しています。

 R4 秋の農業祭MAPはこちら.pdf

 お野菜やお花の苗を購入した後、是非ご覧下さい。

人と自然科秋の農業祭まであと3日 青パパイヤ収穫しました

 有馬高校人と自然科最大イベント、秋の農業祭まであと3日となりました。農業祭に向け、モチ米やギンナンの袋詰め、1年生が農業と環境の授業で栽培しているダイコン・ハクサイ品評会のための展示台準備など、大忙しです。

 さて、今年人と自然科で新たな栽培品目に加わったのが、『青パパイヤ』です。今年入学した1年生から教育課程か少し変わり、新しい学校設定科目『果樹と緑』そしてコースにも『果樹と緑コース』が新設されました。

R5入学生人と自然科教育課程表はこちら.pdf

 また、今年3月にはデジタル社会に対応した産業教育設備整備事業により、本校のシンボルである大温室がリニューアル。その大温室ではバナナやアボカド、フィンガーライムの栽培が始まっています。

人と自然科 有馬高校のシンボル 大温室がパワーアップして生まれ変わりましたに関する記事はこちら

 

 その中でもひときわ目立つのが青パパイヤ。東南アジアの屋台などでは当たり前のように使用される食材で、最近TV等でも度々取り上げられているパワーフードです。パパインというタンパク質消化酵素が含まれており、お肉と一緒に料理すると柔らかくなると言われています。

 手に入れた小さな苗木を5月に鉢あげ

 そして6月には大温室だけでなく、屋外にも定植しました。

 追肥や除草などの管理を重ね・・・

 9月には収穫可能な大きさまで成長し、たわわに実を付けました。

 そして秋の農業祭での販売に向け、いよいよ収穫です。先ほど紹介したタンパク質分解酵素であるパパインに直接触れると手がかぶれる可能性があるので、手袋を着用し収穫します。

 立派な青パパイヤが収穫できましたね。少し見にくいかもしれませんが、下の写真で切り口から垂れてくる白い液にパパインが多く含まれています。

 青パパイヤは調理の前に10分ほど水にさらします。個人差はありますが、前述したパパインでかぶれる可能性があるので、使い捨ての手袋の着用がおすすめ。そしてそのままサラダにしたり、炒め物や漬け物など、様々な料理に活用できます。ちなみに下の写真は、豚バラと青パパイヤの炒め物。千切りした青パパイヤと豚肉をごま油で炒め、味付けは塩こしょうのみ。本当に美味でした。

  今回収穫した青パパイヤは、秋の農業祭 農業クラブコーナーにて販売予定です。

R4 秋の農業祭MAPはこちら.pdf

 来場予定の皆さま、是非一度お試し下さい。