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人と自然科 地域自然保護 有馬富士公園にて夢プログラム実施しました

 人と自然科3年生学校設定科目「地域自然保護」の授業では、今年度も県立有馬富士公園をフィールドとし、1年かけて有馬富士公園を訪れるゲストに公園の自然を感じてもらうための体験プログラム『夢プログラム』を生徒自身が企画し、実践する授業を行ってきました。

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 そして12月13日(火)に1年間の集大成となる夢プログラムを有馬富士公園で実施しました。

 この日の天気は朝まで雨が降っていましたが、公園に到着した11時ごろには晴れ間が見えていました。ホストとなる3年生も3か月間かけて準備してきたプログラムの成功に向け準備を進めます。

 夢プログラムのテーマは『高校生に有馬富士公園の魅力を発見してもらうためのプログラム』有馬富士公園は環境学習で利用する小学生、散歩のために利用する年配の方、そして遊びの王国を利用する小さなお子様を連れた家族の利用が多いですが、中高生の利用が少ないという現状があります。この中高生に有馬富士公園に何度も来てみたいと思わせるプログラムを企画しました。

 この日ゲストとして迎えたのは、来年度地域自然保護を受講する予定の人と自然科2年生20名です。この日は全力で楽しむことが目標。いよいよ夢プログラムのスタートです。

 

 まずは『松ぼっくりでクリスマスグッズを作ろう!』

 有馬富士公園内に落ちているマツボックリを活用し、クリスマスツリーのオーナメントを作成します。まずはマツボックリ1コ使用するゲストが持ち帰る用のツリーを作成します。

 

 ペットボトルのキャップを台にペイントした松ぼっくりを載せ、グルーガンでビーズなどの飾りをつけていきます。世界に一つだけの素敵なツリーができましたね。

 さらに事前に準備していたリボンなど装飾して作ったオーナメントをみんなで一つの大きなツリーに装飾し、クリスマスまでパークセンターに設置してもらいました。来園者に楽しんでもらうために現在パークセンター内に展示しています。

 次のプログラムは『オリジナルコースターを作ろう!』です。

 有馬富士公園内の里山管理で出た副産物である直径約10センチ程度の間伐材を輪切りにし、電気ペンで絵を描いてもらいオリジナルのコースターを作成するプログラムです。

 最後にろうをぬって完成です。これまた世界に一つだけのコースターーが完成しました。

 3つめのプログラムは 『凧あげ~昔の遊びを堪能しよう~』 

 凧を手作りで作成し、公園内であげることで有馬富士公園の風を感じるプログラムです。

 

 ゲストは和紙を切るところからスタートです。自作の説明書に沿って竹ひごを装着し完成です。

 早速草地の生態園に移動し凧あげしましょう。

 この日は適度な風が吹き、絶好の凧あげ日和でしたが・・・凧あげをしたことがあるゲストがほとんどいなかったようでコツがわからずなかなかうまくあがらなかったようです。それでも全力で走り回り楽しかったとのことでした。

 

  最後のプログラムはかやぶき民家に移動し、『資源を使おう薪割り体験!!焼き芋、もちで元気100倍!!~陸の豊かさ・食の大切さを感じよう~』です。

 里山管理などで出た間伐材や枝、落ち葉を資源に様々なものを調理するプログラムです。まずは焼き芋にするサツマイモを選びたき火をコーナーに移動します。山の落ち葉などを資源としてたき火をつくりました。そしてたき火で焼き芋、さらにはマシュマロも焼きました。

 同時に隣では巻き割り体験を開催。斧で本格的に薪割りをします。このプログラムはけがの可能性があるため、安全にプログラムを行うための事前準備やリハーサルに一番時間を費やしました。

 そして締めは古代米&モチ米を蒸し餅つきです。有馬富士公園の薪を使って有馬高校のもち米と公園で有機栽培した古代米を混ぜたものを蒸し器で蒸し、機械で餅つきした餅に三田市特産品母子茶を飲みながら、かやぶき民家から有馬富士公園の景色を楽しみました。

 

 古代米の赤色が映えますね。醤油ときな粉をトッピングしていただきました。

  楽しかった時間もあっというまにすぎ、2年生は大満足で学校に戻っていきました。アンケートの結果を見てもとても充実した、そして有馬富士公園の魅力を感じることができた時間だったようです。『来年に向けとても参考になった。先輩のすごさを感じた・・』というコメントもありました。

 3年生も今日で有馬富士公園での活動は終了です。最後に福島大池を背に集合写真を撮りました。

  ホストを務めた3年生の皆さん、夢プログラム実施いかがでしたか?どの夢プログラムも高校生らしいアイデアで、有馬富士公園の魅力が十分伝わり、とても魅力的な内容だったと授業担当者は感じました。来週の授業ではプログラムの振り返りをして、最後にプログラムをまとめた模造紙を作成しましょう。(作成した模造紙は完成次第有馬富士公園パークセンターに展示させていただく予定です。)

 最後にお世話なりました関係者の皆さま、本当にありがとうございました。