学年・専門部

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福祉講演会(障害の理解)

11月10日(水)「こころとからだの理解」受講者に向けて、頸髄を損傷されて16年という土田氏よりお話を伺いました。

 土田さんはもともと瓦屋さんで、現場でお仕事をされているときに屋根から転落して、首の骨を骨折、頸髄を損傷され首から下が動かない、感覚がないといった状態になられたそうです。転落直後は、「首から下が無くなったかのかと思った」「自分の右手が見えたけれどまったく動かせなかったので、他人の手を見ているようだった」と回想されていました。

 それから、入院生活、自宅へ戻られてからの生活、そして現在のように一人暮らしをスタートされるまでの詳しい過程をお話しくださいました。その中でも電動車いすとの出会いが世界を広げるきっかけとなったこと、地域で暮らしてみて分かったこと、海外旅行の経験から気づいたことなど多くの視点からお話いただきました。

 

「コミュニケーションが大切」「心のバリアフリーを広めていくことが重要」といったキーワードから、生徒は多くのことを学んだようです。年が明けたら土田宅へ訪問し、実際の在宅生活についてもっと詳しく教えていただく予定です。本日はありがとうございました。

人権講演会~学校におけるSNS等の問題について~

10月6日(水)6時間目に、佛教大学の原清治先生をお招きして人権講演会を行いました。今年度は「学校におけるSNS等の問題について」というテーマでお話をしていただきました。

本来であれば、全校生徒が体育館に集まり顔を合わせて講演会を行いたかったところですが、感染症拡大防止対策としてZOOMと放送を併用して実施しました。講演会は、各学年の代表生徒1名ずつの計3名と原先生の対談形式で進めていき、他の生徒はホームルーム教室でその対談を聞きました。今回は音声を放送で流したため、とても聞き取りやすく原先生の時折混ぜるジョークに、教室で聞いている生徒達からも笑いの声が溢れていました。

今回のテーマが生徒にとっても身近に感じられるSNS問題ということもあり、自分のこととして話を聞いている姿が多く見られました。また、実際に起きたSNSやインターネットを通した事件を聞き、改めて今後のSNSやインターネットの利用の仕方を考え直すきっかけとなりました。

SNSやインターネットは非常に便利なものではあります。その反面、相手の顔が見えない状態ことや匿名で行えることから気を付けないといけないことも多くあります。生徒自身が被害者にならないことはもちろん、気づかないうちに加害者になってしまうことも意識しながら、SNSやインターネット特性を十分に理解したうえで活用してもらいたいです。

後期始業式(zoomによるLIVE配信)

本日は後期始業式を行いました。

本県においても緊急事態宣言は解除されていますが,体育館での実施はせず,本校初の試みとなるzoomによるLIVE配信を実施しました。

スタジオ(校長室)と各教室(18教室)をタブレットで繋ぎ,生徒たちはスクリーンに投影された映像を見ました。

校長先生の挨拶,生徒会認証式,新旧生徒会挨拶,表彰伝達,生徒指導部長講話,保健相談部長講話と盛りだくさんの中,無事にすべての内容を終えることが出来ました。

令和3年度も、後半戦を迎えます。生徒の皆さんそれぞれに目標があると思います。気持ちを新たに頑張っていきましょう!

  

 

令和3年度 体育祭

9月30日(木)、10月1日(金)の2日間にかけて、「アリマリンピック~全力で繋ぐバトン~」をコンセプトに体育祭を開催しました。今年度は、感染症対策と熱中症対策を兼ねて2日間分け、それぞれ午前中のみで行いました。台風の影響が心配されましたが、2日間とも雨が降ることなく無事全行程を実施できました。

 =1日目=

ラジオ体操,女子100m,男子100m,障害物競走,綱引き(予選),男女混合リレー予選,ダンス,部対抗リレーを行いました。

 


=2日目=

ラジオ体操,綱引き3回戦・準決勝,台風の目,女子400mリレー,男子800mリレー,男女混合リレー決勝,綱引き決勝,大縄跳び

 

見事、総合優勝を飾ったのは3年5組でした。しかし、どのクラスも応援や競技に一生懸命取り組み、充実した体育大会となりました。

今後もより一層クラスの団結力や行動力を生かして、日々の学校行事にも取り組んでくれることを期待しています。

 

福祉講演会(失語症について)

 9月22日(水)『こころとからだの理解』選択生徒に向けて、トークゆうゆう所長の田中氏にお越しいただき、失語症について講演頂きました。

  

 トークゆうゆうさんは、失語症の患者さんが通う作業所で、それぞれができることを楽しんで取り組まれている場所です。有馬高校からも近く、毎年交流させていただいております。失語症患者を家族に持つ田中さんが、いつでも交流できる場所として開所されました。

 失語症は見た目にはわかりにくく、社会の認知もまだまだ進んでいないそうです。コミュニケーションに支障があり、他者との交流が難しいことを知りました。話す、聞く、読む、書く、数字の理解などに困難がありますが、コミュニケーションの工夫で、やり取りが可能です。失語症に限らず、病気や障害がある人が社会参加をして生活するには、まだまだ理解が及んでいません。今日、私たちが知ったことをまず身近な人に伝えていくことから始めたいです。

田中さん、お忙しい中ありがとうございました。