学年・専門部

タグ:農業クラブ

人と自然科 第43回兵庫県民農林漁業祭に出展

 10月22日(土)に県立明石公園の千畳芝にて第43回兵庫県民農林漁業祭が開催され、有馬高校人と自然科も出展。農業クラブ本部役員の生徒3名が販売を担当しました。

 

 農林漁業祭パンフレットはこちら(pdf)

 またこの日に向け、実習授業で黒枝豆やサツマイモの収穫や調整、カキの収穫、花苗の箱詰めなど、1年生から3年生の生徒全員で頑張りました。

 さて、当日は8時30分に会場到着。早速商品を陳列します。新型コロナウィルスの感染拡大により3年ぶりの出展。担当した2年生の生徒も初めての参加ということでしたが、試行錯誤しながらきれいに陳列できました。

 そして販売開始を前に行列ができはじめ9時30分にいよいよ販売開始です。ハクサイやダイコンなどの野菜が飛ぶように売れていきます。そして隠れた人気商品がカキで、「どこにも売っていないから探していたの。ありがとう。」という嬉しい言葉もいただきました。

 一生懸命販売を頑張っていると・・・・遠くの方から見覚えのある黄緑色の姿が・・・・

 

 やはり出てきてくれました。人と自然科公式キャラクター「ひとっしー」です。テントの前でお客様の呼び込みを手伝ってくれました。そして姿をみつけた子どもたちが集まり、一緒に写真撮影にも応えてくれました。

 ちなみに「ひとっしー」は販売実習など生徒が頑張っていると出てきてくれる妖精さんです。過去のイベントにも多く出現してくれています。

 ひとっしーが出現した、阪神梅田本店にて 夏休みふれあい体験広場アレンジメント体験実施に関する記事はこちら

 ひとっしーが出現した、イオンモール伊丹農業イベントに参加しましたに関する記事はこちら

 こんな感じで販売は15時頃まで続き、持参した野菜や果樹は全て完売。草花苗のほとんども売れてしましました。購入いただいた皆さま、ありがとうございました。

 さて、有馬高校人と自然科の農産物販売と言えば農業祭。今年は11月12日(土)に秋の農業祭が計画されています。ハクサイやダイコン、草花苗はもちろんモチ米や年々人気急上昇のギンナンなどたくさんの農産物を作り手の生徒から直接購入できます。また、生徒の研究成果発表もありますので人と自然科の学びを知ることもできます。

  令和4年度 秋の農業祭ポスターはこちら

 お時間ある方は是非足をお運び下さい。

人と自然科 令和4年度 農業クラブ総会開催

 10月21日(金)講義棟に人と自然科の生徒全員が集まり、令和4年度有馬高校農業クラブ総会が開催されました。

 

 有馬高校人と自然科のように全国の農業系高校で農業を学ぶ生徒は全員「農業クラブ」に所属します。そして農業に関する授業や実習、ボランティア活動もすべて農業クラブ活動です。また、授業や実習で身につけた知識や技術を競い合う競技会への出場など、農業クラブ活動は多岐にわたります。

 前期書記による開会の言葉の後、まずは本日をもって農業クラブの職を終える前期会長より挨拶がありました。

 

  1年前の総会で先輩から農業クラブ旗を引き継いだ時の重責、そして同級生や下級生のサポートへの感謝の言葉があり、最後に『1.2年生の皆さん、さらに人と自然科が発展できるように頑張ってください。応援しています。』と後輩への激励の言葉で締めくくりました。

 次は成人代表である校長先生からのあいさつです。

 日々の学習を通した、花壇装飾や作庭などの地域活動や農業クラブ県大会、近畿大会での活躍、さらにはフラワーアレンジメント全国大会での活躍紹介、さらに本日をもって職を終える3年生の役員に対してねぎらいの言葉をいただきました。そして、校長先生に集まる人と自然科への高い評価についての話があり、「これからも人と自然科を盛り上げてください」との激励の言葉をいただきました。

 第70回兵庫県学校農業クラブ連盟大会 今年も人と自然科生徒が大活躍!!に関する記事はこちら

 第70回近畿学校農業クラブ連盟大会意見発表会 最優秀賞受賞 全国大会出場決定!!に関する記事はこちら

 淡路花博2022秋 第11回高校生花と緑のガーデンに出展に関する記事はこちら

 ひょうごまちなみガーデンショーin明石 アグリハイスクールガーデンに出展に関する記事はこちら

 第21回全国高校生フラワーアレンジメントコンテストに兵庫県代表として出場 奨励賞受賞に関する記事はこちら

 いよいよ議事に移ります。議長選出の後、事業、会計に関する報告、提案があり、承認されました。

 そして新役員の選出。新副会長候補のから新役員候補の紹介を行い、大きな拍手で承認されました。そして新会長より着任のあいさつがありました。

 そして単位クラブ旗の引継ぎです。70年を越える歴史がある有馬高校農業クラブの活動を見守ってきたクラブ旗が、前会長から新会長へ『頑張ってください』の激励の言葉と共に手渡され、会場大きな拍手に包まれました。

 総会後は、県大会に出場した発表披露です。時間の関係上プロジェクト発表会(学校でのプロジェクト研究を10分以内で発表する競技)のみの発表となりました。

 タイトルは「明日の農業を新しく」魚の養殖と作物栽培を同時に行う「アクアポニックス」に関する研究について発表を行いました。

 とても素晴らしい内容で、1.2年生にとって刺激となる内容でした。

 ちなみに有馬高校の代表として意見発表会に出場した二人の発表は、11月5日(土)に郷の音ホール駐車場で開催されます、第48回さんだ農業まつりのステージにて聞くことができます。11時頃の出場予定です。ぜひお越し下さい。

第48回さんだ農業まつりパンフレットはこちら 

 最後はFFJの歌斉唱。全国の農業系高校で歌われる農業クラブ連盟歌です。全員大声で大合唱・・・と言いたいところですが、今年も新型コロナウィルス感染予防のため、心の中で大合唱しました。大声で歌えなくなり3年が経とうとしています。寂しいですね。

 新副会長による閉会の言葉で無事総会は終了しました。

 本日の総会をもって農業クラブ本部役員を引退した3年生のみなさん。今まで強いリーダーシップのもと、人と自然科を引っ張ってくださりありがとうございました。本当にお疲れさまでした。1.2年生の皆さん。先輩から引き継いだ人と自然科の活躍をさらに発展させ、盛り上げていきましょう。

人と自然科 第21回全国高校生フラワーアレンジメントコンテストに兵庫県代表として出場 奨励賞受賞

 10月15日(土)~16日(日)新青森県総合運動公園マエダアリーナで開催された、第32回全国産業教育フェア青森大会 第21回全国高校生フラワーアレンジメントコンテストに、本校人と自然科の生徒2名が兵庫県の代表として出場し、3年生Y.Oくんが奨励賞を受賞しました。

 毎年開催(一昨年はコロナ渦で中止、昨年はリモートにて開催)されている全国高校生フラワーアレンジメントコンテストは、フラワーデザインに関する知識と技能を活用し、自らの考えを表現する力や創造性・芸術性を互いに高め合い、新たな未来を切り拓く職業人としての資質を育むことを目的とする大会で、事前に発表されたテーマに沿って、事前に発表された花材と当日発表される花材を組み合わせて作品を完成させるというもので、とても難易度の高い技術が必要とされます。

 今年度代表として出場した生徒は、3年生のY.Oくんと3年生のO.Sくん。二人とも農業クラブ専門班『フラワーアレンジメント班』に所属している生徒で、大会に向け、顧問の先生や「ひょうごの達人」事業を活用し来校いただいている講師の先生の指導を受け、練習を重ねてきました。

 新青森県総合運動公園マエダアリーナに各都道府県の代表選手が集結。

 事前に発表された今年のテーマは「縄文の風」

 事前発表の花材はユリ、スプレーカーネーション、スプレーバラ、トルコギキョウ、ヒマワリ、リンドウ、レザーファン、ユキヤナギ、木イチゴ、そして稲穂と青森県らしくリンゴを作品に取り入れるというものでした。また、当日発表された花材はヒペリカム、フジバカマでした。

 制作時間60分で作品を創り上げます。日頃の成果を発揮し、全力で作品を完成させたようです。

 完成された作品はこちらです。(上がY.Oくん、下がO,Sくんの作品です。)

作品コンセプト

 初秋の心地よい風が吹く里山で楽しんでいる小鳥に気付かれないように、里人が曲線を描きながらイネを撒き、花園から水場に誘導し、最後にりんごを仕掛けた罠に近づいて今にも捕まりそうな光景を作品で表現しました。

 作品コンセプト

 多種多様な木の実、動物が生息している大陸を中央の作品で表現し、狩猟採集を行ってきた人類が農耕という技術を発展させ、イネの種や果実(リンゴ)の苗を船にのせ、新しく発見した世界中の島々に広がっていく様子を表現しました。

 そして16日(日)結果発表。Y.Oくんが4番目の賞である奨励賞を受賞しました。高校生らしい独創的な作風が評価されたようです。またO.Sくんも惜しくも入賞は逃したものの、高評価を得たとのことです。二人とも全国大会の場で、有馬高校のフラワーアレンジメント技術の高さを証明してくれました。

 1.2年生の皆さん、そしてこれから入学してくる中学生の皆さん。先輩の活躍に負けないように頑張りましょう。選手の皆さん、お疲れ様でした。

人と自然科 農業と環境 手刈りで稲刈りをしました

 10月に入り、一気に涼しくなってきました。人と自然科1年生農業と環境の授業で6月に田植えをしたもち米『ヤマフクモチ』も稲穂が垂れ、収穫を迎え、鎌を使った手刈りによる収穫実習を行いました。

 6月に行った田植えに関する記事は記事はこちら

 まずは担当の先生から収穫方法に関する説明を受けました。籾の先端についている『ぼう』と呼ばれるとげが体に入るとちくちくするため、服装に気をつけることから学びます。そして今回は刃がギザギザしている『鋸鎌』を使います。間違った使い方をするとケガにつながりとても危険です。手袋の着用はもちろん、親指を上に向けて稲を握るなど絶対に手を切らないための稲穂の持ち方、そして収穫後のイネの束ね方などを教わりました。

 

 さっそく実習開始。6月に自分で田植えした場所を稲刈りします。

 

 時間が経つにつれ、どんどん上達していきますね。このように習得した技術を活かし、地域のイベントにも参加し活躍しています。

 習得した技術を活かし先日運営を行った、農業クラブ 世界稲刈り選手権に関する記事はこちら

 そして刈ったイネを5株束ね、麻紐でくくって稲束にしました。

 束ねた稲束は天日干しするためはざかけ(稲木に稲束をかけること)します。乾燥機で一気にするのとは異なり、ゆっくり時間をかけて乾燥を行うことで、甘みやうま味、粘りが増すと言われています。ちなみに有馬高校では、脱穀(稲穂から籾を外すこと)後の稲わらは野菜や花の栽培で活用します。

 約2時間で予定していた部分を刈ることができました。最後にみんなで落穂(田んぼに散らばる穂)を拾います。(ミレーの絵画『落穂拾い』で有名なシーンですね。)せっかく想いを込めて栽培したモチ米を一粒たりともムダにしたくないですね。

  あっという間に実習は終了。最後に集合写真を撮りました。

 今回収穫したもち米は、11月12日(土)に開催される農業祭にて販売する予定です。 今年も今回紹介したもち米はもちろん、ダイコンやハクサイなどの野菜、パンジー、ビオラ、ハボタンなどの草花苗、その他ギンナンなどの農産物販売のみ、感染防止対策を講じた上で、実施の方向で準備を進めています。(焼きもちやポン菓子などの食品バザーは残念ながら今年も自粛を考えています。)

 昨年度の秋の農業祭に関する記事はこちら

 地域の皆さま、楽しみに待っていてください。

人と自然科 農業クラブ 福祉施設花壇植え付けボランティアに行きました

 人と自然科では、普段の授業や実習で学んだ知識や技術を活かして、地域での作庭や装飾、体験などの活動を積極的に行っています。最近も以下の場所で作庭したりイベントで体験活動を行うなど、生徒は大活躍しています。

 ひょうごまちなみガーデンショーin明石 アグリハイスクールガーデンに出展に関する記事はこちら

 淡路花博2022秋 第11回高校生花と緑のガーデンに出展に関する記事はこちら

 新名神高速道路宝塚北SA 新メニュー表彰式でのアレンジ体験会開催に関する記事はこちら

 阪神梅田本店にて 夏休みふれあい体験広場アレンジメント体験実施に関する記事はこちら

 10月1日(土)人と自然科農業クラブ役員7名が篠山市にある福祉施設「丹南精明園」を訪れ、花壇植え付け活動を行いました。農業クラブでは13年前からこの活動を年3回行っており、6月に続き、今年度2回目の活動です。

 今月末に丹南精明園では園祭が行われる予定となっているそうで、夏休みからこの日に備えて播種、鉢上げを行ってきたマリーゴールド、ペチュニア、ジニア、ケイトウ、観賞用トウガラシなど約800鉢を持参しました。

 まずは土づくり。肥料として油かすを施し、耕運機で攪拌し植えやすいようにならしていきます。

  準備ができたところでデザインを考えていきます。丹南精明園では大小4つの花壇と玄関わきのプランタの装飾を担当させていただいています。今回は10月から3年生のバトンを引き継ぐ2年生の生徒を中心にデザインを考え、花壇苗を並べていきました。

 

  並べた後は、定植していきます。新型コロナウィルス感染前は利用者の方、職員の方と一緒に作業を行っていましたが、今はまだ感染の心配があると言うことで生徒だけで定植していきます。早く落ち着いたら良いですね。

 この日は快晴。気温も30度近くまで上昇し、熱中症に注意しながら進めていきました。さすが普段の実習で取り組んでいるだけあって、慣れた手つきですね。どんどん花壇が賑やかになっていきます。

今回新調していただいた『有馬高校協同花壇』の看板を建て、かん水をしたら作業は終了です。初めて2年生がリーダーということで少し時間がかかってしまいましたが立派な花壇が完成しました。

 完成した花壇はこちら。園祭が行われる20日後にはもう少し株が張り、ボリュームが出てくる予定です。

 

 

 最後に恒例の記念写真です。

 

 次回は12月頃に冬、春に花壇に向けた植栽に伺います。お世話になりました。ありがとうございました。