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福祉講演会(介護職員が行える医療行為について)

1月13日(木)生活支援技術選択生徒対象に、「介護職員が行える医療行為」についてご講義いただきました。

医療行為とは、人の傷病の治療や診断または予防のために医学に基づいて行われる行為で、本来介護職ができないことです。しかし、利用者の状態が安定していることや医師からの指示等条件が整えば、行える行為もあります。例えば、体温測定や自動血圧計による血圧測定、異常のない爪の爪切り、自己導尿の補助などです。

特に介護の現場で需要の高い「喀痰吸引」「経管栄養」「胃ろう・腸瘻」などは、平成24年から研修・資格を受ければ可能なものとされています。しかしながら、看護師のように何でも実施できるわけではなく「咽頭の手前まで」といった条件があります。介護現場などではその制限に頭を抱えることもありますが、法律に反することのないよう自己判断は禁物です。

 

難しい内容もありましたが、生徒からの質問にも一つひとつ丁寧に答えていただき、大変有意義な時間となりました。最後にピンクリボン啓発運動のグッズ等いただき、その日一番の笑顔を見せていました。冨田先生、お忙しい中ありがとうございました。

福祉講演会(助産師の仕事について)

12月1日(水)2・3年次「こころとからだの理解」選択生徒へ向けて、三田市民病院の助産師の方に来ていただき、仕事と妊産婦ケア等についてお話しいただきました。

  

助産師は、主に出産を控えた妊婦さんの支援や、産後の赤ちゃんやお母さんのケアのみならず、女性を一生涯にわたってサポートするお仕事です。その活躍の場は開業する他、市役所などの地域、病院勤務等さまざまあります。近年産後うつの深刻化などもあり、一時的に赤ちゃんを預かってくれたりケアの方法を学ぶ機会もあるそうです。

また、後半は妊娠・出産の概要を教えていただくとともに、妊婦体験ジャケットの着用、赤ちゃんのおむつ交換、産着の着脱を体験することができました。お人形の赤ちゃんでしたが、どのように身体を動かしたらよいのかなど試行錯誤しながら学んでいました。

  

DVDでは、実際のお産の様子を見せていただき、衝撃的ではあったけれど、この上ない感動の気持ちがこみ上げた、と感想がありました。このような機会をいただき、ありがとうございました。大変お忙しい中ご講演いただきまして、ありがとうございました。

福祉講演会(看護師の仕事について)

 11月24日1,2時間目「こころとからだの理解」選択生徒に向けて、本校卒業生である看護師の先輩にお話を聞く機会をいただきました。

 まずは、看護学校での実習の様子や、看護師の日勤・夜勤での仕事の様子などを細かく教えていただきました。身近な職業のようでも、知らないことが多くあり、看護師の働く場もさまざまな形があることを学びました。

 後半は座談会形式で、生徒たちからの質問に答えていただきました。「一番印象深いできごと」「一番好きな業務」「健康管理の方法」などの看護業務に関する質問にとどまらず、先輩のプライベートなことまで…笑顔あふれるインタビューになりました。

 

 貴重な資料もご準備いただきとても良い時間を過ごすことができました。先輩また遊びに来てください!

点字講習会

11月22日(月)コミュニケーション技術の授業内で、点字講習会を実施しました。講師は点訳ボランティアサークルどんぐりさんのお二人です。当初6月に来ていただく予定でしたが、コロナで延期となりました。延ばした先の9月にも実施できず、今回やっと開催することができました。

 

 まず初めに、視覚障害者についてのお話の中で、すべての方が点字を利用できる訳ではないとお聞きしました。習得するには大変な努力が必要だと想像されます。本日は、点字の書き方について丁寧にご指導いただきました。基本的には6つの点を組み合わせて文字を表現していきますが、点字には漢字やひらがなの区別がありません。耳で聞こえる音を忠実に再現していくといった作業になります。読む人が読みやすいように、工夫して書きました。

 

 後半には、点字用システムが導入されているパソコンで、点字を打つ体験をさせていただきました。点字一覧表と照らし合わせながら一生懸命入力しました。とても貴重な体験ができた!とみんな喜んでいました。

 

貴重な資料のご準備等、大変お世話になりました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

手話講習会 全5回が終了しました☆

 こんにちは!今日は、手話講習会終了のお知らせです。

 3年生「コミュニケーション技術」を選択している生徒向けに、三田市社会福祉協議会の手話サークル礎さんより、講師の先生を2名お招きし、全5回の日程を終えました。

 10月初めにスタートした第1回目は、聴覚障害にも聞こえない「聾者」、聞こえにくい「難聴者」、「中途失聴者」などさまざまな症状があることを学びました。また、簡単な挨拶を教えてもらいました。

  

 2回目には、手話はわからなくとも身振り、手振り、アイコンタクトなど伝わる方法がたくさんあることを学びました。筆談や、スマホ画面に文字を打ち込むなども簡単にできそうですね。また、自分の名前の表し方、趣味、好きなもの嫌いなものの表現も教えて頂いたので、自己紹介がばっちりになりました。

 

 3回目には数字を習いました。誕生日や日付、値段など数字は日常生活にあふれています。口話では読み取りにくい数字もあり、待ち合わせ時間の確認など数字を手で表すことの重要性を学びました。習ったばかりの手話で数字を伝えあい、バースデーチェーンを作るレクリエーションも実施しました。

 

 4回目は「医療についての手話」です。福祉系列には医療系に進む生徒も多いため、診察や入院時に使用する手話を学びました。聾者の先生を患者さん役、生徒が看護師さん役としてロールプレイングを実施しました。みんな伝えたいことを身振り手振りで一生懸命伝えていました。

  

  

 最後の5回目には、コンビニでの買い物場面をロールプレイング。聾者のお客さんの要望にそれぞれ頑張って応えていました。相手の伝えたいことがわからなくても、諦めずに読み取ろうとする姿勢が素晴らしかったです。これは日頃の人間関係においても大切ですね。

  

  

 

 そして、講師の先生を囲んで気になることを聞いてみました。覚えた手話を活用し、生徒たちも交流を楽しんでいました。生徒たちからは、「今後とも手話に触れ合う機会を増やしていきたい」と力強い言葉も出ていました。2名の先生方、5回にわたりご指導いただきありがとうございました。