学年・専門部

タグ:福祉

福祉選択生徒レクリェーション実習

2月7日(火)3,4限に、総合学科2年次福祉選択生徒が「いこいの家さんだ」に訪問し、利用者様に向けてレクリェーション実習を実施しました。

  

11月にレクリエーション協会の方より、レクリエーションについての講義を受け、準備を進めてきました。対象者に楽しんでもらうためのプログラムの提案、説明の工夫、声のかけ方などリハーサルを通して改善を重ねてきました。当日小さいハプニングはありましたが、利用者様の笑顔をたくさん見ることができましたので、おおむね成功!と言っていいのではないでしょうか。

  

最後には利用者様手作りのプレゼントをいただき、とても温かい気持ちになりました。お忙しい中、実習を受け入れていただき、ありがとうございました。

福祉講演会【視覚障害者の理解】

1月17日(火)、本校総合学科2年次「社会福祉基礎」選択生徒13名を対象に、視覚障害の方より直接お話をいただきました。

 


ある日、光がまぶしすぎて涙が止まらなかった…検査の結果、網膜色素変性症という難病で、現代の医療では治療できないと告げられる。ふさぎ込み、閉じこもる毎日。そこから仲間と出会い、京都ライトハウスでの生活で生きる術を学んだ、といった具体的なお話をいただきました。

現在ips細胞の研究が進み、この病気にも細胞移植がされ治験が進んでいる段階です。一筋の光を期待しながらも、毎日何ができるか模索しながら過ごされています。「私たちから声をかけることはできません。みなさんからのお声がけをお待ちしています」とのことでした。

 

西岡さんは、目が見えなくなってから、太鼓や日舞を始め、ボランティア活動もされているそうです。目が見えなくて、できないことはたくさんある。でも、そのできないことでずっと悩んでいるのではなく、できることを見つけて動き出すことが大切、と教えていただきました。

  

後半は西岡さんを囲んでの座談会。最後に日舞をご披露していただきました。できないことが増えても、できることに目を向け行動されている西岡さんの様子を知り、私たちもできることから始めようと思います。お忙しい中ありがとうございました。

三田市社会福祉協議会へ行ってきました!

12月13日(火)総合学科2年次福祉系列選択生徒が三田市社会福祉協議会の総合福祉保健センターを訪れました。 

 三田市社会福祉協議会は、民間の社会福祉活動を推進することを目的とした営利を目的としない民間組織で、地域の人びとが住み慣れたまちで安心して生活することのできる「福祉のまちづくり」の実現をめざしたさまざまな活動をおこなっています。また、災害時には福祉避難所としての役割も担うため、万が一に備えた設備などを紹介していただきました。特に災害が起こった際に困るであろうトイレについて、使用方法など写真を見ながら詳しく教えていただきました。

  

 またユニバーサルデザインについても、身近な物からトランプやオセロなどにも様々な工夫がなされていると知りました。福祉センター内にも多くのユニバーサルデザインが活用されており、自動販売機やエレベーターの中のイス、鏡、センター内の床に描かれた案内図、掲示板で利用されているユニバーサルフォントなど、紹介していただくたびに「なるほど~」と思わず感嘆の声が漏れていました。

  

特別な人のためではなく、誰もが暮らしやすくするための工夫という点では、私たち一人一人の心がけもとても大切だと感じました。本日はお忙しい中、見学させていただきましてありがとうございました。

みぢかいごイベントに行ってきました!

さんだの福祉・介護・魅力発信をしている「みぢかいご」のHPに有馬高校の生徒を載せていただきました!

 

 「みぢかいご」とは、”もっと皆さんにさんだの福祉(介護)の仕事の魅力を伝えたい”との思いを同じくする三田市内社会福祉法人・NPO 法人で集まりの場を持ち、みぢかいご(身近+介護)としてHPで情報を発信されています。

 その中で、「社会福祉法人 ジェイエイ兵庫六甲福祉会 オアシス三田ホームヘルパーステーション」と「NPО法人 WELnetさんだ 就労継続支援B型事業所ふたば」にそれぞれお邪魔し、職員の方々に仕事の魅力をお伺いしてきました。その様子がYouTubeにあげられていますので、よかったらご覧ください。

https://www.youtube.com/@midikaigo

また、11/19にはみぢかいご主催のイベント「介護・福祉フェスタ」が行われ、動画の紹介もされていました。これをきっかけに多くの人に介護や福祉について知ってもらいたいと思います。ご協力いただいた皆様、お世話になりました。ありがとうございました。

  

福祉講演会(虐待とその予防について)

 11月21日(月)「生活支援技術」選択生徒に向けて、Office Kurihara の栗原先生より、「虐待とその予防」についてお話しいただきました。栗原先生は、今年度3回目の講演で、過去2回にはコミュニケーション法やセルフケアについてご講話いただいております。

 虐待とは、本人の生活困難状態を招いているものであり、本人のニーズが満たされていない状態をいうとの事で、身近な例では、「人の話を無視する状態」も該当するのだと学びました。

 虐待する側の心理として、イライラが募って、ということがありますが、ストレスは生理現象と同じで溜まっていくもの、それをいかに吐き出すことができるかが大切であると学びました。また、個人の問題ではなく、組織が虐待を生み出している例も教えていただき、意識を高く持つ必要があると感じました。

 後半には西宮市のPASネットの取り組みから、人権擁護について考えることができました。本人の意思を大切にすること、本人中心に周囲がサポートすること、なんでも本人のやりたいことを容認することが必ずしも良いわけではないなどたくさんのことを考えました。

 

前回同様、最後にはグループでシェアリングしました。知識・方法・技術を見直すこと、こころの傷は見えないということ、本人中心の支援を考えること、日常的な情報共有の大切さ、スーパーバイザー(経験ある指導者)の確保と活用についてなど、大切なことをたくさん知りました。仲間の意見を聞くことで、視野がますます広がっていったようです。3回にわたり、多くのことをご教授いただきまして誠にありがとうございました。