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カテゴリ:農業部

人と自然科 2年生 農業先進地見学実施

10月27日(木)人と自然科2年生を対象に農業先進地見学(バスセミナー)を実施しました。この事業は阪神農業改良普及センター様にお世話になり、学校施設では学ぶことができない先進的な農業の生産現場、農業の普及、就農支援、人材育成の拠点として設置された公共施設の見学を通じて、実社会と農業のかかわりなどの見識を深める目的として行っています。

 今年度の研修先は(株)ネクストファーム(次世代園芸 大規模トマト栽培施設)、神戸農政公社神戸ワイナリー、JA兵庫六甲直売所「六甲のめぐみ」の3か所です。新型コロナウィルスは少しずつ落ち着きをみせているものの、まだまだ気は抜けません。マスクの着用、手指消毒など万全の対策で実施しました。

 

 最初の訪問先は兵庫ネクストファームです。

 

 

 ひょうご次世代施設園芸モデル団地として整備されているこの施設は、敷地面積8.2haに、中玉トマト、ミニトマト合計9万本を栽培している巨大トマト生産施設です。施設に病気を持ち込まないように手をしっかり洗ってから入ります。

  

 まずは担当の方から、水源や木質チップを使用したボイラー設備施設などの施設概要や、二酸化炭素などの環境制御技術、G-GAPを取得している栽培、作業管理体制、販売状況などの説明を受けました。

  

 そしていよいよ施設見学に移ります。ICTを活用した施設は、気温、湿度、二酸化炭素濃度、日射などを制御し、作物の生育環境を最適化して生産性の向上や合理化を図っています。

  

 少しだけ栽培区域を見せていただきました。圧巻の光景ですね。ちなみに8月に定植したトマトは約2ヶ月後の10月から収穫開始。翌年の7月まで収穫します。

 

 収穫後の調整、袋詰めも機械化が進められています。自動計量機も導入され作業が効率化されていました。

 

 ちなみにこの施設は、適正に農業を生産している国際的な指標である『GGAP』も取得しています。床面の印はもちろん、安心安全な農産物生産、そして働く人の安全のために写真付きの注意事項が至る所に掲示し、工夫されていました。

  

 授業で学んだICT、GAP、植物工場などを間近に見ることができ、有意義な研修となりました。

  

  後半は神戸農政公社神戸ワイナリーとJA兵庫六甲直売所「六甲のめぐみ」の2か所です。

 

 まずはお昼ご飯。密を避けて、屋内と屋外で食べましょう。空いた時間は直売所で研修を行う姿も見られました。

 

 そして研修スタートです。実際にワインの製造をしている職員から直接お話をいただきました。「神戸ワイナリー」は「神戸牛」に合うワインを作りたいというのが始まりで、ワイン製造はブドウ栽培からとこだわりを持っていいます。栽培、加工、販売の「6次産業」を一貫して行っており、今年も収穫が無事に終わったとのこと。

 

 

 

 ブドウ園の見学では、普段見慣れた有馬高校のブドウ園とは違い垣根仕立ての栽培方法です。食用のブドウと加工用のブドウでは種類が異なり、実は加工用のブドウの方が糖度が高いものもあるとのことでした。

 製造場所では、収穫から加工までの流れの説明をしていただきました。

 

 

 JA兵庫六甲直売所「六甲のめぐみ」は、全国最大級の直売所で、日々新鮮な野菜や季節の果物、加工品の売り買いが行われています。

 

 今回実施した先進地見学では、普段学校での座学で学んだ内容を実際に自分の目で確かめることができた、大変有意義な時間となりました。将来就農を目指している生徒はもちろん、そうでない生徒にとっても将来に生きる経験になったと思います。

 

 ご説明いただいた施設担当者の皆さま、そして全面的にバックアップいただいた阪神農業改良普及センター様、本当にありがとうございました。

人と自然科 農業クラブ全国大会北陸大会に出場 農業鑑定競技会優秀賞受賞

 10月25日(火)~27日(木)『農業高校の甲子園』『農業高校のインターハイ』と称される、令和4年度日本学校農業クラブ全国大会北陸大会が開催され、本校人と自然科からも意見発表会で県大会、近畿大会ともに最優秀賞を受賞した生徒が近畿ブロックの代表として、農業鑑定競技会で県大会を1位通過した2名の生徒が兵庫県連盟の代表選手として出場し、農業鑑定競技会に出場した生徒が見事優秀賞を受賞しました。

 県大会最優秀賞に関する記事はこちら

 近畿大会最優秀賞に関する記事はこちら

 まずは意見発表会。会場は福井県生活学習館です。福井県連盟の農業クラブ員がのぼりをもってお出迎え。6月から5ヶ月間、県大会、近畿大会に駒を進め、日々練習で苦楽をともにした、指導担当の先生と記念撮影です。感慨深いですね。

 25日(火)は開会式とリハーサルです。全国9つのブロック大会を勝ち抜いた代表が集い、開会式では生徒実行委員長から福井県の魅力や選手への激励に関するあいさつがありました。

 そして明日に向けたリハーサル。マイクの音量や高さなどを確認しました。

 そして大会二日目本番です。本番を前に選手同士で練習しながら交流しました。(ちなみに下の写真は富山県と宮城県の選手と一緒に練習している様子です。)このように全国の農業高校生と交流できるのが農業クラブ活動の魅力です。一緒に練習した選手の中には、昨年有馬高校が全国大会を運営したときに出場した選手もおり、びっくりしました。

 昨年有馬高校が運営した全国大会兵庫大会意見発表会に関する記事はこちら

 そしていよいよ本番。タイムは6分48秒。想いのこもった素晴らしい発表でした。

 ちなみに今回の全国大会で発表した意見発表は11月5日(土)に郷の音ホール駐車場で開催されます、第48回さんだ農業まつりのステージにて聞くことができます。11時頃の出場予定です。ぜひお越し下さい。

さんだ農業まつりパンフレットはこちら.pdf

  次に農業鑑定競技会です。会場は福井県産業会館です。校内大会、県大会を勝ち抜いた全国のクラブ員が1000人以上集まります。ロボットトラクターやドローンなども会場に展示されていますね。

 競技は8つの分野に分かれ競技を行います。有馬高校からは分野園芸と分野造園に出場しました。選手以外は立入禁止。中の様子が全く見られないので、以下有馬高校で今年開催した県大会の様子を参考にご覧下さい。

 農業クラブ県大会農業鑑定競技会 大会運営に関する記事はこちら

 競技後二人に話を聞くと、相当難しかったとのこと。過去問を解いて準備したが、ここ10年で一番難易度が高かったのではないか・・・とすこし落ち込んでいました。

 そして一晩経って最終日は、全ての競技に出場した選手、引率職員約4000名が大会式典会場である石川県立音楽堂に集結します。兵庫県連盟選手団と一緒に記念撮影後、会場に入ります。

 

  各都道府県連盟記の入場の後、日連会長や文部科学大臣、農林水産大臣の名代の方からあいさつがあり、いよいよ結果発表です。

 アカデミー賞方式で最優秀賞者の名前が呼ばれ、その場にスポットライトが照らされます。結果は目標であった日本一は逃しましたが、農業鑑定競技会に出場した2名が優秀賞を受賞することができました。意見発表会に出場した選手は惜しくも入賞を逃しましたが、『悔いの無い発表ができて満足』とのこと。全国大会の舞台で有馬高校人と自然科の名を上げてくれました。

 そして最後はFFJの歌。全国の農業高校生が歌える歌を全員で清聴し、大きな拍手の中大会は幕をとじました。

 ちなみに来年度の全国大会は、鹿児島で全国大会が開催されます。1.2年生の皆さん、先輩の活躍に負けないように頑張りましょう。

 そして中学生の皆さん。是非人と自然科に入学して、農業高校の甲子園で全国優勝を目指してみませんか?人と自然科に入学してくれるのを、生徒も農場の先生も、みんなで心から待っています。

人と自然科 第43回兵庫県民農林漁業祭に出展

 10月22日(土)に県立明石公園の千畳芝にて第43回兵庫県民農林漁業祭が開催され、有馬高校人と自然科も出展。農業クラブ本部役員の生徒3名が販売を担当しました。

 

 農林漁業祭パンフレットはこちら(pdf)

 またこの日に向け、実習授業で黒枝豆やサツマイモの収穫や調整、カキの収穫、花苗の箱詰めなど、1年生から3年生の生徒全員で頑張りました。

 さて、当日は8時30分に会場到着。早速商品を陳列します。新型コロナウィルスの感染拡大により3年ぶりの出展。担当した2年生の生徒も初めての参加ということでしたが、試行錯誤しながらきれいに陳列できました。

 そして販売開始を前に行列ができはじめ9時30分にいよいよ販売開始です。ハクサイやダイコンなどの野菜が飛ぶように売れていきます。そして隠れた人気商品がカキで、「どこにも売っていないから探していたの。ありがとう。」という嬉しい言葉もいただきました。

 一生懸命販売を頑張っていると・・・・遠くの方から見覚えのある黄緑色の姿が・・・・

 

 やはり出てきてくれました。人と自然科公式キャラクター「ひとっしー」です。テントの前でお客様の呼び込みを手伝ってくれました。そして姿をみつけた子どもたちが集まり、一緒に写真撮影にも応えてくれました。

 ちなみに「ひとっしー」は販売実習など生徒が頑張っていると出てきてくれる妖精さんです。過去のイベントにも多く出現してくれています。

 ひとっしーが出現した、阪神梅田本店にて 夏休みふれあい体験広場アレンジメント体験実施に関する記事はこちら

 ひとっしーが出現した、イオンモール伊丹農業イベントに参加しましたに関する記事はこちら

 こんな感じで販売は15時頃まで続き、持参した野菜や果樹は全て完売。草花苗のほとんども売れてしましました。購入いただいた皆さま、ありがとうございました。

 さて、有馬高校人と自然科の農産物販売と言えば農業祭。今年は11月12日(土)に秋の農業祭が計画されています。ハクサイやダイコン、草花苗はもちろんモチ米や年々人気急上昇のギンナンなどたくさんの農産物を作り手の生徒から直接購入できます。また、生徒の研究成果発表もありますので人と自然科の学びを知ることもできます。

  令和4年度 秋の農業祭ポスターはこちら

 お時間ある方は是非足をお運び下さい。

人と自然科 令和4年度 農業クラブ総会開催

 10月21日(金)講義棟に人と自然科の生徒全員が集まり、令和4年度有馬高校農業クラブ総会が開催されました。

 

 有馬高校人と自然科のように全国の農業系高校で農業を学ぶ生徒は全員「農業クラブ」に所属します。そして農業に関する授業や実習、ボランティア活動もすべて農業クラブ活動です。また、授業や実習で身につけた知識や技術を競い合う競技会への出場など、農業クラブ活動は多岐にわたります。

 前期書記による開会の言葉の後、まずは本日をもって農業クラブの職を終える前期会長より挨拶がありました。

 

  1年前の総会で先輩から農業クラブ旗を引き継いだ時の重責、そして同級生や下級生のサポートへの感謝の言葉があり、最後に『1.2年生の皆さん、さらに人と自然科が発展できるように頑張ってください。応援しています。』と後輩への激励の言葉で締めくくりました。

 次は成人代表である校長先生からのあいさつです。

 日々の学習を通した、花壇装飾や作庭などの地域活動や農業クラブ県大会、近畿大会での活躍、さらにはフラワーアレンジメント全国大会での活躍紹介、さらに本日をもって職を終える3年生の役員に対してねぎらいの言葉をいただきました。そして、校長先生に集まる人と自然科への高い評価についての話があり、「これからも人と自然科を盛り上げてください」との激励の言葉をいただきました。

 第70回兵庫県学校農業クラブ連盟大会 今年も人と自然科生徒が大活躍!!に関する記事はこちら

 第70回近畿学校農業クラブ連盟大会意見発表会 最優秀賞受賞 全国大会出場決定!!に関する記事はこちら

 淡路花博2022秋 第11回高校生花と緑のガーデンに出展に関する記事はこちら

 ひょうごまちなみガーデンショーin明石 アグリハイスクールガーデンに出展に関する記事はこちら

 第21回全国高校生フラワーアレンジメントコンテストに兵庫県代表として出場 奨励賞受賞に関する記事はこちら

 いよいよ議事に移ります。議長選出の後、事業、会計に関する報告、提案があり、承認されました。

 そして新役員の選出。新副会長候補のから新役員候補の紹介を行い、大きな拍手で承認されました。そして新会長より着任のあいさつがありました。

 そして単位クラブ旗の引継ぎです。70年を越える歴史がある有馬高校農業クラブの活動を見守ってきたクラブ旗が、前会長から新会長へ『頑張ってください』の激励の言葉と共に手渡され、会場大きな拍手に包まれました。

 総会後は、県大会に出場した発表披露です。時間の関係上プロジェクト発表会(学校でのプロジェクト研究を10分以内で発表する競技)のみの発表となりました。

 タイトルは「明日の農業を新しく」魚の養殖と作物栽培を同時に行う「アクアポニックス」に関する研究について発表を行いました。

 とても素晴らしい内容で、1.2年生にとって刺激となる内容でした。

 ちなみに有馬高校の代表として意見発表会に出場した二人の発表は、11月5日(土)に郷の音ホール駐車場で開催されます、第48回さんだ農業まつりのステージにて聞くことができます。11時頃の出場予定です。ぜひお越し下さい。

第48回さんだ農業まつりパンフレットはこちら 

 最後はFFJの歌斉唱。全国の農業系高校で歌われる農業クラブ連盟歌です。全員大声で大合唱・・・と言いたいところですが、今年も新型コロナウィルス感染予防のため、心の中で大合唱しました。大声で歌えなくなり3年が経とうとしています。寂しいですね。

 新副会長による閉会の言葉で無事総会は終了しました。

 本日の総会をもって農業クラブ本部役員を引退した3年生のみなさん。今まで強いリーダーシップのもと、人と自然科を引っ張ってくださりありがとうございました。本当にお疲れさまでした。1.2年生の皆さん。先輩から引き継いだ人と自然科の活躍をさらに発展させ、盛り上げていきましょう。

人と自然科 第21回全国高校生フラワーアレンジメントコンテストに兵庫県代表として出場 奨励賞受賞

 10月15日(土)~16日(日)新青森県総合運動公園マエダアリーナで開催された、第32回全国産業教育フェア青森大会 第21回全国高校生フラワーアレンジメントコンテストに、本校人と自然科の生徒2名が兵庫県の代表として出場し、3年生Y.Oくんが奨励賞を受賞しました。

 毎年開催(一昨年はコロナ渦で中止、昨年はリモートにて開催)されている全国高校生フラワーアレンジメントコンテストは、フラワーデザインに関する知識と技能を活用し、自らの考えを表現する力や創造性・芸術性を互いに高め合い、新たな未来を切り拓く職業人としての資質を育むことを目的とする大会で、事前に発表されたテーマに沿って、事前に発表された花材と当日発表される花材を組み合わせて作品を完成させるというもので、とても難易度の高い技術が必要とされます。

 今年度代表として出場した生徒は、3年生のY.Oくんと3年生のO.Sくん。二人とも農業クラブ専門班『フラワーアレンジメント班』に所属している生徒で、大会に向け、顧問の先生や「ひょうごの達人」事業を活用し来校いただいている講師の先生の指導を受け、練習を重ねてきました。

 新青森県総合運動公園マエダアリーナに各都道府県の代表選手が集結。

 事前に発表された今年のテーマは「縄文の風」

 事前発表の花材はユリ、スプレーカーネーション、スプレーバラ、トルコギキョウ、ヒマワリ、リンドウ、レザーファン、ユキヤナギ、木イチゴ、そして稲穂と青森県らしくリンゴを作品に取り入れるというものでした。また、当日発表された花材はヒペリカム、フジバカマでした。

 制作時間60分で作品を創り上げます。日頃の成果を発揮し、全力で作品を完成させたようです。

 完成された作品はこちらです。(上がY.Oくん、下がO,Sくんの作品です。)

作品コンセプト

 初秋の心地よい風が吹く里山で楽しんでいる小鳥に気付かれないように、里人が曲線を描きながらイネを撒き、花園から水場に誘導し、最後にりんごを仕掛けた罠に近づいて今にも捕まりそうな光景を作品で表現しました。

 作品コンセプト

 多種多様な木の実、動物が生息している大陸を中央の作品で表現し、狩猟採集を行ってきた人類が農耕という技術を発展させ、イネの種や果実(リンゴ)の苗を船にのせ、新しく発見した世界中の島々に広がっていく様子を表現しました。

 そして16日(日)結果発表。Y.Oくんが4番目の賞である奨励賞を受賞しました。高校生らしい独創的な作風が評価されたようです。またO.Sくんも惜しくも入賞は逃したものの、高評価を得たとのことです。二人とも全国大会の場で、有馬高校のフラワーアレンジメント技術の高さを証明してくれました。

 1.2年生の皆さん、そしてこれから入学してくる中学生の皆さん。先輩の活躍に負けないように頑張りましょう。選手の皆さん、お疲れ様でした。

人と自然科 農業と環境 手刈りで稲刈りをしました

 10月に入り、一気に涼しくなってきました。人と自然科1年生農業と環境の授業で6月に田植えをしたもち米『ヤマフクモチ』も稲穂が垂れ、収穫を迎え、鎌を使った手刈りによる収穫実習を行いました。

 6月に行った田植えに関する記事は記事はこちら

 まずは担当の先生から収穫方法に関する説明を受けました。籾の先端についている『ぼう』と呼ばれるとげが体に入るとちくちくするため、服装に気をつけることから学びます。そして今回は刃がギザギザしている『鋸鎌』を使います。間違った使い方をするとケガにつながりとても危険です。手袋の着用はもちろん、親指を上に向けて稲を握るなど絶対に手を切らないための稲穂の持ち方、そして収穫後のイネの束ね方などを教わりました。

 

 さっそく実習開始。6月に自分で田植えした場所を稲刈りします。

 

 時間が経つにつれ、どんどん上達していきますね。このように習得した技術を活かし、地域のイベントにも参加し活躍しています。

 習得した技術を活かし先日運営を行った、農業クラブ 世界稲刈り選手権に関する記事はこちら

 そして刈ったイネを5株束ね、麻紐でくくって稲束にしました。

 束ねた稲束は天日干しするためはざかけ(稲木に稲束をかけること)します。乾燥機で一気にするのとは異なり、ゆっくり時間をかけて乾燥を行うことで、甘みやうま味、粘りが増すと言われています。ちなみに有馬高校では、脱穀(稲穂から籾を外すこと)後の稲わらは野菜や花の栽培で活用します。

 約2時間で予定していた部分を刈ることができました。最後にみんなで落穂(田んぼに散らばる穂)を拾います。(ミレーの絵画『落穂拾い』で有名なシーンですね。)せっかく想いを込めて栽培したモチ米を一粒たりともムダにしたくないですね。

  あっという間に実習は終了。最後に集合写真を撮りました。

 今回収穫したもち米は、11月12日(土)に開催される農業祭にて販売する予定です。 今年も今回紹介したもち米はもちろん、ダイコンやハクサイなどの野菜、パンジー、ビオラ、ハボタンなどの草花苗、その他ギンナンなどの農産物販売のみ、感染防止対策を講じた上で、実施の方向で準備を進めています。(焼きもちやポン菓子などの食品バザーは残念ながら今年も自粛を考えています。)

 昨年度の秋の農業祭に関する記事はこちら

 地域の皆さま、楽しみに待っていてください。

人と自然科 農業クラブ 福祉施設花壇植え付けボランティアに行きました

 人と自然科では、普段の授業や実習で学んだ知識や技術を活かして、地域での作庭や装飾、体験などの活動を積極的に行っています。最近も以下の場所で作庭したりイベントで体験活動を行うなど、生徒は大活躍しています。

 ひょうごまちなみガーデンショーin明石 アグリハイスクールガーデンに出展に関する記事はこちら

 淡路花博2022秋 第11回高校生花と緑のガーデンに出展に関する記事はこちら

 新名神高速道路宝塚北SA 新メニュー表彰式でのアレンジ体験会開催に関する記事はこちら

 阪神梅田本店にて 夏休みふれあい体験広場アレンジメント体験実施に関する記事はこちら

 10月1日(土)人と自然科農業クラブ役員7名が篠山市にある福祉施設「丹南精明園」を訪れ、花壇植え付け活動を行いました。農業クラブでは13年前からこの活動を年3回行っており、6月に続き、今年度2回目の活動です。

 今月末に丹南精明園では園祭が行われる予定となっているそうで、夏休みからこの日に備えて播種、鉢上げを行ってきたマリーゴールド、ペチュニア、ジニア、ケイトウ、観賞用トウガラシなど約800鉢を持参しました。

 まずは土づくり。肥料として油かすを施し、耕運機で攪拌し植えやすいようにならしていきます。

  準備ができたところでデザインを考えていきます。丹南精明園では大小4つの花壇と玄関わきのプランタの装飾を担当させていただいています。今回は10月から3年生のバトンを引き継ぐ2年生の生徒を中心にデザインを考え、花壇苗を並べていきました。

 

  並べた後は、定植していきます。新型コロナウィルス感染前は利用者の方、職員の方と一緒に作業を行っていましたが、今はまだ感染の心配があると言うことで生徒だけで定植していきます。早く落ち着いたら良いですね。

 この日は快晴。気温も30度近くまで上昇し、熱中症に注意しながら進めていきました。さすが普段の実習で取り組んでいるだけあって、慣れた手つきですね。どんどん花壇が賑やかになっていきます。

今回新調していただいた『有馬高校協同花壇』の看板を建て、かん水をしたら作業は終了です。初めて2年生がリーダーということで少し時間がかかってしまいましたが立派な花壇が完成しました。

 完成した花壇はこちら。園祭が行われる20日後にはもう少し株が張り、ボリュームが出てくる予定です。

 

 

 最後に恒例の記念写真です。

 

 次回は12月頃に冬、春に花壇に向けた植栽に伺います。お世話になりました。ありがとうございました。

人と自然科 農業クラブ 世界稲刈り選手権 大会運営

 9月25日(日)三田市四ツ辻の水田にて、世界稲刈り選手権が開催され、本校人と自然科農業クラブ本部役員5名が大会の運営をお手伝いしました。

 

 このイベントは、都会の子供達に稲刈りを通して土に親しみ、農業に興味を持ってもらうことが目的で開催されてるイベントです。有馬高校農業クラブは、授業で学んだ稲刈りの技術を生かし、13年前から運営に携わっています。

 昨年の農業と環境稲刈り実習に関する記事はこちら

 この日は5月に開催された、世界田植え選手権で手植えを行ったイネをみんなで楽しく手刈りで収穫しました。

 5月29日に開催された、世界田植え選手権大会運営に関する記事はこちら

 10時前に子供たちが到着。恒例のラジオ体操です。人と自然科生徒の号令で、みんなで体をほぐしました。

 体がほぐれたところでいよいよ稲刈り開始です。鎌を受け取り田んぼへ向かいましょう。今日は気温が30度を超える予報。熱中症にっも十分注意しましょう。

 そしていよいよ稲刈り開始です。子供たちが手をケガしないように、鎌の持ち方やイネの握り方、鎌の動かし方などを丁寧に指導します。

 最初は手こずっていましたが、慣れてきたらどんどんスピードアップです。ちなみにこの田んぼで栽培したお米は『ミルキークイン』という品種です。

 刈った稲穂は、3束~5束をまとめていきます。子供たちから受け取り、人と自然科の生徒が束ねていきます。

  あっという間に12時に。お昼ご飯です。この田んぼでとれたお米を使ったお弁当です。ミルキークインという品種はもちもち感が特徴。おいしすぎて4回おかわりした生徒もいました。さらにお弁当に添えられているキュウリの漬物は有馬高校で栽培したものを使用していただきました。とてもおいしかったです。

  午後からはコンバインを使った稲刈り体験です。高校の水田は小さいのでなかなか運転実習ができません。生徒にとっても良い体験になりました。

 

 稲刈りをしていたら、急に上空にツバメの大群が。稲刈りをしたときに驚いて田んぼから飛び出る昆虫を狙って集まってきたようです。1時間以上、大空を旋回し続けいていました。ブログ作成者も初めて見た光景でした。農業は生き物と関係しあって成り立っているということを改めて感じることができました。(下の写真 青空に映る黒い点がツバメの大群です)

 

 あっという間にイベントは終了です。今日参加したみんなで記念写真を撮りました。

 お招きいただいた、こころ豊かな人づくり500人委員会阪神北OB会の皆様、参加された皆様、楽しい時間をありがとうございました。

人と自然科 ひとはく連携セミナー4回目 持続可能な農業について学ぶ

 9月16日(金)人と自然科1年生学校設定科目『人と自然』の授業において、今年度第4回目となる人博連携セミナーが実施されました。『人と自然』の授業では年間8回、県立人と自然の博物館を訪れ、博物館の研究員から自然や環境、動植物など専門的な講義を直接頂き、深く学ぶことができます。

 第4回目となる今回は、『持続可能な農業への転換~求められる技術と体制について~』と題して、衛藤 彬史先生より講義をいただきました。

 

 昨今『サステナビリティー』『持続可能』『SDGs』という言葉を良く聞くようになりました。人間活動による環境への影響と資源の持続可能性への危機感がこれまで以上に高まる中、あらゆる分野で環境配慮への転換がより実効性を浴びてきています。それは農業の世界も例外ではありません。むしろ人と自然の接点となる生産現場としてこれからの農業のあるべき姿について講義を聴きながら考えました。

  まず農業は環境に良いのか考えました。学校の授業でも学びましたが、農業は食料生産だけでなく、大気の浄化や洪水の防止、景観の維持など様々な機能があります。これを多面的機能と言います。一方で畜産分野では、メタンガスを発生したり、家畜のエサを確保するために大量の穀物や水を必要とします。データでは、世界の温室効果ガスの16%を家畜が出すメタンガスが占める、1kgの牛肉を生産するために約11kgの穀物(エサ)と20000Lの水が必要といわれています。

 さらに日本の主食であるお米の栽培中にもメタンガスが発生しています。田んぼに水を張ることで土中の酸素量が減り、メタン生成菌が活発になり、夏に行われる中干し(田んぼの水を一定期間抜く作業)の時、一気に空気中に放出されます。

 また、肥料においても長く効果を持続するためのコーティングの素材としてプラスチックが使われているものもあり、海洋マイクロプラスチックの輩出につながっています。このように農業は環境に負担をかけているという一面もあります。

 

 これらのことを考え、これからの農業に求められる技術として、代替肉のダイズミートへ転換する、家畜から出るメタンガスを減らすために『カギケノリ』という海藻を活用する、稲作の中干しのタイミングを早めたり、期間を長くするなど、環境に配慮した新技術がどんどん確立しています。さらに、農業と森林(林業)を同時に行う『アグロフォレストリー』、異なる作物を計画的に作付けしていく『輪作』の活用、省力化の効果も期待できる『乾田直まき栽培』など世界では環境に負荷をかけにくい栽培方法も実践されています。

 現在の日本の農業は高齢化や後継者不足など様々名問題を抱えていますが、工夫によって乗り越えられる。生産者も消費者も意識を変えてこれからの食と農を作っていかなければならないという必要性を感じた2時間でした。生徒の『農業はメリットばかりでなくデメリットもあるが、デメリットは解決策を生み出せばメリットにつながる』という感想も印象的でした。

 衛藤先生、大学受験を控える3年生にも聞かせたくなるほど、様々な視点から現在の農業に切り込んだ興味深い講義を本当にありがとうございました。次回は『六甲山地と三田盆地の地形・地質と人との関わり』と題して、加藤茂弘先生から講義をいただく予定です。

人と自然科 ひょうごまちなみガーデンショーin明石 アグリハイスクールガーデンに出展

 9月18日(日) ~ 9月25日(日)の8日ひょうごまちなみガーデンショーin明石』が兵庫県立明石公園にて開催されています。

『ひょうごまちなみガーデンショーin明石』公式HPはこちら(←開催期間終了後HPが閉鎖される可能性があります。)

 イベントの一つとして、県下の農業高校の生徒が自分たちでデザイン・施工した自慢の庭を展示する、アグリハイスクールガーデンが開催されており、有馬高校人と自然科 環境班の生徒2名が作庭に行きました。担当した生徒は、課題研究の一環として夏休み前から設計、準備し、学校で何度も試作を行うなど、この日に向けて準備を進めててきました。

  作庭は1.5m×2.3mの木枠の中に作成していきます。リュウノヒゲを中心にアイビー、ペチュニア、ケイトウ、観賞用トウガラシなど自分たちで栽培した8種類の草花苗、観葉植物を持参し、当日は約4時間かけて作品を完成させました。

 

 完成した作品はこちら。今回のテーマは『Potdoll city』です。

 

 森、草原、村、水辺の4つの世界観をイメージし、素焼鉢を12個組み合わせて手作りしたテラドールの日常を表現しています。流木にちょこんと座った姿がかわいいですね。

 さらに、花や花火、さざ波を描いた手作りの竹灯籠を配置することによって季節感を演出。ウッドチップを敷き詰めた中央の河原が緑に映えて印象的ですね。

 そして注目は後方には自分たちで木材を加工し手作りし、花いっぱいに装飾した一輪車。テラドールの乗り物として配置しました。

 

 今回作庭した作品は、9月27日(日)まで、明石公園に展示しています。明石公園を訪れた際は是非ご覧ください。そして5体のテラドールを探してみてください。

人と自然科 地域自然保護 夢プログラム実施報告会に向け中間発表会実施

 9月13日(火)人と自然科3年生選択科目『地域自然保護』の授業で、県立有馬富士公園についての中間発表会を実施しました。

 有馬高校から車で約15分にある県立有馬富士公園は、地域の方が自分の特技を生かして、来園者に体験プログラムを提供するという取り組みを行っているユニークな公園です。そして有馬高校人と自然科の生徒も自分たちの特技を生かして来園者を楽しませようというのが地域自然保護の授業の最終目標です。4月からスタートし、今日まで公園の職員から説明を受けたり、実際に公園で活躍されている夢プロ団体の皆さんから体験プログラムを受けたり、自分たちで公園内を調査したり・・・とにかく公園を知る活動を続けてきました。

 学校設定科目 地域自然保護 今年もスタートしましたに関する記事はこちら

 フィールドワークその1 有馬富士公園を知ろうに関する記事はこちら

 フィールドワークその2 天文を通したありまふじ夢プログラムを体験に関する記事はこちら

 フィールドワークその3 有馬富士公園の生きものに触れように関する記事はこちら

 フィールドワークその4 里山の管理体験に関する記事はこちら

 フィールドワークその5 棚田の管理を通した夢プログラム体験に関する記事はこちら

  この日は約4か月間の成果をまとめ、発表する会です。この日に向けて生徒は一生懸命準備してきました。

 

 そして発表直前も、原稿や模造紙を前に、役割分担など最後の打ち合わせです。緊張感が増してきますね。

  発表にはアドバイザーとしてお世話になっている、人と自然の博物館研究員の先生方、管理者であるパークセンター職員、行政からは宝塚土木事務所の職員にも来校いただき、忌憚のないご意見、アドバイスを頂きました。

 いよいよ発表スタート。1班10分から15分の持ち時間で発表を行います。発表では夢プロ体験や調査して感じたこと、有馬富士公園の魅力や改善点を行政や管理者であるパークセンターの方に直接伝えることができました。

 そして最後は自分たちがホストとして提供したい夢プログラムの企画案を紹介しました。

・公園の植物を使ったテラリウムづくり

・公園に生息している植物を観察するツアー

・公園の木の実や枝を使った雑貨づくり

・外来種の駆除を兼ねた魚釣り

・園内で人気の遊具 ターザンロープのリメイク

などなど・・・ユニークで高校生らしいアイデアの体験が次々に発表されました。聴衆者も評価シートを用いて、他の班、そして自分たちの班の発表や模造紙を評価しながら真剣に聞いていました。

 各班が作成した模造紙はこちら。どれも力作ですね。これらの模造紙は、有馬富士公園パークセンターに一定期間展示させていただきます。公園を訪れた際はぜひご覧ください。

 さて中間発表も終わり、いよいよ今回の発表をもとに、実際に来園者に提供する夢プログラムを企画していきます。テーマは有馬富士公園の利用が最も少ない世代である『高校生が有馬富士公園の魅力を感じることが出来る体験プログラム』です。そして12月には実際に高校2年生の後輩を有馬富士公園に招待し、自分たちが企画した夢プログラムを実践します。大変ですが楽しみながら頑張っていきましょう。

 最後に中間発表を聞きに来てくださいました皆様、忙しい中お越しいただきありがとうございました。 

人と自然科 淡路花博2022秋 第11回高校生花と緑のガーデンに出展

 今年も9月17日(土)~11月6日(日)まで、淡路島を舞台に、淡路花博2022秋が開催されます。

 淡路花博2022秋公式HPはこちら(←開催期間を過ぎるとHPが閉鎖される可能性があります。)

 催しの一つとして県立公園淡路花さじきエリアに、県内の農業高校で学ぶ高校生が、日頃学んだ知識や技術を生かして創作した庭を展示する、高校生花と緑のガーデンが設けられ、有馬高校人と自然科も環境班の生徒2名が作庭を行いました。明石海峡大橋を渡り、県立公園あわじ花さじきに到着です。

 第11回高校生花と緑のガーデン公式HPはこちら(←開催期間を過ぎるとHPが閉鎖される可能性があります。)

 今回持参した植物は、自分たちで栽培したペチュニア、ゴールドクレスト、マリーゴールド、トレニアなど、11種類の草花苗、観葉植物です。作庭するデザインも自分たちで考えました。

 

 花壇の右側には観賞用五色トウガラシ、ペチュニア、アゲラタムを配置、左側にはトレニア、ケイトウ、ニチニチソウなどを植栽していきます。そして高さの異なるゴールドクレストを配置し、中央に寒水石を敷き詰めます。どんな作品に仕上がったのでしょうか。

  完成した作品はこちら。タイトルは『月夜に輝く天の川』です。

 中央の寒水石の上空には、自分たちで鉄板を切断、溶接、曲げの加工作業を行い制作した三日月を立て、三日月の中にはアイビー、トレニア、マリーゴールドを植栽し、動きを出しました。

 そして寒水石の左側は、紫や青など彩度の低い植物を配置し夜をイメージ。右側には赤や黄色など彩度の高い植物を配置し朝日をイメージし、暗闇から夜明けへと変化する情景を表現しました。

 今回作庭した二人に話を聞くと、隠れたテーマは『黎明(れいめい)』この作品を見に来てくれた人に、新しい時代の始まりを感じてもらいたいとのことです。

 今回作庭した作品は、9月17日(土)~11月30日(日)の期間中、県立公園あわじ花さじきの園路(駐車場から見て2本のシンボルツリーの下です。以下写真参照)で見ることができます。有馬高校人と自然科以外にも県下10校の農業高校生が作庭した作品をご覧いただけます。

 淡路島を訪れた際、是非お立ち寄りください。

人と自然科 ブドウ販売大盛況 無事終了いたしました(ありがとうございました)

 人と自然科の生徒が授業で丹精込めて栽培したブドウ(ベリーA、ピオーネ、マスカットオブアレキサンドリア)の即売会(本校保護者、生徒限定)を9月7日(水)、9日(金)、14日(水)の3日間、各学年ごとに開催させていただき、大盛況の中無事終了しました。

 いよいよブドウの収穫を迎えます(収穫調査)に関する記事はこちら

 販売を前に、生徒自ら調整、包装、袋詰めを行います。各販売日で700房以上の調整が必要なため、1年生から3年生まで手分けをして行います。

 傷んだり割れたりしでいる粒がないかどうかじっくり確認し、ハサミで調整していきます。

 そして調整したブドウは、粒のつまり具合で3つにランク付けし、上と中のランクのブドウはセロファンの包装紙に丁寧に包み、1袋に2~3房を詰め、重さをはかり価格を決定します。

  このように調整、袋詰めは販売直前まで行われ、そしていよいよ体育館前で販売準備です。人と自然科ののぼりを立てた名物のトラック市です。

 今年も新型コロナウィルス感染拡大防止のため、事前に整理券を配布し、少人数ずつ売り場に来てもらう方式をとりました。またレジ前には間隔を開けて並んでもらうための表示をはり、レジ前には生徒が実習で手作りした飛沫防止のついたても設置。さらに1人1人に丁寧に手指消毒を行うなど、万全の体制で臨みました。

 人と自然科の実習は1年生から3年生が一緒になって行います。初めての1年生に2.3年生が丁寧に教えながら販売実習を行っていました。

 レジでは、品種、重さを伺い、商品を準備し会計を行います。昨今の資材の高騰を考慮し、今年度よりやむなく50円から100円の値上げをさせていただきました。50円単位になったため、計算を間違えないようにゆっくりやりとりをを行いました。そしてどんどん売れて無くなった品種、ランクを一覧表に線を引いていきます。どんどん無くなっていきましたね。

 そして今年は野菜部門で収穫最盛期のキュウリも同時販売。大人気でした。(今後も2週間ほど県道脇の販売所で販売しています。1袋3~4本入って100円。お近くを通る際は是非ご購入下さい。)

 今年は台風などの気象災害や害獣被害もなく、さらに夏の晴天にも恵まれなかなかの出来栄え。一方でベリーAでは、ブドウを種なしにする『ジベレリン処理』が上手くできていなかった房もあったようで『とても美味しかったけど種があったよ。』というご指摘をいただきました。来年への課題ですね。

 ブドウのジベレリン処理を行いました・・に関する記事はこちら

 さらにピオーネとマスカットは元々畑の面積が小さいため、数量制限をさせていただきましたが、やはり人気で、最後には売り切れてしまい、買えなかった方もいらっしゃいました。本当に申し訳ありませんでした。

 3日間で合計333名の方に来場いただきました。販売を担当した生徒は自分たちが栽培したブドウを喜んで買ってくださる姿を見て、大きな自信となったそうです。お忙しい中ご来校いただいた保護者の皆さまありがとうございました。そして購入してくれた総合学科の生徒の皆様も、本当にありがとうございました。人と自然科の学びの内容を少しでも理解してもらえたら嬉しいです。

有高チャレンジ教室「フラワーアレンジメント」~9/27(火)授業開始時間変更のお知らせ~

学校設定科目「フローラルアート」は、フラワーアレンジメント技術を2年生から3年生まで2年間専門的に学ぶことができ、高度な技術を習得できる授業です。

3年生では外部講師の先生をお招きし、より実践的な授業を受けることができます。また、これまで学んできた知識や技術を生かし、生徒自らが先生役となり地域の方々にアレンジメントを教える「チャレンジ教室」を開講しています。

 

今年度も定員を超える応募があり、その中から厳正なる抽選で選ばれた10名の受講生の方が決定。5月10日(火)に第1回目のチャレンジ教室が開講しました。

 

9月13日(火)に開講された第4回目のチャレンジ教室では、有馬高校で栽培している「トクサ」を用いたアレンジメントを制作しました。

トクサの他にも、有馬高校で栽培している「センニチコウ」や「アゲラタム」、パスカル三田で購入した「スプレーギク」や「ミズヒキソウ」など、季節の花材を使用しました。

 

これまでのチャレンジ教室では、形や寸法が決められている作品を作ってきましたが、今回のアレンジメントは“自由”に制作してもらいました。

 

基礎の復習も兼ねて、スポンジセットや花材の切り方・挿し方も生徒が丁寧に説明しました。

   

トクサは内部が空洞になっているため、ワイヤーを挿し込み、自由自在に形を作ることができます。

  

生徒もデザインや花材の挿し方などをアドバイスしながら、一緒に作品制作に取り組みました。

   

約1時間半かけて完成した作品がこちら。素敵なアレンジメントが完成しました。

   

< チャレンジ受講生の方への連絡 >

次回のチャレンジ教室は、9月27日です。この日は体育大会予行前日のため、40分授業となります。5時間目の授業開始時間が12時35分からとなりますので、ご予定をお願いいたします。

※悪天候により、行事予定、時程等が変更になる場合があります。その場合、再度ブログ情報を掲載しますので、お手数をおかけしますが、確認をよろしくお願いいたします。

ご不明点がある場合は、079-563-2881(学校)へご連絡ください。

 

人と自然科 秋野菜(ダイコン・ハクサイ)の栽培が始まりました

 心配していた大型台風も日本列島から少し逸れ、被害が少なくほっと胸をなで下ろしています。酷暑が続いた夏の季節もいよいよ終わりを迎えようとしており、有馬高校人と自然科の農場でもいよいよ秋~冬にかけての野菜、草花苗の栽培が始まっています。

 1年生農業と環境の授業では、ダイコン、ハクサイの栽培がスタートしています。今回も自分の担当区が設けられ、収穫まで責任を持って管理を行います。まずは先生から実習内容について、指導を受けます。

 まずは、ハクサイの定植です。夏季休業中の実習で自分で播種していた苗を定植します。本葉が6枚ほど出ていたということでばっちりのタイミングです。

 夏季休業中も実習授業(総合実習)本当に頑張りましたに関する記事はこちら

 

 まずは、畦(山になっている部分)の床(平らな部分)をクワで耕うんし、整地します。

 そして、苗を株間40cm千鳥植え(株をずらし互い違いに植える方法)で並べていきます。

 そして、植え穴を掘り、苗を取り出し植え付けます。株元を少しへこませ、水がたまるウォータースペースを作るのがポイントです。

 次は、ダイコンの播種(種まき)です。深さ約3cmさく条(溝を切る)します。

 そして、ダイコンの種子を1カ所3粒ずつ、株間30cmで落としていきます。種子が隣とくっつかないように三角形に置いていきます。(後から間引きをするためです)

 その後、覆土として、束ねた稲わらを置き、飛ばないように土で押さえます。本日播種したダイコンは今週末には発芽を迎えます。

 

 これで、本日の実習は完了です。

 本日定植、播種したハクサイ、ダイコンは、順調に生育すれば11月中旬には収穫適期を迎え、秋の農業祭で販売されます。

 昨年度秋の農業祭の様子はこちら

 今年度の秋の農業祭は11月12日(土)を予定しています。立派なハクサイ、ダイコンが収穫できるように管理を楽しみながら頑張りましょう。

人と自然科 いよいよブドウの収穫を迎えます(一般販売はしておりません)

 有馬高校の生徒、保護者の皆さまお待たせしました。4月から人と自然科の生徒が栽培してきたブドウがいよいよ収穫を迎えます。

 人と自然科1年生 ブドウとスイートコーンの栽培が始まりましたに関する記事はこちら

 人と自然科1年生 ブドウの栽培順調です(ブドウ摘穂・誘引・整房作業)に関する記事はこちら

 ブドウのジベレリン処理を行いましたに関する記事はこちら

 ブドウ(ベリーA・ピオーネ・マスカット)の栽培順調ですに関する記事はこちら

 夏休みが明け、3年生、1年生の生徒が自分たちが担当した栽培区のブドウを調査のため収穫しました。

 まずは3年生。ガーデニングの授業で栽培した、高級ブドウピオーネの収穫です。

  どきどきしながら袋から取り出してみると・・・

 立派なピオーネですね。重さを量ってみると、目標一房600gのところ、700gオーバーの房が多かったですね。整房作業でもう少し落とす必要がありましたね。今年は少し着色が遅れ気味ですが、味は最高です。

 そして翌日は1年生の生徒が、授業で栽培したベリーAの収穫、調査を行いました。どの房にするか迷いますね。

 入学してすぐ担当区が与えられ芽かきの作業から始まり、誘引、摘穂、摘粒、ジベレリン処理などの作業を実施。放課後や休日にも管理作業に来ている生徒も多くいました。丁寧にはさみを入れ、ゆっくりと袋から取り出してみると・・・

 

 濃紫色のブドウが顔を出しました。摘粒作業が上手くできていたようで、どの房も立派です。自分たちの努力の成果を手にみんな最高の笑顔です。

 収穫後は実験室に戻り、さっそく調査です。まずは屈折糖度計で糖度を、上皿ばかりで重さを測定し、データを記録します。

 ベリーAの糖度の目安は17度と言われていますが、ほぼ全てが基準以上の糖度で、中には20度を超える房もありました。また重さは3年生同様、重量オーバーが多かったですね。整房作業の時、車(つぼみのかたまり)を残しすぎたのが原因です。初めての栽培なのでなかなか難しいですね。来年はこの反省を活かしましょう。

 有馬高校ではピオーネ、ベリーAの他に、マスカットオブアレキサンドリアの栽培をおこなっています。そして収穫したブドウは有馬高校保護者、生徒限定で販売します。(以前は一般の方にも販売していましたが、圃場が小さく、販売できる数も限られているため、多くの地域の方にご迷惑をおかけしてしまったことが理由で、現在一般販売はしておりません。本当に申し訳ありません。)

販売日時は

第3学年 9月 9日(金)15:10~

第2学年 9月 7日(水)15:10~

第1学年 9月14日(水)15:40~

 です。詳しくは生徒が持ち帰った『有高産ブドウ販売会について』のプリントをご覧ください。(保護者の方が来校していただく際、当日このプリントが保護者である証明になりますので必ずご持参ください)

 当日は、5時間目、もしくは6時間目の授業で販売会場準備を行い、その後整理券を配布します。そのため日によって異なりますが、販売開始30分前をめどに整理券を配布します。また、ピオーネ、マスカットは数が少ないため、例年す量制限をお願いしています。(授業の一環と言うことでご理解下さい)

 (参考)昨年度ブドウ販売会の様子はこちら

 皆様のお越しをお待ちしております。

人と自然科 今年も都市農業体験実習(農業インターンシップ)に4名が参加しました

 先日紹介しましたが、人と自然科は夏休み中『総合実習』(別名:農場当番)という授業があり、当番の生徒が農場の作物の管理実習を頑張りました。

 夏季休業中も実習授業(総合実習)本当に頑張りましたに関する記事はこちら

 夏季休業中の総合実習と並行して行われたのが、将来農業関連の大学や大学校に進学したい、将来本気で農業をやりたい、より実践的な農業を学びたいという生徒を対象に、阪神農業改良普及センターご支援のもと都市農業体験実習(農業インターンシップ)が企画され、応募多数の中選ばれた4名の生徒が夏休み中頑張りました。生徒が地域で活躍されている先輩農家に6日間お世話になり、栽培・管理方法や流通、販売、さらには心構えなどを直接アドバイス頂くというのが都市農業体験実習です。それでは今年お世話になった4軒の農家さんでの研修を報告します。

 まずは、恩地農園。非農家の生徒ですが、農業への興味関心が高く、将来大学進学後就農、もしくは関連産業への就職を希望している、2年生のY.Kさんが参加しました。今回お世話になった恩地さんも非農家出身ですが、企業に勤められた後、地域の親方農家さんの元で研修後独立就農し、現在は認定農業者として活躍されています。

 研修では早朝よりトマトなど野菜の収穫、調整、直売所への出荷を行い、ブロッコリーなどの定植作業も経験させていただいたようです。

 次に中上農場。中上さんは本校の卒業生でもあり、親方農家として多くの研修生を輩出されている、三田の中心的な農家です。将来農業系大学への進学後、就農もしくは関連産業への就職目指している、3年生のH.Hくんが研修を行いました。

 実習ではキュウリの子づるとり、ナスやピーマンの収穫、トマトの下葉とりなどの技術を習得することはもちろん、本人が希望していた二酸化炭素の施用による環境制御についても学んだとのことです。

 次は伊丹市にある阪部農園(ファーム神津)です。伊丹市で水稲に加え、施設トマト、葉物野菜を栽培されています。近くには大阪国際空港もあり、まさに都市型農業を実践されています。将来就農意欲が高く、農業大学校進学後に雇用就農を目指している3年生のY.Sさんが研修を行いました。

 研修ではナスやトマトの収穫袋詰めなどの調整作業はもちろん、イオン伊丹やスマイル阪神などの直売所への出荷、陳列作業も体験させていただいたようで、流通の仕組みについても学ぶことができたとのことでした。

 最後は笠谷農園です。大規模にうるち米、酒米である山田錦を栽培。ヤマノイモや黒大豆(エダマメ)、ウドなどの三田の特産品も栽培されています。さらに約3haの広大な敷地で栗も栽培するなど、三田を代表する篤農家です。農業系の大学へ進学し、将来は果樹園を開園することを目標としている、Y.Rくんが研修を行いました。

 研修では乗用の草刈機を使用した栗園の除草など通常の栽培管理実習はもちろんですが、スマート農業を学びたいという生徒の希望もあり、ドローンを用いた水稲の防除も見学させていただいたようです。10ha以上ある水田の薬剤散布が約4時間で完結する状況を目の当たりにし、機械化の重要性を感じたとのことでした。

 4人とも現場実習はもちろんですが、農家の方々から実際に農業経営していく上での現実的なお話をたくさん聞かせていただいたことで、さらに農業への興味関心が高まったようです。今年度お世話なりました農家の皆様、このような機会を作っていただいた阪神農業改良普及センターの皆様、本当にお世話になりました。ありがとうございました。

人と自然科 夏季休業中も実習授業(総合実習)本当に頑張りました

 8月29日(月)夏休み最終日です。明日から授業が再開されます。あっという間ですね。

 人と自然科の生徒は夏季休業中も資格取得などやイベント、農業クラブの大会など、自身をスクルアップさせる充実した日々を過しましたね。ほんの少し紹介すると・・・

第70回兵庫県学校農業クラブ連盟大会 今年も人と自然科生徒が大活躍!!(後編 大会式典)に関する記事はこちら

フォークリフト技能講習に関する記事はこちら

阪神梅田本店にて 夏休みふれあい体験広場アレンジメント体験実施に関する記事はこちら

第70回近畿学校農業クラブ連盟大会意見発表会 最優秀賞受賞 全国大会出場決定!!に関する記事はこちら

 これ以外にもたくさん記事を載せていますので、少しブログをさかのぼってみてみて下さい。

 さて、上記の学びや活躍以外にも、人と自然科は夏休み中『総合実習』(別名:農場当番)という授業があり、当番の生徒が農場の作物の管理実習を頑張りました。少し振り返ってみましょう。たとえば・・・

 9月に収穫、販売を迎えるブドウの枝の管理作業や

 校内の樹木管理

  野菜の収穫や販売や・・・

  秋に向けた野菜苗の定植

  この時期やっかいな雑草の除草

  そして改修された大温室内

有馬高校のシンボル 大温室がパワーアップして生まれ変わりましたに関する記事はこちら

 その温室に熱帯果樹ゾーンを造成するために、バナナの苗や

パパイヤの苗を定植

 そして秋の農業祭に向け、草花苗の播種や鉢あげ

  さらには農業と環境の授業で栽培し、同じく秋の農業祭で販売するハクサイの播種

  そして同じく秋の農業祭で販売する、イネ(モチ米)の観察(出穂期で稲の花が咲いていますね。)

 などなど、ここには書き切れないほどの実習を頑張りました。このような実習は、生きものを相手に学んでいる農業系学科の特色でもあります。

 酷暑が続く中、さらには新型コロナウィルスの蔓延が広がる中のマスクの着脱などで心配された熱中症。こまめな水分補給や生徒自身の体調管理が功を奏し、夏休みの実習中熱中症になった生徒は1人もいませんでしたね。自己管理も大切なスキルの一つです。

 そして実習最終日の実習が終わった後、新型コロナウィルスの感染防止対策を十分行った上で、農場長からスイカの振る舞いがありました。

 新学期に入っても人と自然科団結して頑張りましょう。

産学連携 新名神高速道路宝塚北SA 本校生徒が考案した新メニュー販売スタート(表彰式)&アレンジ体験会開催

 8月28日(日)新名神高速道路宝塚SAにて、西日本高速道路サービスホールディングス株式会社様による、高校生考案メニュー表彰式&フラワーアレンジメントコサージづくり体験が行われました。

 西日本高速道路サービスホールディングス株式会社様と有馬高校は3年前から産学連携の取り組みとして、地域資源である地場食材を活用し、地産地消や地域の魅力発信を目的にサービスエリアのメニュー開発を生徒が行っています。今年は『ハイウェイの宝塚SAで”お宝食材”としてPRできるメニュー』をテーマに、昨年12月から開発をはじめ、人と自然科、総合学科の19チームが考えたメニューの中から今回『三度(みたび)楽しい!丹波地鶏と黒枝豆のひつまぶし丼』が選ばれ、この日表彰式が行われました。

 今回メニューに選ばれたのは、人と自然科3年生 M.Uさん、S.Kさん、T.Hさんの3名、チーム『農ガール』です。表彰会場にはたくさんの方が足を止められ、見守ってくださいました。

 西日本高速道路サービスホールディングス株式会社関西支社長様より賞状と副賞のお食事券が授与されました。

 そして受賞者を代表してM.Uさんより、『地域の食材をふんだんに使ったひつまぶし丼をたくさんの人に食べてもらい、魅力を知ってほしいです。メニューに採用してくださりありがとうございました。』との挨拶がありました。

  そして受賞者試食会です。自分たちで何度も試作したようですが、プロの料理人が仕上げると想像以上に美味しかったとのこと。見た目も鮮やかですね。

 『三度(みたび)楽しい!丹波地鶏と黒枝豆のひつまぶし丼』は、『丹波朝霧地どり』と『兵庫県産黒枝豆』を使用した兵庫の魅力を存分に感じることができるメニューです。山椒やネギなどの薬味と、昆布茶が付いており、3通りの食べ方が楽しめます。

 ブログ作成者も食べさせていただきましたが、甘辛く、そして香ばしく焼きあがった地鶏がこれでもか!!と乗っかっており、錦糸卵との相性は抜群。ボリューム満点ですが薬味と昆布茶があるのでさらっと食べられます。これが920円とは・・・コストパフォーマンスも抜群です。

 

 食べ終わった後、考案者自ら呼び込みを行いました。

  店頭だけでなく、館内放送にも挑戦。最初は緊張していましたが、回数を重ねると落ち着いて話をすることができましたね。

 この日は販売を記念して、フードコートを利用した方にガラポン抽選会も企画され、たくさんの方がひつまぶしを選んでくださり、約1時間で限定30食を達成しました。

 終了後には、料理長様と支配人様との座談会も実施。メニューに選ばれた理由や、SAレストランでのメニュー開発の苦労、こだわりなど熱いお話を聞かせていただき、『今回皆さんが考えてくれたメニューも含め、我々ばまたこれを食べたいと戻ってきてくれる料理の提供を目指しています・・・』という言葉が印象的でした。

 そして新メニューの販売を記念して、宝塚SAでもう一つ行われたのが・・・

 有馬高校人と自然科の生徒によるフラワーアレンジメントコサージづくり体験です。夏休み最後の日曜日。偶然宝塚SAに立ち寄られた皆様にサプライズプレゼント。限定50名に無料で(西日本高速道路サービスホールディングス株式会社様のご厚意です)体験していただきました。

 人と自然科農業クラブフラワーアレンジメント班に所属している2年生5名が対応。先日も阪神梅田本店にてアレンジメント体験会を行うなど、精力的に活動しています。

阪神梅田本店にて 夏休みふれあい体験広場アレンジメント体験実施に関する記事はこちら

 わかりやすい言葉を使って、目線を合わせて、身振り手振りも交えながら優しく教えていましたね。16時前には50名に到達。表彰式&販売開始イベントを盛り上げました。

 さて、本日より販売が開始された『三度(みたび)楽しい!丹波地鶏と黒枝豆のひつまぶし丼』は、令和5年3月31日まで宝塚北SAのフードコート『西谷食堂 花ぐるま』にて一日限定30食で販売されます。新名神高速道路をご利用の際はぜひお立ち寄りいただき、有馬高校の生徒が考案した、地域愛たっぷりのこだわりメニューをご賞味ください。

 

人と自然科 第70回近畿学校農業クラブ連盟大会意見発表会 最優秀賞受賞 全国大会出場決定!!

 8月24日(水)~25日(木)第70回近畿学校農業クラブ連盟大会が開催され、7月の兵庫県学校農業クラブ連盟大会意見発表会分野Ⅱ類(開発・保全・創造)にて最優秀賞を受賞した人と自然科3年生M,Tくんが、兵庫県の代表選手として出場しました。

 第70回兵庫県学校農業クラブ連盟大会 競技会当日に関する記事はこちら

 第70回兵庫県学校農業クラブ連盟大会 大会式典 結果発表に関する記事はこちら

 農業クラブ連盟大会は別名「農業高校の甲子園」「農業高校のインターハイ」とも呼ばれており、全国の農業高校に所属する約9万人の生徒は10月に開催される全国大会に向け、日頃学んでいる農業に関する知識や技術、研究成果を競い合います。

 兵庫・大阪・和歌山・滋賀・奈良・京都の各府県大会で最優秀賞を獲得した選手が集う今年の近畿大会は大阪府で開催される予定でしたが、新型コロナウィルス感染拡大により急遽DVD審査に変更。開会式や大会式典もオンラインでの開催となりました。実習室に準備したモニターを前にスタートです。

 大阪府連盟クラブ員の司会により開会式スタートです。近畿学校農業クラブ連盟会長より、直接会うこと、交流することができなかった悔しさと、大会まで練習を重ねてきた選手へのねぎらいの言葉がありました。

 開会式のあとは最優秀賞者発表のリハーサルです。発表競技で最優秀賞を獲得した選手は、翌日の大会式典で発表を披露するのが農業クラブ競技会の伝統です。今回はオンラインでの開催ということで最優秀賞を獲得したらテレビ会議システムを通して発表します。参加選手全員が最優秀賞を獲得したつもりでリハーサルを行いました。

 そして、競技会スタート。大阪でDVD審査が行われているのと同時にすべての発表がYouTubeに限定公開され、お互いの発表を視聴しました。

 そして、本校生徒の発表も映し出されました。客観的に見て・・・出し切りましたね。

 あっという間に一日目の日程は終了。結果発表は翌日の大会式典です。

 そして14時間が経ち・・・大会2日目 大会式典です。

 

 近畿学校農業クラブ連盟成人代表より結果発表。オンラインでの発表会場には校長先生、教頭先生、担任の先生も駆けつけてくださり、固唾をのんで見守ります。

 結果は最優秀賞。全国大会出場決定です。みんなでガッツポーズと拍手で喜びました。

 そして最優秀賞者発表。最優秀賞獲得の速報を聞いた職員室の先生方が新学期前の業務で忙しい中、実習室に集まってくださり、発表を聞いてくださいました。みんな応援してくれていたんですね。本当にいい学校ですね。

 近畿ブロックの代表にふさわしい力強い発表でしたね。最後は閉会式。全国大会に出場する選手への激励のことばで近畿大会は終了しました。

 M.Tくん、全国大会出場おめでとうございます。10月25日~27日に北陸3県で開催される全国大会では、全国制覇を目指し頑張りましょう。

 農業クラブ全国大会北陸大会公式HPはこちら 

 応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。これからも、人と自然科生徒の活躍にご期待ください。