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人と自然科 農業クラブ 新しい農業を目指す高校生等の集いに参加しました

 11月9日(木)県立丹波の森公苑にて、第58回新しい農業を目指す高校生等の集いが開催され、有馬高校人と自然科からも1・2年生の生徒14名のクラブ員(生徒)が参加しました。

 

 この事業は県内に11校ある農業学科を持つ高校、そして兵庫県立農業大学校の生徒が集い、地域で先進的な取り組みを行っている農業経営者からの講演、さらには各分科会に分かれ、先輩農業者を囲み質疑応答・討論を行うことで将来の進路に生かそうという会で、県内から就農や農業関連産業への就職に興味を持っている生徒が193人が集まりました。

 近年人と自然科には農業に興味関心を持った生徒が多く、卒業後の進路においても農業や農業関連産業への就職を目指した、4年生大学、農業大学校への進学が多くなっています。

令和4年度人と自然科 進路実績はこちら.pdf

 ちなみに今年度も、すでに2名の人と自然科の生徒が、農業・環境分野の国公立大学の合格を手にしています。(詳しくは今後のオープンハイスクールなどで紹介します。)

 開会式では兵庫県学校農業クラブ会長挨拶の後、丹波副市長や兵庫県農業青年クラブ連絡協議会の副会長様、からの励ましの言葉を頂きました。

 

 開会式の後、午前中は株式会社プラスリジョン 代表取締役の福井佑実子さんから「今なぜ世界各国で有機農業が注目されるのか?~自分の生活に影響ある?ない?なぜ?~」をテーマに講演をいただきました。

 

 福井さんは現在、株式会社プラスリジョンの代表として、分野横断的ネットワークを活かしながら、有機農業(オーガニック)の推進に尽力されています。また、社員食堂やメタボ対策メニューのプロデュース実績も豊富にあります。講演では食糧問題は日本だけではなく、 国際的な問題であると話をされていました。そしてこの状況を改善するために、有機農業を活用することにより、持続可能な社会を未来につなげていきたいと熱弁されていました。

  講演後参加した生徒に感想を聞くと、農産物の生産だけでなく加工品にまで、つまり畑から食卓まで有機的なつながりを構築することで初めて有機農業といえるという福井さんの言葉がとても印象的で、持続可能な農と食を考え、オーガニックを実践する重要性を感じることができたとのことでした。

 

 昼食を挟み、午後からは分科会です。水稲、黒大豆・水稲、小豆、山の芋・肉用牛繁殖・野菜、酪農、農産加工・雇用就農の5つの分科会に分かれ、先輩農業者との座談会を行いました。 生徒は自分が興味のある分科会に分かれて参加します。

 「農業の経験に加えて他産業でも経験を積み、計画をしっかり立てて望んで欲しい」「責任ある行動と心がけを持つことが大切」「やらない後悔よりやる後悔」「技術の習得には多くの情報を収集し、自ら考えて取り組むことが大切」「若手農業者に行政から様々なサポートがある。しっかり活用して農業に挑戦して欲しい」などなど、先輩の業者からの熱い言葉に参加した生徒もかなり刺激されたようです。

 

 分科会の後は全体会。各分科会の報告があり、有馬高校の生徒も第5分科会の代表として全員の前で堂々と発表しました。

 

 そして兵庫県立農業大学校や森林大学校の紹介、そしてひょうご就農支援センターより、新規就農に向けた兵庫県のサポート体制などの紹介がありました。

 

 最後は参加者全員で、FFJの歌(全国の農業高校生が歌える歌)を歌います。引率の先生によると有馬高校の生徒が一番大きな声で歌っていたとのこと。さすがです。誇らしいですね。

 

 参加したみなさん。充実した1日となりましたか。将来の進路実現にの参考にしてください。

 

 運営を担当していただいた氷上高校の皆さん。ありがとうございました。

人と自然科 令和5年度秋の農業祭 ご来場ありがとうございました

 11月11日(土)令和5度秋の農業祭が盛大に開催され、多くの地域の方、卒業生みなさんに来場いただき、無事終了しました。

 令和5年度秋の農業祭ポスター.pdf

 この日に向け、人と自然科の生徒、職員一丸となり準備を進めてきました。

 秋の農業祭まであと4日  今年も花の寄せ植え販売します・・・に関する記事はこちら 

 秋の農業祭まであと3日 ハニーFMで全国大会の報告&農業祭の宣伝をしました・・・に関する記事はこちら

 秋の農業祭まであと2日 品評会展示用ハクサイの収穫を行いました・・・に関する記事はこちら

 秋の農業祭まであと1日 雨の中準備を頑張りました・・・に関する記事はこちら

 上記報告のとおり前日は、当日の天候も少し心配でしたがふたを開けてみれば晴れ間も見えるなど絶好の農業祭日和となりました。生徒によっては朝早くから登校し、販売に向け最後の準備を頑張っていました。

 販売所にもたくさんの野菜やお花が並び準備万端です。

 8時30分、販売開始を前に、全員が集り開会式です。

 校長先生、育友会会長様から激励の言葉、そして生徒代表農業クラブ会長より、皆にマイクを向けながら『いよいよ秋の農業祭です。みんなで楽しみましょう。そして各自が自分のやるべきことに取り組み頑張りましょう。』との挨拶がありました。

 販売所にはあちこちで大行列が・・・当日はたくさんのお客様(推定訳1200名)の方にご来場いただきました。(駐車場も一時満車となり、お待ちいただく時間もありました。長時間並んでくださいましたみなさま、本当にありがとうございました。また数量制限にご協力いただきありがとうございました。)

 販売開始の9:00。農業クラブ会長が鳴らす鐘の音で販売スタートです。生徒がお客様を誘導します。

 野菜部門では人気のハクサイ、ダイコンを中心にどんどん売れていき、ブロッコリーやセロリーなどが次々売れていきました。そして販売開始から約2時間用意していた野菜はすべて完売してしまいました。(ご購入いただけなかった皆さま。本当に申し訳ありませんでした。)

 

 草花部門では、地域の方が毎年楽しみにされているパンジー、ビオラのポット苗。温室いっぱいに準備したポット苗がどんどん減っていきました。

 

  農業と環境&果樹と緑コーナーでは、毎年大人気のもち米が今年も30分で完売。生物活用&果樹と緑で調整したギンナン、カキ、そしてパパイヤは完売してしまいました。そして隣に設けられた卒業生コーナーでもジャンボピーマンやコマツナ、トマト、サツマイモ・・・なども飛ぶように売れていきました。

 

 そして今年3年ぶりに復活&パワーアップした、焼き餅入りぜんざい。1年生の生徒が栽培したもち米で餅をつき、炭火で炙った餅をぜんざいで煮込んで提供。予想以上の売れ行きで、あっという間に器が無くなり、販売終了・・・。来年はもっと準備しておきます。

 農業と環境の授業で栽培したモチ米が稲刈りを迎えました・・・に関する記事はこちら

 環境&果樹と緑コーナーも大盛況。畑から掘り出して販売する大型ハボタン、ガーデニングで作った寄せ植え、ゴールドクレストを装飾したクリスマスツリー、ポインセチアをたくさん購入していただき、運搬係の生徒は大忙しです。

 

 また、農業クラブフラワーアレンジメント班の生徒によるコサージづくり体験も大人気。子供から大人まで多くの方が体験に挑戦してくださいました。

 

 農業クラブコーナーでは、缶バッジやTシャツなど、有馬高校人と自然科オリジナルグッズの販売はもちろん、こちらも3年ぶりに復活!!ポン菓子実演販売です。笛の音と『大きな爆発音が鳴ります』の掛け声で一気に圧力を抜き、膨張させます。大きな音が鳴り響くたびに会場は大盛り上がりです。

 このように人と自然科の生徒が様々な場所でそれぞれが与えられた役割を果たしながら一生懸命農業祭の運営を頑張っていると・・・・やはり出てきてくれました。人と自然科オリジナルキャラクター『ひとっしー』です。生徒が頑張ってくると現れる妖精さんです。たくさんの人と一緒に写真撮影を楽しんでいました。

 

 展示コーナーも課題研究発表模造紙や農業と環境のダイコン・ハクサイの展示に加え、今回初めて開放した大温室の見学コーナーでは、2年前から栽培を始めたパパイヤ、フィンガーライム、アボカドを実際に見ることができ、さらに現在バナナが実がついている光景も見ることもでき、たくさんの方に見学いただきました。

 充実した時間もあっという間に過ぎ、農業祭は終わりを迎えました。みなさん充実した時間が過ごせましたか?自便がやるべきことを考え、主体的に行動できましたか?

 閉会式では教頭先生、育友会会長様より、大成功となった農業祭での生徒の頑張りに対し、お褒めと感謝の言葉をいただきました。また農業クラブ会長より、『3年生の皆さん 最後の農業祭楽しかったですか?1・2年生の皆さん農業祭頑張りましたか?週末しっかり体を休めて、週明け全員が農業祭の振り返りレポートを提出しましょう』との挨拶がありました。

 

 最後に各クラスごとに記念写真。3年生はこの農業祭が最後の大きなイベント。もしかしたら最後になるかもしれないクラス写真です。強いリーダーシップで後輩を引っ張ってくれました。大きなイベントをやり切り、みんな充実した顔をしていますね。ここから卒業までの残りの高校生活・・・びっくりするくらい、あっという間に過ぎていきます。いよいよラストスパートです。

 

 今回農業祭を様々な面からサポートいただきました育友会の皆様、イベントを盛り上げてくださった人と自然科OBの農家の皆様、高等特別支援学校、ひまわり特別支援学校の皆様、ほんとうにありがとうございました。 

 なお、秋の農業祭はこれで終わりましたが、今後も草花温室ではパンジーやビオラなどのポット苗に順次花が咲いていきます。またハボタン・ぎんなんなどももう少し残っています。来週13日月曜日から平日の9:00~16:00の時間(生徒が頑張って実習をしている時間にはご配慮ください。)随時販売していきます。無くなり次第終了となります。

 R5農業祭終了後花販売について.pdf

 ご入用の方はぜひ農場に足を運んでみてください。

人と自然科秋の農業祭まであと1日 雨の中準備を頑張りました

 有馬高校人と自然科で最も盛り上がり1日、秋の農業祭までついにあと1日となりました。前日準備の日の予報は雨でしたが、スタートの3時間目から小雨~曇りとなり、人と自然科全員で準備を行いました。

 まずは1年生。昨日のハクサイに続き、ダイコンの収穫です。

 秋の農業祭まであと2日 品評会展示用ハクサイの収穫を行いましたに関する記事はこちら 

有馬高校で栽培している品種は『YRくらま』です。収穫適期の見分け方は、胚軸(地上に突き出している部分)が約10cm突き出し、その直径が約7cmとされています。しっかり見分けて抜きましょう。

 

 立派なダイコンが収穫できました。今年のダイコンはみんなおおきいです。最高の出来です。

 

 収穫したダイコンは、ダイコン洗い機で洗浄し、重さなどを計測し収量調査を実施した後・・・

 

 品評会会場に展示しました。農業祭当日にはハクサイ・ダイコン共に金賞・銀賞・銅賞のリボンが付けられます。果たして誰が金賞を獲得するのか。品評会会場は農業棟1F廊下です。是非ご覧下さい。

R5秋の農業祭配置図.pdf

 

 秋の農業祭ではダイコン以外にもハクサイやキュウリやターサイなどの野菜類

 

 パンジー・ビオラなどの草花苗、ハボタンやポインセチア、観葉植物などの鉢物類

 

 3年生の課題研究模造紙発表や、夏季休業中に作成した雑草標本や自由研究の優秀作品

 授業で作成したハロウィンカボチャ、人と自然科の生徒が1年間様々な場面で活躍し、獲得した賞状や盾、トロフィーの展示、昨年から栽培研究を始めた青パパイヤの販売

 

 寄せ植え販売、食品バザー、フラワーアレンジメント体験・・・などなど、ここでは紹介しきれない様々な催し物があり、人と自然科の生徒を中心に有馬高校の生徒・職員が一丸となり、地域の皆さまをおもてなしいたします。販売は9:00~13:20、野菜などはなくなり次第販売終了です。車でお越しの方は正門より入場していただき、係の指示に従ってください。詳しくはこちらのポスターをご覧ください。

R5秋の農業祭告知ポスター.pdf

 皆様のお越しを心よりお待ちしております。

秋の農業祭まであと2日 品評会展示用ハクサイの収穫を行いました 

 秋の農業祭までいよいよあと2日となりました。

 R5秋の農業祭告知ポスター.pdf

 本日も農業祭に向け、各学年とも実習で準備です。昨年から生産をスタートした青パパイヤの収獲、カキの袋詰めなど販売する農産物が揃ってきましたね。気になる天候ですが、農業祭当日は曇りの予報ですが、どうやら明日の前日準備は雨の予報です。急きょテントもたてることにしました。

 さて、秋の農業祭は農産物販売だけでなく、3年生課題研究模造紙発表を初めとした学びの成果発表の場でもあります。中でも毎年人気なのが1年生農業と環境の授業で栽培しているハクサイ・ダイコンの品評会です。

 人と自然科教育課程表はこちら.pdf

 自分の担当区が設けられ、8月の播種から収獲まで責任を持って栽培し、生産技術を習得します。農業祭では自分で栽培したハクサイ・ダイコンで最も自信があるものを展示し競います。

 夏季休業中の実習授業その3 ハクサイの栽培がスタートしました・・に関する記事はこちら

 秋の農業祭に向けハクサイ・ダイコンの生育順調です・・に関する記事はこちら

 この日はいよいよ最高の一玉を選びます。まずは先生から、収獲適期の見分け方や安全な鎌の使い方や調整の仕方を学びます。

 それでは選びに行きましょう。ハクサイを軽く上から押さえてみて、ふわふわしていなかったらOKです。

 そして外葉を下に折り、ハクサイを斜めにして、鎌の先端で一気に収獲します。

 とっても立派なハクサイですね。

 最後にハクサイを脇に挟み、鎌で切り口を整えていきます。これが結構難しい・・・かなり時間がかかっている生徒もいましたね。

  展示の前に収獲した自慢のハクサイを調査しましょう。上皿ばかりで重量を測定します。平均2~3kg、大きな生徒で5kgを超えている生徒もいましたね。

 そしてかっこよく展示台に陳列しましょう。明日はダイコンを収穫し、隣に展示しましょうね。

 1年生自慢のハクサイ・ダイコンは、農業棟1階廊下に展示しています。立派なハクサイ・ダイコンには当日は金・銀・銅のリボンが付けられています。楽しみですね。また、展示した以外のハクサイ・ダイコンは野菜コーナーにて販売します。

R5秋の農業祭配置図.pdf

 自慢のハクサイ、是非買って下さいね。皆さまのお越しを心からお待ちしております。

秋の農業祭まであと3日 ハニーFMで全国大会の報告&農業祭の宣伝をしました

 秋の農業祭まであと3日、ハボタン苗の調整やカキの収獲、ダイコン、ハクサイの品評会に向けた展示台の準備など、農業祭に向けラストスパートです。

 さて、農業祭を前にした11月7日(火)、ハニーFMの「放課後ラジオ」のコーナーに、人と自然科の2、3年生の生徒4人が出演し、先日出場した農業クラブ全国大会の報告と、秋の農業祭の宣伝を行いました。

 

 まずは「第74回日本学校農業クラブ全国大会熊本大会」の意見発表会と農業鑑定競技会に出場した3年生2人の登場です。

 農業クラブ全国大会熊本大会に出場・・・に関する記事はこちら

 大会報告の後、全国大会に出場した感想として、2人とも目標には届かなかったが悔いのない戦いができたとのこと。最後に将来の目標して「保育士になる」「大学で生物農薬を研究する」と力強く答えてくれました。

 

 次は農業クラブ会長&副会長の2年生コンビにバトンタッチです。11月11日(土)に有馬高校で開催される「秋の農業祭」の告知をしました。

 R5秋の農業祭告知ポスターはこちら.pdf

R5秋の農業祭配置図はこちら.pdf

 今週末の農業祭に向け、農業の実習授業で様々な準備を行っていることを報告し、農産物としては1年生が丹精込めて栽培したハクサイ・ダイコン、そしてみんなで鉢上げしたパンジー・ビオラなどの草花苗、そして果樹と緑、生物活用の授業で調整したギンナンがおすすめとのことです。さらに、農業クラブが3年ぶりに復活させたポン菓子の実演も紹介し、是非買いに来て欲しいとアピールしました。 

 

 4人とも最初は緊張していましたが、徐々に慣れ、おしゃべりがとても上手で、人と自然科のアピールをしっかりしてくれましたね。

 

 11月11日(土)の農業祭、皆さまのお越しをお待ちしています。